日本のサッカー文化に多様性を ~ヨコハマ・フットボール映画祭レポート~

ヨコハマ・フットボール映画祭に行ってきた。毎年Jリーグ開幕前の恒例イベントとして楽しみにしている。参加するのは今年で3~4回目だと記憶しているが、年々規模が大きくなっている。いや、規模というより志という表現の方が正しいかもしれない。単純にサッカーの映画を上映するだけじゃない開催意義がこのイベントにはある。


ヨコハマ・フットボール映画祭のマスコットキャラクター

キーワードは「多様性」

公式HPのイントロダクションページを見ると、その意味を理解頂けると思う。映画を楽しんでもらう事をきっかけに、サッカーの力(媒体力)を駆使しつつ様々なアプローチが行われている。今年の場合は「被災地支援」や「パラスポーツ(障がい者スポーツ)への理解」がテーマの1つになっているのだろう。フットボール映画祭から発信する事で伝わるメッセージがある。


映画上映後にはトークショーも。写真は粕谷秀樹さん

また、同様に多様性が表れていたと思うのが「物販」。あまり詳しいジャンルではないのだが、サッカーにおける「同人誌」が販売されていた。クオリティ的にはプロに近いが、要はファン自身によるマニアックなアウトプットである。タイトルだけ見ても名物サポーター密着映像だったり、スタグルのレシピ本だったり・・・万人受けはしないであろうものばかり。ただ、圧倒的な熱量を感じるし、こういうアウトプットの数が増える事が日本のサッカー文化が成熟するという事だと思う。多様性を認めあえる文化は強い。


販売されるサッカーファンブック①


販売されるサッカーファンブック②

このようなイベントを通じて相互理解を深めるアプローチは≪蛸壷化≫が叫ばれて久しいJリーグ(日本サッカー)にとって重要なはず。サッカーの楽しみ方は多様であるべき。オンザピッチもオフザピッチも価値観が偏り過ぎているきらいがある。Jクラブのオフィシャルマスコットではないカエルの一平くんのようなキャラクターが人気者になれる日本サッカー界には多様性を受け入れるポテンシャルはあるはずだ。


1日劇場支配人に就任したカエルの一平くん


カエルの一平くんグッズ

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