【書評/読書感想】「百年構想のある風景」(傍士 銑太)

「スポーツ文化」とamazonで検索したら出てきた一冊。私自身、学生時代からサッカーを始め、社会人になった今でも週末はフットサルやゴルフをプレーするというスポーツにどっぷり浸かった生活を過ごしている。しかし、年齢に比例してメンバーの招集も、場所の確保も、対戦相手のレベルの合致も難しくなる日本のスポーツ環境を物足りなく感じてるいるのも事実。スポーツがつなぐ友情やコミュニティが、そうした事情で希薄になるのは悲しい限り。同じような事を思った事がある人にはオススメできる内容となっている。

百年構想のある風景

■様々な視点からスポーツ文化発展のヒントを得る

本書はJリーグを軸にスポーツがつなぐ人間関係やコミュニティ、地域の在り方の理想が書かれてあるコラム集。「スポーツを軸にもっと豊かな社会をつくれるはずだ」という提言集でもある。

ただ、本書はサッカー(Jリーグ)の話がメインではなく、「地域社会学本」といった側面が強い中身になっている。「方言」「地元紙」「ラジオ」「駅」「ご当地プレート」「図書館」「空港」といった直接的にはサッカーには関係ないテーマを参考(切り口)に「百年構想」の未来を考えている点が斬新。普段とは違う視点でスポーツ文化を考えるきっかけを与えてくれる。

また、欧州と比べて日本は「地方」があまり重要視されていない事を残念がり、欧州の地方活性化の事例や日本における「ご当地プレート」のように地方(地域)を活性化できるアイデア(ヒント)も沢山紹介されている。

多分、これを読むとJリーグサポーターは今まで以上に地方アウェイ遠征に行きたくなるはず。私もJリーグを通じてもっと日本中を知りたくなった。



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