デイリースポーツ記者のお話

今日は阪神タイガースでお馴染みのデイリースポーツで記者をやっておられる方の公演会に行ってきました。女性の方なのですが女性記者はその業界では珍しいらしいのでもしかすると有名な方なのかもしれません。講演会は最初の1時間を記者の方から「どういう経緯で今の仕事に就いたか」や「記者の苦悩、やりがい」、「阪神タイガース」などについて自身のエピソードなどを交えながら語っていただきました。後半の1時間は参加者からの質問タイムがもうけられました。参加者は10人いるかいないかの少人数の講演会だったので参加者のほとんどが自分が聞きたかった質問の回答を聞けたのではないでしょうか。主催者側からすれば参加人数が少ないのは死活問題なのかもしれませんが参加者からすればデイリーの記者の方とたくさんコミュニケーションが取れたので実に意義のある講演会でした。笑。あっ、こういうスポーツ業界の方の公演会とか興味ある人がもしいればこのブログの右側に貼っている「SJN」って書いてあるバナーからスポーツジョブネットワークのホームページに飛んで下さい。詳細が書いてあります。スポーツジョブネットワークの詳しい説明は過去の記事を参照してください。http://eastergm.blog90.fc2.com/blog-entry-9.html

このスポーツ業界の方の講演会は毎月行われていて過去の記事にもあるように今まで「ヴィッセル神戸のO氏」や「エヴェッサ大阪のK氏」などの話を聞いてきたんですが、どの方の話も仕事をする上で大切にしている事や重要な事って共通していると感じます。スポーツ業界は確かに特殊な業界なのかもしれませんが必要とされる素質ってスポーツ業界でもお菓子業界でも人材業界でも広告業界でも本質的には同じ社会人として同じなのかなと今日の話を聞いて感じました。

じゃあ、その「必要とされる素質」って何なんだよ?って話になると思いますが、一言で言うと「主体性」。ふふふ。当たり前すぎるって?けど、以外に主体性をもっていない人って多いんじゃないですか。今日の記者の方は「色んなものに興味を持て」とおっしゃっていました。例えば、昨日の阪神ー巨人戦では延長戦で狩野選手がサヨナラヒットを打ちました。彼は一軍初ヒットだったらしいです。この事実を知ったときに「他に一軍初ヒットがサヨナラヒットだった選手はいるのか?」って考えれて、面白いデータを見つけれたら記事に少し付加価値が付くと。何も考えず言われた事をするだけ、見たことを記事にするだけなら誰でもできるよって。

この話を聞いてこないだ僕よりだいぶ年上の方でインテリジェンスという人材紹介の会社で働いている人に言われた言葉を思い出しました。「こ~ちゃん。色んなものに興味をもて。色んなことに『なぜ』って考えなさい。例えばクライアント企業が5人人材が欲しいと言ったとする。その時、その言葉のまま5人を募集する広告を作る事もできる。けど、そこで『なんで5人なのか、2人じゃだめなのか?他の部署から移動することで対応できないのか?それは急に必要になったのか?何か新しい事業を立ち上げるからなのか?それとも5人も一気にに退職者が出たのか?』など色々考えていくと欲しい人材像がより具体的に見えてくるんやで。」

結局、この2つの話って同じ事を言っていると思うんですよ。社会人としてだからではなく一人の人間として自分で考え自分で行動する事って最も重要な事だなって。当たり前の事を何言ってるねんって思うかもしれないですけど、例えば大学受験や就職活動。僕の周りのほとんどの人がマニュアル本やカリスマ教師の話や方法論も鵜呑みにしていました。まあ、考え方次第でそれも自分で判断してその方法論を選んだと解釈する事もできますが、そういうヒントにばっかり頼っていたらその人のオリジナリティっていつか無くなるような気がしますね。そうなった時ってその人の価値ってどこに見つければいいか分からなくなるような気がするな。

色んな人の話や本を読むのはとても大切だと思います。色んな人の考え方が知れて自分に多様性がつくから。個人的にも多様性が付くことが成長なのかなって思うし。けど、そういう色んな人の考え方をそのまま受け入れるんじゃなくて、そこから自分なりの考え方を生むことが大切なのかなって思いました。改めてって感じですね。

話を少し戻します。その記者の方が大切にしている(重要だと思っている)事は他に「普段から選手と信頼関係を築く」とか「相手の話を聞きだせる力」だったり、「謙虚さ」、「熱意」がありました。これもスポーツ新聞記者以外の仕事にも通じますよね。あとは、「記事にオリジナリティを持つ(独自の切り口を持つ)(オピニオンをもつ)」や「選手の言いたいことを自分というフィルターを通じて世間に分かりやすく伝えてあげる」事なんかも大切だっておっしゃってました。この辺はスポーツ記者独特といえば独特な気もしますが他の職業にも通じるところはあるでしょうね。

僕も趣味でやっているブログですが記事を事実の羅列だけにはしたくないと考えています。ぜんぜん見当違いの意見でも自分の意見はどこかに少しは入れたいって思います。

あとは箇条書きで記者の方のコメントを抜き出します。

○記者の仕事はサラリーマンであるが署名が入るので自営業でもある。

○ネットメディアには取材パスがなかなか出ない。

○デイリースポーツは阪神担当の記者が6人いる。(ガンバ担当の人数聞けばよかった・・・)

○個人情報の規制が厳しくなってから取材がしにくくなった。露出しなければいけないマイナースポーツでさえ個人情報を隠そうとする。(この話を聞いたときエヴェッサのKさんのメディア露出の話を思い出しました。詳しくは過去の記事参照。)

○選手とは信頼関係を築くけどそれは友達ではない。プロ対プロの関係。感情移入はしずぎない。感情移入しすぎるといい記事が書けない。(本当にそうなのかな?サカダイの川原崇氏の記事はガンバに感情移入しまくりの様に感じたけど、あの人の記事に普通に感動したけどなぁ。今日の話題に出てたけど金子達人さんの記事もヒデに感情移入していない事はないでしょ~。)

○スポーツ新聞は日本の平和の象徴。(かもね。笑。)

あっ、最後に僕が質問した内容について。

「こないだJリーグの開幕戦のヒーローインタビューでバレー選手のコメントが朝日新聞で事実と違うように報道されました。それに対してガンバサポからあの記事を書いた後藤氏(?)に対してバッシングがありましたが、記者の方は何万人という人に自分の記事が読まれる恐怖のようなものは感じませんか?特にデイリーは阪神タイガースに力を入れている新聞で熱狂的な阪神ファンからの記事に対する批判なんかもあると思うのですが。」

という質問をしました。この騒動について記者の方もご存知だった様です。後藤氏がそうという事ではないですが大きな新聞社ほど普段サッカーを見ない人がサッカーの記事を書いたりする事が多いそうです。同時に上司の指示でこう書けと自分の意思以外の力が記事に働くことがあることも事実だそうです。ちなみにこの質問に対する回答はこうです。


「確かにそういう批判などを受ける事はたまにあります。へこみます。けど、その逆もあるのです。いい記事を書いたときは多くの人から誉めてていただけるメールなどをもらうときもあるのです。阪神タイガースはそういう振れ幅が大きい球団です。オリックスはその振れ幅が小さい球団です。どっちがいいかは記者の人間性しだいですね。」


ガンバ大阪はその振れ幅が大きいクラブにしましょう!!


ちゅ~事でこれからは今まで以上にスポーツ新聞記事の署名に注目しようと思いました。ちゃんちゃん。


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