超地域密着とグローバル展開 ~アミティエスポーツクラブを見学して~

アミティエ・スポーツクラブ」をご存知だろうか。関西を中心としたスポーツスクールである。関西を離れて10年近くなるので最近の評判は知らないのだが、関西ではそこそこ知名度があるクラブである。個人的には学生時代の就職活動で入社試験を受けた事があるという縁もある。他社の面接と日程が重なって途中で辞退したが、理念が素晴らしく好感度の高い会社という印象が残っている。

そして、これまた何の縁か現在のアミティエの社長が学生時代にスポーツビジネスについて色々教えて頂いた方であるという繋がりもあり、先日アミティエのサッカートップチームの試合を見学させてもらいに西京極陸上競技場にお邪魔してきた。


パワーアップした西京極の電光掲示板


スタグル「フジヤマプリン」


京都らしく「宇治抹茶」味を選択

アミティエトップチームは現在、関西リーグに所属している。選手はスクールのコーチでもあり、サポーターはスクール生である子供と保護者という実にアットホームなチームである。お弁当を食べながら観戦するゆるい空気感のスタンドで「◯◯コーチ頑張れー!」と子供の声援が飛ぶ光景はJリーグとは違った素晴らしい週末の在り方だった。


現在、関西サッカーリーグ2位でJFL昇格の可能性も


手作りでいい感じのスタメン紹介ボード


入場は無料

ただ、そのスクール活動を軸とした密着感は他者が新しく入りにくい空気感でもあり、蛸壺化となるリスクも抱えているとの事。Jリーグも一時期ゴール裏が排他的であるという批判があったが、コミュニティが強くなり過ぎるというのはどのコンテンツも共通の課題のよう。


試合後に行われる選手との写真撮影会

そんなローカル感溢れるクラブだが、ベトナムに支部がある国際的な一面も持っている。アジア戦略はJリーグだけの話ではないようだ。地域リーグクラブのアジア戦略におけるゴールは何なのかは今度じっくり聞いてみたい。


試合前に行われた熊本地震被害者への寄付金贈呈式。贈呈者が社長(左側)

個人的には上を目指さないローカルで蛸壺なクラブはあってもいいと考える。そういう小規模地域密着のクラブが増える方がJクラブが増えるよりも日本のスポーツ文化的にはメリットが大きいのではないか。Jリーグ昇格だけがゴールではない価値観は今後広がっていくはずだ。

そして、この先、アミティエはどこに向かうのだろうか。やはりアジア展開が気になる。ベトナムの次は検討しているのだろうか。スクールを軸としたスポーツを通じた超地域密着スタイルのアジア輸出?流行りのアジアへのノウハウ提供はトップレベルだけの話ではないのかもしれない。アジアでアミティエのような地域密着クラブが増える…そんな国際貢献の形があったら素晴らしい。



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