香港サッカー観戦記~完結編~

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前回の続き。

信頼できる情報を得た私は再びTAXIに飛び乗り、メモを運転手に手渡し旺角大球場を目指します!

「I WANT TO WATCH SOCCER! LET's GO!!」

この旅では運が良かったのかTAXIの運転手は皆気さくな人ばかりで今回のピンチにも「OK! NO PROBLEM! LET's GO!!」(半笑)と車を飛ばしてスタジアムまで連れて行ってくれました。外国に行くとバスの乗り方とかはよく分からないのでTAXIは非常に便利な交通手段です。しかも、香港のTAXIは物価はあまり変わらないのにも関わらず安い!日本のTAXIも外国人割引なんて制度を作ると外国人観光客に喜ばれるのではないでしょうか?

そして、約20分後運転手から「THIS ONE.」のセリフと共に大きな塀に囲まれた建物の前に降ろされます。なんか汚いです。小さいです。人通りも少ないです。

「ここがスタジアム?本当にここで試合があるのだろうか?」再び嫌な予感が僕を襲います。香港サッカーは世界的には無名とは言え、香港国内の若者の服装(ゲームシャツ)やサッカーTV番組の多さから人気スポーツだと思い込んでいただけにスタジアムのショボサと人通りの少なさに違和感に似た不安を感じていたのです。

入口を探すためにスタジアムの周りをうろうろする事10分。ようやく開いている扉を発見します。HKFAと書かれたシャツを着ている人を発見!この時だけはなぜか本能的に瞬間的にHKFAが香港サッカー協会と理解し、少しほっとします。「あぁ、ここで試合があるんだ。」

「I WANT TO WATCH SOCCER!」

その日だけで何回使ったであろう定番の英語をHKFAの人にもぶつけます。僕の英語の発音が文法がどれだけ間違っていようと関係ありません。大切なのはサッカーを見たいという気持ちを伝える事。ソウルコミュニケーションです。

もちろん、サッカーを愛するもの同士心が通い合った僕達は入場の手続きを進めます。まず、このスタジアムで試合が行われる事を確認した後、チケットの値段を聞きます。席の種類は2種類あることを教えられます。20ドルか40ドル。(1ドル=15円)

「20ドルの方をくれ」と言いかけた瞬間HKFAの人が「ARE YOU JAPANESE? 40! GO!GO! 」的な事を言い出し半ばムリヤリ40ドルチケットを買わされます。苦笑。まあ、安いからいいけど。日本人って海外どこ行ってもこんな扱いなのか・・・。

スタジアムの中に入ると私は3つの事に絶望感を与えられる事になります。

①すでに試合が始まっている。

キックオフに立ち会えなかった悲しみは皆さんなら理解してくれるはず。スコアは2-2.得点シーンも見逃してるし。

②客が私を含めて20人いない。

香港リーグはここまで香港の人に無視されているのか・・・。皆ヨーロッパサッカーしか見てないのか?潰れる・・・香港サッカーは間違いなく潰れる。日本もJリーグ開幕前はこんなんだったのかな?とか考えると選手たちが可哀想に思えてきたのです。

③選手が中年ばかり。

本当はこのへんで自分の勘違いに気がつくべきなのかもしれませんが・・・。選手が中年ばかりなんですよ。お腹が出てたり、禿げてたり。運動量もびっくりする位少なくて両チームとも最終ラインは自陣ゴール前で間延びしまくりでプレスもまったくかからない。なんなんだ?このサッカーは・・・と。ただ、ユニフォームはしっかりしてたし、電光掲示板も使われていたし、審判もいたし、HKFAの人もちゃんと監視していたので「あぁ、香港リーグはこんなもんなんだ」と自分に言い聞かせたのです。

結論から言うとこの試合は前座試合でした。笑。スタジアム到着後20分くらいはボケーとその試合を眺めていたのですがこの試合の観戦に我慢できなくなって近くにいたHKFAの人に聞いたのです。本当の試合はサッカー雑誌に書かれていた通り3時から行われると。アマチュアと分かれば全然見れるものです。プロの試合が始まるまでの2時間コンビニで買ったお弁当を食べながら試合を見たり、日本から持ち込んだサッカー批評を読みながら時間を過ごします。休日に海外のサッカースタジアムでこんな時間の過ごし方をするのはある意味贅沢だなぁ~なんて思いつつ。

プロの試合のキックオフ30分前くらいからゾロゾロと観客が増えはじめます。客層は日本でいうと競馬場に来る様な雰囲気のおじさん達が中心。服装もユニフォームを着ている人はコアなサポーター数十人といった感じで後はヨレヨレTシャツの中年が中心です。ヨレヨレTシャツは万国共通です。今考えると女性はホント少なかったなぁ。若い人も少なかった事も気になるなぁ。スタジアムの規模もそうですが客層、応援スタイルも西成の長居第二陸上競技場と似ていました。先日、長居第二に徳島の丹羽を応援しに行った時には観客のヤジを中心とする応援スタイル(ゴール裏じゃないよ)に北大阪の人間である私はカルチャーショックを受けましたが香港でも同じような感じ。言葉は分かりませんが何かしらヤジを飛ばして近くにいる中年男性陣が笑うという流れが試合中に何度も繰り返されます。多分、下品な事言っている気がします。そういうのって笑い方で分かりますよね。

キックオフ直前。目の前に座っていた大学生くらいの男の子がこっちをチラチラ見てきます。チラチラ見ること5分、決心が付いたのか何か話しかけてきました。まったく理解できません。

「I'm sorry. I am a Japanese. I cannot understand the Cantonese. Will you talk in English?」

すると向こうの人は結構英語も話せるみたいで英語で話してきました。

・・・英語も理解できません。苦笑。

完全に向こうは「お前が英語って言ったんやんけ!」みたいな顔してました。笑。ごめんよ、少年。

それでもカタコトの英語で注目選手やどっちのファンなのかなどを話して時間を過ごしていると、キックオフ。

香港=レベルが低いという固定観念で物を見るのはもったいないと思っていた私はポジティブな気持ちでキックオフを迎えます。外国人選手もいたし、クラブチームと代表チームのレベルは比例しないので。

が、そんな気持ちはすぐ忘れました。レベルは低かったです。国見高校の方が確実に強いです。メモを取りながら試合を見ていたのですが気がつくとネガティブな事ばかりメモしていて粗探しみたいになっていました。いかんいかん。純粋にサッカーを楽しまなくてはもったいない。そう考えるようになってからはメモを取るのは止め、サッカーに集中するようにしました。結果は4-3でホームチーム和富大埔の勝利!和富大埔はボールは常に支配される苦しい展開でしたがカウンターが冴え効率よく得点。審判にも助けられPKもらったり相手選手を退場させたりホームアドバンテージを感じまくり。前半2-0.後半になっても10人の相手に4:6くらいの割合でボールを支配続けれれるもカウンターセットプレーで追加点.その後3失点くらうもなんとか耐えて4-3.

試合の詳細はHKFA→http://www.eaff.com/j/10fa/fa04/league.html

以下、試合の感想箇条書き。

○多分、ピッチが日本のスタジアムより小さい。客席とピッチの距離近すぎ。日立台より近い、多分。

○自陣でノールックパスを連発する選手。

○シュミレーション連発。しかし、半分はファールの判定。皆こけまくる。笛鳴りまくる。

○三人目の動きなし。だから、ボールが動くスピードかなり遅い。

○ドリブルを試みる選手いない。

○DFラインの上げ下げかなり遅い。自分の高校時代を思い出す。

○前半終了の笛と同時に花嫁、花婿入場。ハーフタイムに結婚式。

○前半試合していたホームチームの選手達も祝福。一緒に記念撮影。

○ちなみにホームチームは前半ロスタイムに失点しており雰囲気は最悪。

○けど、笑顔。えらい。

○後半はホームチームサポーターがたくさんいるゴール裏的場所に移動。少年に別れを告げる。

○ホームチームサポーターコールリーダーは若い女性。とても元気。地声でも十分すぎるのに途中から誰に借りたか拡声器を使い出す。

○耳痛い。

○HKFAの人が注意。女の子しょぼん。

○けど、地声で再びコール。拡声器とあんまり変わらない気が。

○4-3でホーム勝利。点数いっぱい入って面白い試合。

○けど、審判明らかホーム寄り。

○PKに相手退場にやりたい放題。

○女コールリーダーがHKFAと人となぜか握手。

○得点シーンは両チームとも毎回ほぼ同じ。同じ形の攻撃を繰り返す。

○逆に言うと失点シーンも同じな訳で同じやられ方をする。

○でも、面白かった。

ホームチーム和富大埔(Wofoo Tai Po)のHP→http://tpfc.org.hk/index2.asp

なんか少し香港リーグの悪口みたいになってしまった・・・。ごめんよ。

香港リーグの話はそんな感じで終わりです。笑。特別皆さんにお勧めするほどではありませんが、もし香港に行く機会があって暇なら行ってみてはいかがではないでしょうか?

次はサッカーがフットボールが文化として根付いている国のリーグを見に行きたいなぁ。ヨーロッパだよねぇ。イナとツネ様を応援しに行きたいわ~。

以上で観戦記終わり!香港リーグまたね~!

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