【Jリーグ第10節】ガンバ大阪-浦和レッズ@吹田

「再評価」をされる機会って実はあまりない。経験的に再評価のタイミングは「死ぬ」とか「引退する」など評価の対象者が「いなくなる」時が多いと思う。当事者からすれば「何を今更」というタイミング。そういう意味で現役時代に選手が再評価を受けられる「オーバーエイジ」という制度は素晴らしい。

と言うのも、今節のレッズ戦において解説の水沼さんや岡田さんが五輪代表にオーバーエイジ枠で選出された藤春をベタ誉めしていたのだ。藤春のパフォーマンスが特別良かった訳ではないと思うのだが、普段はあまり言及されない「何度も繰り返せるアップダウンの動き」が試合中何度も《再評価》された他、「左利き」「スピードがある」といった基本スペックに対してすら「本格派な左サイドバックが現れた」なんて言葉で持ち上げられていて新鮮だった。

一方、ガンバサポは藤春に厳しい。「バックパスが多い」「守備のポジショニングが不安」…etc.間違いなく愛ゆえの指摘だし、常に課題を意識するメンタリティは成長の源であるとも思うのだが、そればかりでは選手も辛い。たまには見慣れてしまった部分にも目を向け、改めて再評価する事も選手の成長につながるのかもしれない。

■守備重視での勝利に何を想う?

連戦である事も考慮してスタメンを入れ替え。サイドバックに丹羽を置いてのジョンヤ、井手口、阿部と守備が計算できる選手達を起用。高さのあるパトを外してアデミウソンの1トップ起用はレッズがセットプレーからの得点が少ないというスカウティングも考慮しての事か。

展開的にも長谷川ガンバらしい勝ち方。先制点を取って、後半は引き気味に戦って完封勝利。交代カードもアデ→パト、宇佐美→倉田という手堅さ。前節2度追いつかれたという経験もあって最後まで守備意識が高く、攻められている割には安心して観られた試合。久々に阿部やジョンヤを起用して勝てたという点もチームマネジメント的にポイント高し。こういう勝ち方を観ると、宇佐美が夏に抜けた後の攻撃力を心配する一方で、長谷川ガンバらしい手堅さは増して勝ち点は伸びるかもしれないとも思う。

つまらない試合ばかりだけど、勝つ。後半戦のガンバはこれで。

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