【書評/読書感想】「サッカービジネスの基礎知識 -Jリーグの経営戦略とマネジメント-」(広瀬一郎)

「スポーツビジネス界の第一人者」とお呼びしても過言ではない、お馴染み広瀬一郎氏の一冊。金森喜久男前ガンバ大阪社長の本を読んで、改めてJリーグを学びたいという想いに駆られ読みなおした。

本の内容は大きく2つ。1つはJリーグがスタートする上で諸々の制度設計がどのような過程で作られたのか。もう1つは「ボスマン判決」や「ユニバーサルアクセス権」、「欧州CLの誕生」など世界のサッカー界にとって重要なトピックスの解説。本書で紹介されているテーマは「基礎知識」というタイトル通り、Jリーグに関しても、欧州サッカーに関してもサッカー好きなら一度は聞いた事がある話ばかりだが、時系列で時代背景などもふまえながら読み進めると理解が整理される。

サッカービジネスの基礎知識 広瀬一郎さん

■サポーターの声に説得力を

Jリーグが来シーズンから2ステージ制になり、秋春制の導入も時間の問題。そうした変化に対してサポーターからの反対意見は多いものの、本質を理解していない的外れな反対意見も多い。私も常日頃Jリーグ関係のニュースに対して好き勝手言ってるサポーターの1人だが、そうした意見に客観性や説得力を持たせる意味でもこういう本を読むようにしている。

また、「スポーツビジネス」が流行してそれなりの年月が過ぎたが、そろそろスポーツビジネス英才教育を受けた世代が登場してくるのでないかと期待している。そうした人達にJリーグが沢山儲かる仕組みを作ってもらって、早く2ステージ制のようなJリーグの魅力半減な制度を撤回してもらいたい。

P.S.本書内でJリーグ開幕期におけるプロモーションで明石家さんまさんの協力が大きかったという話が出てくる。博報堂が頑張ったという話も出てくる。時代は変われば価値観も変わるけど、過去の功績を知っておくのは大切。

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