【俺のアウェイ飯】「きくちひろき」(大宮アルディージャ/熊谷スポーツ文化公園陸上競技場)

熊谷といえば「暑さ」でお馴染みの街だが、それでも常に列が絶えない熊谷を代表する人気ラーメン店。ラーメン界には色々な系統があるらしく、今回のお店は「がんこ系」とのこと。「看板を付けない真っ黒な店舗外観」や「看板の変わりに巨大な牛骨を店頭にぶら下げる」が特徴なんだとか。宗教色強い…。

味以外のことが語られだすと楽しみ方に深みでる。その積み重ねが文化なのかもしれない。がんこ系は同じ系統でも「分家」「直系」など細分化も可能だそうで、競馬の血統を楽しむことに近い印象も。ラーメン屋は極めていくと職業というよりも「道」だ。ラーメンが日本人に支持される要因の1つではないだろうか。

■店名:きくちひろき
■URL:https://tabelog.com/saitama/A1105/A110501/11002991/



がんこ系の特徴である真っ黒な店舗外観。熊谷駅から徒歩7~8分


同じく特徴の「牛骨」。ガンバの勝利を願ってさすったけど…


カウンターだけの店内。外観から想像するよりは綺麗で快適な空間


一番人気の「中間醤油」を注文


背油が食欲をそそる。チャーシューをトッピング


無化調のあっさりした醤油スープも「がんこ系」の特徴のひとつ


麺は細かたで食感が◎


替え玉


味は客の好みで調整可能


アクセスは悪いものの熊谷開催で美味しいラーメン屋に出会えてよかった

ごちそうさまでした。

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その先に価値がある -天皇杯 柏レイソル戦-

天皇杯をPRをする際「優勝したらACL出場権獲得」が定番のPRフレーズとして使われている。天皇杯優勝自体の価値は低い…は言い過ぎだとしても、天皇杯の先にあるものに大きな価値を感じて大会に挑んでいる部分がある。

まあ、世の中はそんなものだらけだ。

例えば筋トレ。ベンチプレスを上げること自体に価値はなく、その結果手にする肉体美に価値がある。デートだってそうだ。水族館に行って、食事をして…それにも価値はあるが過程である側面もある。その先を目指したい。終電を逃したい。

しかし、地道に筋トレを頑張れない奴に、目の前のペンギンにはしゃげない奴に、その先はないのだ。今のガンバには“その先”を見据える資格がないことを見せつけられた。薄々気がついてはいたけども。



■違う楽しみ方を模索する来シーズン

ここ数年、個人的にACLアウェイ遠征はガンバサポーターの輪を広げる貴重な場であったので来年それがなくなるのは悲しい。一方で復活するであろう宮崎キャンプへの遠征、普段はあまり参加しないサポーターオフ会など例年と違うシーズンの楽しみ方があるだろうとも思っている。J2に降格した際、多くのガンバサポーターからJ2地方遠征を楽しみにしている声を聞きしたが、悲しい状況での楽観的思想は大切にしたいメンタリティ。

とりあえず、元旦の過ごし方を考える事からはじめよう。

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【俺のアウェイ飯】「串焼 ほたる川」(サガン鳥栖/ベストアメニティスタジアム)

先日の鳥栖遠征はホークスの試合日と重なった影響か毎年泊まっている博多駅付近のホテルがどこも満室で予約出来なかったので久留米駅に宿泊した。久留米駅は鳥栖駅から程近く、試合後の電車も博多とは逆方面ゆえ空いており快適だった。おすすめ。

そんな久留米での祝勝会は「焼き鳥」屋さん。地元のタクシー運転手曰く、久留米のご当地グルメは焼鳥一択なのだそうだ。地元民にも愛されており、週末は予約なしには多くの店に入れない状態なんだそう。特に今回訪れた店は九州B-1グランプリで優勝経験がる他、一緒に行った福岡在住ガンバサポ仲間が「久留米ミシュランで取ってるから!」と興奮気味に話す姿から地元ではかなり知られたお店であることがうかがい知れた。

看板メニューは「丸腸ごぼう串」。ほたる川のオリジナルメニューで丸腸のジューシーさに甘辛いタレとごぼうの食感がベストマッチングだった。

■店名:串焼 ほたる川
■URL:http://www.hotarugawa.jp/




JR久留米駅からタクシーで数分程度の場所に立地


個室あり。サポーター仲間で騒げる雰囲気の店


リーズナブルで豊富なメニュー


左が「丸腸串」。+30円でチーズトッピング(右)


左が看板メニュー「丸腸ごぼう串」。ごぼうの食感が◎


右が「ダルム」。腸のことで、久留米独特の呼び方なんだとか


チーズ系が美味しかった。特に「チーズベーコン」が最高


チーズつくね串


お餅にチーズ


バラ串。定番もなかなかのクオリティ


気になるメニューが…センポコ??牛の大動脈!?


歯応え抜群な“えのき”に似た食感


博多で楽しもうと思っていたもつ鍋も食べられて満足


デザートの種類も豊富。店長の妹さんが近所でジェラート屋さんをやっているとか

ごちそうさまでした。

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【俺のアウェイ飯】「博多 あかちょこべ」(サガン鳥栖/ベストアメニティスタジアム)

御朱印を集めはじめてからアウェイ飯は神社付近ありきになりつつある。先日の鳥栖遠征も博多総鎮守・櫛田神社に行くことを前提に探したお店。博多のグルメといえばラーメンがまず思い浮かぶが、実はうどんも人気であることをご存じだろうか。福岡がうどん発祥の地なんて話も。今年春の北九州遠征の際にも「どきどきうどん」という名の珍しいうどんを紹介したが、今回も個性が光る逸品だった。

■店名:あかちょこべ
■URL:https://tabelog.com/fukuoka/A4001/A400101/40019190/



中洲川端駅や祇園駅から徒歩5分程度の場所に立地


お店の二大看板メニュー。「すぼらうどん」はフォトジェニックで今風


店内には「ずぼらうどん」用に“やかん”が掛けられている


おしぼり。これは何の形?


元祖キーマカレー。大盛は1.5玉 or 2玉から選べる(写真は1.5玉)


3段階で食べる。ひつまぶしスタイル


①まずはそのまま


②揚げ玉投入で食感に変化


③最後はダシを投入


ご飯ものメニューも豊富


博多かしわおにぎり


食後はお店から徒歩1分の場所にある博多総鎮守・櫛田神社を参拝


御朱印

ごちそうさまでした。

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【書評/読書感想】「プロスポーツビジネス 私たちの成功事例」(東邦出版[編])

スポーツビジネスやサッカー本を数多く出版している東邦出版の最新作。スポーツビジネス界のトップランナー9人が自身のスポーツビジネスにおけるキャリアや仕事論を語る一冊となっている。同じスポーツビジネスでも本書で紹介されている仕事内容は多様で、クラブ経営、放送権ビジネス、スポーツデータリサーチ…etc.

注目はスポーツファシリティ研究所代表・上林功氏と、JTBに勤める倉田知己氏の章。前者は「スタジアム論」、後者は「スポーツツーリズム論」。共にこれから日本のスポーツ界にとって大きな役割を果たすであろうポテンシャルの高いテーマである。



■スタジアム論

スタジアムについては直近に参加した宇都宮徹壱さんのイベントでもトークテーマになっていた他、6月には完成したばかりのミクニワールドスタジアム北九州を訪問したこともあり、個人的には感度が高くなっているスポーツビジネスのホットワードでもある。

倉田氏は良いスタジアムの条件として「遊環構造の7原則」という理論を紹介している。7原則のうちの1つを紹介すると「循環に広場が取り付いていること」で、マツダスタジアムのバーベキューができる席や“寝ソベリア”はこの原則に基づいて建築されたとのこと。また、スタジアムは地域のために単純にスポーツを観る以外の役割を果たすべきとも記載されており、この考え方はもはや当然といえるほど認知されてきた印象。

前述の宇都宮徹壱さんのイベントでは専用スタジアム建設に反対の立場の方もいて「スタジアムを建設する何十億円という金で老人ホームが何個も建築できる」という発言が印象的だった。地域にとってどちらが必要な投資なのかという話。だからこそスタジアムの在り方として複合型が主張されることが多いのだろう。身近なところではガンバ大阪は吹田スタジアムの指定管理者だが、地域のためにサッカー以外での利用法を考えなければいけない。吹田スタジアムには老人ホームも、病院も、レストランもないが、サッカー関係者以外のステークホルダーに満足してもらえるような使い方をして稼働率を高めることが直近の課題であると本書を読んで再認識した。


吹田スタジアム。結婚式や会議室利用以外の稼働率を高めるアイデアが求められている


ミクニワールドスタジアム北九州。ギラヴァンツ北九州は指定管理者ではないそうだが・・・。

■スポーツツーリズム論

愛するJリーグクラブの応援で日本国内および海外まで遠征する我々サポーター的には魅力を理解しやすい分野「スポーツツーリズム」。サッカー観戦とセットで、静岡に遠征すれば「さわやか」を食べ、福岡に遠征すれば「明太子」を食べる。観光とセットで遠征の満足度を高める。特に企業や自治体のアシストを頼らず、自発的にSNSで情報交換をしながら育ててきた文化だ。

そんなスポーツツーリズムに企業や自治体が力を入れ始めている。背景には高齢化・人口減による税収減などからインバウンドの収入が必要になってきていることがある。そして、2019年ラグビーワールドカップ、2020年東京五輪などビッグイベントも控えていることも大きな理由の1つだ。先のスタジアム論と重なる部分もあるが単純に試合を観てもらうだけだけでは足りないという考え方がベースにある。どのような付加価値を付けるべきなのかを関係者は考えている。スポーツビジネスにおいてコントロール不可能な勝敗(試合)以外の充実を図ることは至極当然のアプローチだ。付加価値とはつまり、より多くのお金を使ってもらうということにもつながり、ステークホルダーに経済的メリットをもたらすことでもある。

本書ではスポーツ観戦をする外国人向けのアンケートとして試合観戦以外に「トレッキングをしたい」などアクティブな体験を求める声が多かったデータが紹介されている。日本人が気づいていない日本の魅力は多々あるようで、大自然の中を走るマラソンや自転車レースに外国人が訪れている事例は近年よく見聞きする。個人的にもマンネリ化して日帰りも増えたアウェイ遠征において試合観戦翌日に「サポーター対抗フットサル大会」や「Jリーグクリテリウム」、「サポーター対抗ゴルフコンペ」などが開催されれば、より遠征が充実したものになるのは想像がつく。他プロスポーツクラブとのコラボレーションも面白い。宿泊費や飲食費などお金もたくさん使うだろう。

再び身近なガンバで考えれば、「エキスポシティでの映画鑑賞券+試合チケット」のような試合観戦だけではなく、試合観戦を軸とした試合前後の過ごし方まで含めたプランの提案が求められているということだ。Jリーグクラブは自クラブだけではなく地域も潤す存在であるべきである以上、考える価値の高いテーマである。それがホームタウンの課題解決につながったり、地域の魅力アピールにつながったりすれば尚良し。


「SPORTEC」で配布されていたチラシ。地域の観光資源を活かしやすい自転車イベントは各地で開催されている。高所得者も多い


関連記事①:俺のアウェイ飯 アウォーズ2016
関連記事②:【書評/読書感想】「スタジアムの宙にしあわせの歌が響く街」(天野春果)