【俺のアウェイ飯】「李先生」(江蘇蘇寧/南京奥林匹克体育中心)

南京から帰国する際に立ち寄った上海駅隣接のチェーン店。海外旅行あるあるだと思うが、ついついチェーン店を重宝してしまいがち。特に先日の南京遠征は食に乏しい地域という印象だったので余計にそうなった。中国では外資系ファーストフード店が目立つ中、せめてもの抵抗として中国のチェーン店を選択した。牛肉麺がメインのお店だが、牛丼や牛肉系定食も販売。中国で食べるものに困ったらオススメできるお店。

■店名:李先生
■URL:https://www.tripadvisor.jp/ShowUserReviews-g294212-d3351560-r361087176-LiXianSheng_JiaZhou_Beef_Noddle_BeiJing_Station-Beijing.html



外観。李先生の顔が目印


日本でも馴染みのある店内の雰囲気。ただし、注文はテーブルで


店内の様子


豊富な種類の牛肉麺が紹介されているメニュー


牛肉麺。スープ(醤油)の味は日本人でも違和感なし


麺は中国のどこで食べても同じタイプのストレート麺な気がする


サイドメニューの豚バラ。今回の遠征で一番美味しかった


上海駅から徒歩2分程度

ごちそうさまでした。

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応援したくなる彼 -サガン鳥栖戦-

【ガンバ大阪 3-0 サガン鳥栖】

応援したくなる選手の条件とは何だろう。「かっこいい」「ファンサービスが丁寧」「地元が同じ」「テクニシャン」「ゴールをたくさん決める」「ユース出身」・・・etc.私の場合は「戦える」事である。「戦える」の定義は「走れる」「球際激しい」あたりをまず想像するだろうが、私の場合は“気持ちが見える”事が重要。淡々のプレーする選手が多かったガンバ大阪というクラブにおいて勝ちたい気持ちがダイレクトに伝わってくる選手をいつからか好きになった。

最近のお気に入りは赤﨑。愚直なまでの守備でのハードワークに心動かされる。得点が最も評価されるポジションにおいて、その可能性を下げかねない守備でのハードワークに試合に挑む強い気持ちを感じずにはいられない。決定機には絡むもののゴールを決めきれないシーンが続いている事、後半の早い時間帯により決定力を持つ選手に交代させらている試合が続いている事にもそそられる。儚さは人を応援させる要素なのだ。ゴールという形で彼の献身が報われていない事が逆に彼を人気者にする。何か足りない。ただ、その何かを我々の声援で埋めたいという想いにさせる。サポーターの声援が赤崎の武器になる日は近い。

そして、その赤﨑のライバルとなる呉屋が今節復帰。赤﨑にも負けない献身性を持つ長沢は得点という結果を出すようになり、パトリックまで復帰が近い。夏場の外国人FW補強は必須だと考えてきたが、過剰戦力はチームマネジメントを難しくするデメリットもある。ACLもない後半戦へ向けてチーム戦力をどう上積みさせるのか。リーグでは勝っているだけに難しい判断が待っている。

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【俺のアウェイ飯】「九先生水餃」(江蘇蘇寧/南京奥林匹克体育中心)

ACLアウェイ遠征の際、試合後の晩御飯で最も優先されるのは「深夜営業の有無」である。特に中国はスタジアムへの出入りが中国公安局の指導の下、集団行動を余儀なくされるケースが多いので選択肢が解散場所近辺に限定される事が多い。

先日の南京遠征も同様だった。集合・解散場所は南京ヒルトンホテルだったのだが、立地が最低レベル。繁華街から離れているだけではなく、最寄駅からも遠い。そんな中、唯一深夜営業をしていたのが今回紹介する店。ヒルトンホテル宿泊組のガンバサポーターが押し寄せ、お店は特需を喜んだに違いない。

ちなみに、注意すべきは圧倒的なボリューム。同じ店には3~4組のガンバサポーターグループがいたが、ほぼすべてのテーブルが大量の餃子を余らせていた。あと、ビールは常温。ちなみに、この量で一人あたり40元程度(6名グループ)だったので破格。

今後、江蘇蘇寧アウェイ戦に参戦するJリーグサポーターもいると思うが、集合場所が同じであれば是非参考あれ。

■店名:九先生水餃
■URL:無(立地はヒルトン南京の裏側)



外観。庶民的な食堂といった佇まい


チャーシュー。これが何人前なのかは不明


湯葉。すべての商品が大ボリュームなので注意が必要


水餃子。複数種類頼んだのだが、種類別には提供されない


ラーメン的なもの。素朴な味


おまけ。ヒルトンホテルの部屋


近所の観光地「南京大虐殺記念館」

ごちそうさまでした。

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日曜の夜 -コンサドーレ札幌戦-

【コンサドーレ札幌 0-2 ガンバ大阪】

サポーター活動を始めた学生時代は観光地になど目もくれず、ただスタジアムを往復する遠征をしていた。「遊びに来てるんじゃねぇ!戦いに来ているんだ」。わりと真剣に思っていた。

時が変われば意識も変わる。今回の札幌遠征はほぼ観光だった。昼間からサッポロビール博物館でビールを飲み、ソフトクリームまで食べていたらスタジアムに着いた時にはキックオフまで2時間を切っていた。試合後の祝勝会はジンギスカン。満腹である。

これをガンバへの熱量の低下と捉えるのか、大人の余裕と捉えるべきなのかは知らない。間違いなく言えるのは楽しかったという事。「日曜ナイター」にクレームをつけていた数ヶ月前の私はもういない。日曜夜に翌日の仕事を考えないで遊びほうける時間は至福以外の何物でもなかった。


札幌は想定外の寒さだったので屋内開催に命拾い

■スタジアムに一体感をもたらすもの

私とは違い、ちゃんと月曜日から働く人が大半であろう中でも札幌ドームの入場者数は2万人を超えた。驚かされたのは集客力以上にスタジアムの一体感。バックスタンドや逆側ゴール裏の札幌サポーターも手拍子でゲームに参加する事でチームを後押しするホームの空気感を作り出していた。それを感じてしまうのはガンバゴール裏が例の件でいつもと違う事も原因の1つだろうが、昇格時のスタジアム満席など成功体験や野々村社長の積極的なPRが活きているのだろうかと色々想像した。

「一体感」という意味では試合終盤にオープンな展開になった事で連発された“アデミウソンドリブル突破祭”は盛り上がった。いつかの味の素スタジアムで発生した“ミネイロ祭”を思い出した。共にイケイケの攻撃を繰り出した際に発生したものだが、攻撃的なサッカーとすすきのは人を元気にする事を札幌で学んだ。

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心を預かる ~主体性を促すマネジメント~

入社まもない頃、上司から「お前の意見なんて求めていない」と言われた事がある。意見を言えば、暴力や会社を辞めさせようとする圧力が返ってきた。私は少しずつ上司から言われた事だけをやるロボット社員と化した。数年後、異動した先の上司は有給休暇の過ごし方や社内のちょっとした会話にも口を挟んでくる超監視タイプの人間で、自分の考え以外は受け入れず、まともなコミュニケーションが成立しない。当然、両上司共に部下からの求心力は乏しく、上長が不在になる深夜に最もチーム内のコミュニケーションが活発になるような組織だった。そんな環境で良い仕事ができるはずがなかった。

そんな社会人生活はある上司との出会いで変わった。彼は部下に仕事を任せるタイプで、積極的に部下に声をかける事で「自分の仕事が見られている感」も醸成した。時には自らピエロとなり、ムードメイカーの役割まで果たした。個人面談では「何かあれば俺が守る」と伝え、そのチームマネジメントに驚嘆した。自分が尊重されている事が伝わり、社会人生活で初めて「この人のために成果をあげたい」と思った。

この経験以来、サッカーを観る際も監督のチームマネジメントに注目するようになった。

ロペス監督
2012年、宮崎キャンプを指導する元ガンバヘッドコーチの呂比須氏

■監督業の真髄

先日、「FOOT×BRAIN」(テレビ東京)で風間八宏監督が指導論についてインタビューに答えていた。独特のサッカー観を持っている方ゆえ、戦術に選手を押し込める様なコミュニケーション法を取っているのではと想像していたのだが、同番組で強調していたのは意外にも「選手の自主性を促す」事だった。そして、それを実現するコツとして「難しい顔をしていたらダメ。ムカついても笑っていると上手くいく」と語る姿に指導される選手達が羨ましくなった。

“名将”と呼ばれる監督には共通する特徴がある。それは「モチベーター」である事だ。つまり、心理的なアプローチに長けている。サンフレッチェ広島を三度の優勝に導いた森保一監督が「プロフェッショナル」(NHK)内で監督業を【心を預かる仕事】と定義し、自分の意見を伝える前に選手の話をまず聞くコミュニケーションを心がけていると語っていたが、その発言に監督業の真髄がある。

「選手自ら考える事」が課題とされる日本サッカー界において、選手の主体性を尊重する監督が率いるクラブが好調である昨今は良い傾向だ。そして、それは監督と選手の相互理解、尊重、信頼があって成り立つものであるという考え方が、サッカー界のみならず日本社会に広がって欲しいと願う。個人が成長、活躍してこそ組織の発展もあるはずだから。

記者会見場
記者会見場も監督の腕の見せ所

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拗らせサポーターは敗退を素直に受け入れられない -済州ユナイテッドFC戦-

【済州ユナイテッドFC 2-0 ガンバ大阪】

自分達がバルセロナではない事は分かっていたはずなのに、この結果に落胆している。2年連続で5月上旬にACLが終了する虚脱感を噛み締める作業はなかなか辛い。期待していたからこその苦痛ではあるが、期待せずにはいられない病気なのだから仕方がない。辛い敗戦の後には毎回、ガンバ中心の生活を改めて何か別の事に時間と金を投資しようかと考えるものの、結局やめられない。

成功体験はなかなか厄介だ。直近では歴史的決勝点が生まれた全北現代戦や、ACLの先にあるクラブワールドカップの興奮を忘れられるはずがない。この経験があるからこそ「もう一度・・・」という想いが尽きない。我ながら拗らせていると思う。

昨年のACL終戦はメルボルンで受け入れた。その際、自分はブログに「敗戦からしか得られないものは多く、消化試合を消化試合で終わらせてはいけない」と書いているのだが、昨年の敗戦から何を学んだのか分からない事も悲しい。テンプレの様な長谷川健太監督や遠藤キャプテンのコメントから何を感じればいいのだろう。自問自答は続く・・・。

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フリとオチ -清水エスパルス戦-

【ガンバ大阪 1-1 清水エスパルス】

想像以上に多くのメディアが報じた。前節、ヤットに出番がなかった事だ。報道量の多さはそれだけヤットがアンタッチャブルな存在だった証明でもある。「チーム内にはヤット信者が多い」と報じるメディアもあったが、ピッチ外においても影響力はきっと想像以上なのだろう。王様なのだ。影響力はマスコミにまで及ぶのか、報道量の割に批判記事は少なかった。逆襲に期待するものが中心だった。

そんな中、今節はヤットが途中出場した。個人的にはスタジアム中が「ヤット、自分の価値を証明してやれ!」という期待感に包まれた様に感じた。言わずもがなスタメンを外れているからこその期待感でチームにとってはポジティブな刺激だ。ただ、メディアによる批判記事がより報じられていればスタジアムの空気は反発心や逆境を支援する気持ちからもっとチーム後押しするものになったのではないかと想像している。

ヤット批判=不要論ではない。批判の裏には期待があるし、批判と評価は「フリとオチ」に近い関係にある。批判がない世界の評価に価値があるのか。「えー、こんな料理、絶対まずいよ。見た目も最悪。あー食べたくないわー……(パクっ)……美味い!!」で初めて笑いが成立するように、批判の先の活躍にこそ感動が待っている。

負けず嫌いのヤットにはもっと強いフリこそ力になる気もする。擁護するだけがサポーターの応援じゃない。


横断幕も旗もないゴール裏の様子

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【俺のアウェイ飯】「ほうきぼし」(東京ヴェルディ/味の素フィールド西が丘)

元々は赤羽と王子の間にある志茂駅エリアにあった人気店。開業当時は「美人過ぎる店主」が話題に。その後、神田などにも店を増やした他、あらゆるコラボやイベント出店等をこなして知名度を高めた。今回紹介するのは赤羽店。

担々麺のお店だがメインは「汁なし担々麺」。山椒他8種のスパイスの効いた辛旨麺で、よく混ぜていただく。個人的には白米とハンカチがマストの汗だくラーメン。

■店名:ほうきぼし
■URL:http://houkibosi.dip.jp/



外観。赤羽駅から徒歩2~3分


メニュー。複数種類の坦々麺の他に「にぼし」も


看板メニューはベビースターとして商品化も


特製汁なし坦々麺(大盛)


かき混ぜて頂きます


ラー油や酢で味に変化を


辛さ対策として白米は必要


特製はチャーシューや温玉付き

ほうきぼし 赤羽
志茂に店があった際は提供されていた「つけ麺」

ほうぎぼし 外観
前店舗外観。隣の寿司屋がクレーマー気質だった

ごちそうさまでした。

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英断 -横浜F・マリノス戦-

【ガンバ大阪 1-0 横浜F・マリノス】

戦前、今節の注目点はピッチ内外で2点だと思っていた。

1点目は「齋藤学対策」。2点目は「新しい体制での応援」である。結論を先に書くと共に満足のいく結果になった。前者はオジェソクを中心にボランチ&センターバックも連携して集中力高く対応し続けた結果、決定機を作らせる事はなく、後者もピンチはチャンスとはよく言ったもので、いつも以上に団結力をもった応援ができていたように感じた。

応援の最大の魅力は“大人数が同じ気持ちの共有する事”だと考えているので、ゲーフラやLフラが禁止され、全員が同じ手拍子で応援するスタイルはむしろ心地よさすら覚えた。勿論、ピッチ内や相手ゴール裏からの見た目(迫力)等を考えればずっとこのままが良い訳ではないが、原点に返るという意味では良い経験をしている。


他にはウルトラマンの姿も

■長谷川健太采配ずばり

後半、長沢&アデミウソンの投入後に攻勢展開となり決勝点が生まれたという意味で交代策で得た勝ち点3・・・とまでは言い過ぎか。そして、心中すると心に決めていたはずのヤットをスタメンから外した決断。ピッチ外のチームマネジメントも見ている監督にとってそれは勇気のいる決断であろうことが推測される中で報われて良かった。ポイントだった齋藤学&マルティノス対策という点においても井手口&倉田がバイタルエリアを締めてくれている戦い方にはタフさがあった。好みはさておき、今節のような全員がファイトしつづけるスタイルが長谷川ガンバだ(ただ、FW出身にも関わらず、守備固め采配が大好きなのは解せないが。特にDFラインの並びを替える守備固めにはネガティブな印象しかないのだが・・・)。

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