【読書感想】『フットボールの犬』、『股旅フットボール』

本は友達。

お正月は大阪にも帰らず天皇杯決勝以降は終始、家に引き籠って本を読んでいた私。本を読み疲れたらルービックキューブ。本→ルービックキューブ→本→ルービックキューブ→本・・・の無限地獄。そんな私のお正月の想い出・・・読書感想を友人、同僚の海外旅行話に疲れた貴方に読んで欲しい。本に逃げる。そんな生き方があってもいい。

本はサッカー遠征のお供でもあるので昨年も相応数の本は読んでいます。ただ、記憶力がないのか内容を覚えていないものばかり。と、いう事でこのお正月は1度読んだ本を「読みかえす」事がテーマ。今回のエントリーでは共通するテーマの本を2冊をピックアップ。今週末の3連休、何の予定もない貴方にオススメします。

■テーマ:「旅、写真、サッカー」
『フットボールの犬』、『股旅フットボール』(宇都宮徹壱)

宇都宮さん本

「サッカーをより楽しむ」方法。それは背景を知る事だと思っています。しかも、多角的に。対戦相手との戦歴だけじゃなく、クラブがある土地の歴史やスタジアム建設の過程。そのクラブにまつわる背景を知っていれば知っているほど試合への想いは強くなるはず。だからこそ、我々サポーターは何年、何十年とクラブを追い続けられるのでしょう。Jスポーツの人気サッカー番組『Foot!』も海外クラブを紹介する際はクラブ情報だけではなく、その土地の建築物や食事なども併せて紹介しています。直接的には関係ないと思われがちな部分もどこかでサッカーと繋がっているのかもしれません。

そうした考え方をこの方もされているかどうかは不明ですが、サッカーを文化的側面から捉える第一人者の1人がご存じ写真家の宇都宮徹壱さん。上記の2冊はサッカーに関してはあえて知名度の低い「マイナー」な土地やクラブにスポットを当てています。ちなみに『犬』は海外版、『股旅』は国内版。2冊とも宇都宮さん本人が現地に足を運び、その土地の歴史や現地の方々との交流を通じて、その土地にとってのサッカーの存在とは何かを写真と共に考察、紹介する内容となっています。

海外版である『犬』は、サッカーがその土地の文化や歴史なしでは語れない事を教えてくれます。逆もまた然り。その土地がサッカーなしでは語れない。最近のJ3議論の中でよく使われる「トップリーグだけがサッカーではない」の意味が少しだけ垣間見る事ができます。本の中に出てくる「フェロー諸島」が国際マッチでドイツ代表を迎え入れる際のエピソードは秀逸。お客さんとして迎え入れたドイツ代表に善戦する母国の選手達に友好ムードが一転、少しずつ熱くなるサポーターの様子が微笑ましい。その背景には第二次世界大戦でドイツから背負わされた傷を隠し持っていて・・・・不謹慎かもしれませんが、そうした歴史も楽しくサッカーを見るエッセンス。そして、翌日には試合が行われたスタジアムで子供たちがボールを蹴っている。サッカーマイナー国=サッカー後進国ではなく、そうした環境は実は豊かなものじゃないのかと考えさせらました。

一方、国内版である『股旅』は現在J2に所属するクラブが地域リーグにいた頃の取材が中心。各クラブは地域にとって必要不可欠な存在ではなく、そうありたいというところからスタートしている点が現在の日本におけるサッカーの地位の低さを感じさせる。サッカーはエンターテイメントかもしれなけども、文化ではないのだと。また、各クラブがJリーグ(上)を目指してるがゆえに現状のカテゴリに所属していれば発生しない困難や、ある種の犠牲、諦めが生まれてしまう事に対して、矛盾とまでは呼べないのだろうけど、サッカーが楽しいものではなくなってしまう虚しさがあるのではないかと疑問をもった。特に今回は『犬』→『股旅』の流れで本を読んだので、無理に背伸びする必要はあるのか、その環境に見合ったサッカーを成熟させていくという考えがあってもいいのではないかと思わずにはいられませんでした。

ただ、勝手なもので、仮に自分が応援ガンバ大阪がJリーグから離脱して地域リーグで500人くらいのスタジアムで試合をし続けるクラブになっても愛し続ける事ができるかと問われたら即答はできない。間違いなく何万人というスタジアムで応援する喜び、アジア各国と戦う楽しみがある。第三者として考える事と、当事者として考える事は違う。

おっと、『股旅』の方は最初に書いた「背景を知る」という事から少しずれた文章になってしまった。ただ、そうした様々な犠牲や困難の歴史が対戦相手にはあるという想いと共に2013シーズンJ2各クラブとの対戦に挑むのも悪くないのではないでしょうか?(強引に文章を締めてやったぜ。笑)

P.S.密かに2013シーズンは写真を始めようと思っています。試合中にパシャパシャ撮るような事はしないので、選手の写真というよりもサッカー遠征にまつわるもの・・・とか??まあ、全く見当付いてないんですけど。サポーター目線だからこそ撮れる写真がある・・・・なんてな。

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