【読書感想】Jリーグクラブの広報活動について

自分が勤めている会社では毎年1回、「自分のキャリアプラン」に関してのアンケートが実施される。「○○部に行きたい」、「土日が休める部署に行きたい」、「○○に出向したい」・・・etc. 色々書けるのだけど、入社以来1回も欠かさずに書いている希望部署があるのです。

「広報」

大学生の頃は「メディア文化」を学び、同じく大学生の頃からこのブログを開始させ、SNSが本格化し、TVの会社に就職し、前ガンバ広報・ペナ子女史の仕事に一喜一憂して早10年以上。色々な形での「コミュニケーション」がずっと傍にある生活。根底にあるのは「良きモノを広めたい」という想い。ずっと興味を持ち続けているテーマ。

直近ではJリーグの「2ステージ制、ポストシーズン制」導入等の改革案が批判されているけど、批判の一因となっているのがサポーターに正しく周知されていなかった点。そんな話題のテーマの裏キーワードでもある「広報」。広報部を志すJリーグサポーターとして、広報を勉強するには良きタイミングと想い、一冊の本を読んでみた。

広報がダメだから社長が謝罪会見をする.jpg

いわゆる「PR」がメインテーマとして扱われているのだけど、ガンバ大阪を想像しながら読んだので、ガンバ、Jリーグを具体例に気になったポイントを数点ピックアップ。

■記事になりやすいネタの提供

つまり、我々サポーターが欲している情報と同義だと思うけど、PRの主目的はスタジアムへの来場者数を増やす事である事が多いはずなのでマニアックでもいけない。思い出すのは大阪ダービーの舌戦。西野の「来いよ、見せてやるよ」の名言は来場者数を増やしたはず。サポーターを煽ってくれる記事=良いネタって事かな。

■底辺拡大を狙う

この本には「バレーボールのミーハー化」について書かれていて、バレーボール選手の女性誌への取材対応やアニメ化でファン層を拡大した事例が掲載されてます。この手法は賛否両論あると思うけど、Jリーグが2ステージ制にしなきゃいけないほど切羽詰まっているのであれば手段は選んでられない。キンチョウスタジアムは柿谷露出の効果もあってか今、若い女性で沢山埋まっているらしいけど、対抗してガンバもヤットとガチャピンコラボをもっと連発して子供の来場者を増やそうじゃないか。スタジアムの雰囲気がすごく心配だけど・・・・。

■メディア人脈を広げよ

ネタの面白さを判断するのは記者。仲の良い人から教えて持ったネタと、全く面識がない人から教えてもらったネタとどっちが面白いと判断されるか・・・って話。ガンバは今年から広報が変わってるけど、前任者がメディアとどういう関係性を築いていたは知らない。ただ、ガンバはツネがいて、ヤットがいて、今ちゃんがいて、宇佐美がいて・・・とメディア露出に関しては、他クラブと比較しても好景気が続いている気がする。だからこそ、この先不景気がこない事を祈りつつも、「備えあれば憂いなし」なので好景気の今だからこそメディアの人には親切にしておいて損はない。エルゴラ番記者にマクドナルド差し入れしよう。

■透明性

隠し事はファンを失うって話。悪い事の隠蔽は後から分かった時に批判されるだけでなく、その後の信頼回復もとても大変。Jリーグ2ステージ制問題もこれに当てはまる。オープンにしないから、変な憶測やネガティブイメージが先行した。ガンバで思い出すのは昨年の最終節ジュビロ戦後のサポーター居残り問題に関して、現地ではサポーター全体に対してサポミを開くと言いながら、翌週に一部コアサポと密談して、密談内容はオープンにされぬまま対応が決定したと報道された事。これには本当にガッカリきた。一部サポーターと話すのは全然構わないけど、事前にそれを伝え、中身をオープンにすべきだった。裏で変な約束をしているのではと不信感を持った。こういうのもスタジアム募金が苦戦している理由に少なからずつながっている気がするなぁ。

■不祥事対応

重大な不祥事ってJリーグ全体でも記憶にない。Jリーグクラブの場合、サポーターが起こした何かしらの問題に対する対応がこれに当たるんだろう。ガンバの場合、直近だと・・・ロアッソの首取物語?クラブとして、どういう対応がベストだったかはさておき、まず求められるのは対応スピード。最近はSNSの普及で情報拡散早いしね。ロアッソの件に関しては対応が後手に回ったイメージは持っていないけど、こういうのはサポーターとの普段のコミュニケーションが大切になってきそう。そのあたりってどうなんだろうね。クラブとサポーター(連合)はお互いにどこまで干渉し合っているんだろうか。

■情報リーク

Jリーグの2ステージ問題も誰かしらがリークしたからこそ表沙汰になった。サポーターに知らされないまま決定していた可能性もある訳で、意義のあるリークだったと思う。クラブレベルではクラブから戦略的にリークされる情報ってあまり想像つかない。選手の契約交渉で代理人が「○○からオファーがきている」的なリークでクラブとの交渉を有利に進めるのは常套手段だと思うけど、逆のパターンもあるのかな。お互いにハイリスクな気がしない事もないけど。


とまあ、本に紹介されているテーマをガンバ(Jリーグ)に当てはめて考えて(紹介して)みた。ただ、ガンバに当てはめながら読んだ事が、本来の目的である自分の会社でのキャリアプランに役立ったかどうかは分からない。う~ん・・・次の部署移動はJリーグへの出向でお願いします。

※過去の書評記事はコチラ

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