【書評/読書感想】「勝負は試合の前についている!」(鈴木友也)

サブタイトルは「米国スポーツビジネス流『顧客志向』7つの戦略」。NBAやMLBといったアメリカンスポーツを例にスポーツビジネスの視点から利益を上げる仕組みや事例が紹介されている。

例えば、チームの年俸総額をリーグがコントロールして戦力均衡を図る事で対戦を盛り上げる手法はアメリカンスポーツならではで面白い。その他、【球団移転】がテーマの章では、球団が自治体から莫大な利益を得ている事を知れる。街におけるスポーツチームの価値が日本とは違う。

勝負は試合の前についている

■スポンサーは神様

中でも一番面白かったのは「NASCAR」ファンのスポンサーブランドに対する忠誠心がほかのスポーツに比べて非常に高い(スポンサー商品を購入する事でレースを間接的に支援しようとする意識が高い))という話。全く人気がなかった時代を経てファン達がスポンサーの支援なしにはレースの開催はできないという考え方が浸透した結果らしく、「日常の消費行動においてスポンサー商品を買う」と答えたファンの割合は調査ではNBAやMLBの38%に対して、NASCARは71%という圧倒的な結果だったのだとか。

この意識はJリーグサポーターにもまさに今求められている感覚。メディアへの露出が少ないJリーグへのスポンサードは企業からすると広告価値は非常に少ない中で、自分達が支える意識は必要。コカコーラを飲みながら、ナビスコのお菓子を食べる。スタジアムではキャノンのカメラで選手を撮影して、スタジアムに行けない時はスカパー!でJリーグを観る。

サポーターが全員この意識を持てば、案外早く1シーズン制に戻るかも。

※関連記事:【書評/読書感想】「Jリーグ再建計画」(秋元大輔)



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