【高校サッカー観戦記】ライバルを応援できる強さ

1月5日、高校サッカー選手権を観戦しに等々力競技場に行った。お目当ては2017年シーズンからガンバ大阪へ入団が内定している東福岡高校の高江麗央選手。生でプレーを観たのは初めてながら、プレーエリアも広く、状況判断に優れた好プレーヤーだった。スピードがあり、ドリブル突破という武器を持っている事からサイドでボールをもった時の雰囲気もある選手で、数年後にトップチームでも活躍するだろうなと思わせるポテンシャルを感じた。

そんな高江選手よりも印象に残った選手がいた。それはスタンドで応援する“ベンチ外”の選手達だ。普段、Jリーグを見慣れている私でも彼らの声量と一糸乱れぬアクションには毎年驚かされる。ベンチ外という悔しさを押し殺してライバルでもあるチームメイトを応援する事に対する心の葛藤も想像すると尊敬の念は深まるばかり。「For The Team」の精神を学び実践した彼らはきっと社会に出てからレギュラーを掴むに違いない。彼らに幸あれ。


我が地元である大阪代表:東海大仰星の躍進にも拍手

■高校サッカーで学んだもの

ちなみに私も元高校サッカー部員である。弱小高校だったのでスタンドで応援する経験はないのだが、代わりに自分が出ていない試合は保身(レギュラーを守る)のためにチームの敗戦を願うようなメンタリティが身に付いた。東福岡の応援を観ながら「高校サッカー部時代に私は何を学んだのだろう」と自問自答すると虚しくて涙が出そうになった。試合に出るだけが全てじゃないし、そこがゴールでもない。今の私は会社で同僚の成功の心から応援できるだろうか・・・。

また、高校サッカー部時代にはレギュラー外の選手達を中心にコーチ解任を目的としたクーデーターも起きている。理由は「自分達のプレーが見られていない(Aチームばっかり見ている)」「試合中、指揮する態度が悪い」「練習内容の効果が疑わしい」・・・etc. 結果は選手達の意見が通り、コーチは解任された。こんな事が普通に起きてしまう“ぬるい”環境で育った私。「高校サッカー部は理不尽を学ぶところ」とは某解説者の言葉だが、前述のような不満は社会では当たり前に発生するし、理不尽への免役がない自分は今後社会でやっていけるのか不安になった。

大人になった今でも、高校サッカーから学べる事は多い。

関連記事:「最後のロッカールーム」での嘘泣きから10年が経って ~高校サッカー備忘録~




コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURL:
http://7additionaltime.jp/tb.php/900-2ccbb680