【チャンピオンシップ準決勝】浦和レッズ-ガンバ大阪@埼スタ

【浦和レッズ 1-3 ガンバ大阪】

これだから「言霊」は恐ろしい。

試合前、浦和のペトロビッチ監督はガンバに対して「恐れるものがあるとすれば、運の部分かもしれない」と話したそうだが、まさか本当に「運」の要素が試合の結果を決めるとは思ってはいなかったはず。

一瞬何が起きたのか理解できなかった「丹羽ちゃんのあわやオウンゴールのバックパス」や、後半終了間際の「クロスバー直撃のヘディング」あたりが浦和側から観た「運」の部分だろう。両シーンにおける東口の活躍を差し引いても「ガンバに運があった」と捉えるのは間違いではない。

そして、本日誕生日の藤春である。こちらも試合前になかなか面白いコメントを残している。

過去、誕生日は「いいことがなかった」との事で、CS準決勝についても「退場にならないように」とまさかのネガティブ発言。ただ、藤春には運良く言霊は機能しなかった。退場どころか逆にMON級の活躍。

言霊は気まぐれ。今日はガンバが言霊を味方にした。

チャンピオンシップ準決勝 埼玉スタジアム
埼スタで「WE ARE GAMBA OSAKA」を叫ぶ快感

■異次元の体力

今日のハイライトは藤春の決勝点。延長後半に右サイドからのクロスを左サイドバックが合わせるというはしゃぎぶり。どれだけ走ったのか、試合後にトラッキングデータを調べたところ出場選手の中で唯一の15キロ越え。単純に15キロ越えもすごいのだが、疲労感を感じさせない様子だった事がこのデータを更に価値のあるものにする。

特に延長に入ってからの動きが出色のパフォーマンスで、レッズ守備陣もファールかイチかバチかのスライディングを連発するしかなかった。途中からチームとして意識が高かったカウンターでしか得点の雰囲気を感じない展開の中で途中出場組の倉田・米倉に加えて藤春が途中出場組かのようなスプリントを繰り返してくれた事で攻撃に厚みを出せたし、結果としてゴールにもつながった。(長谷川監督の延長を見据えて(?)倉田・米倉というカードをベンチスタートにする事でカウンターの足を残した判断も素晴らしかった)

これで大逆転リーグ優勝に王手の決勝進出。決戦の地・広島のホテルは昨日までは予約で一杯だったけどキャンセルでるかな。

関連記事:【Jリーグ第32節】浦和レッズ-ガンバ大阪@埼スタ



【俺のホーム飯】「和楽路屋」(ガンバ大阪/万博記念競技場)

仙台なら「牛タン」、福岡なら「もつ鍋」、広島なら「お好み焼き」、名古屋なら「ひつまぶし」、静岡なら「さわやかのハンバーグ」……etc.要は「定番」を食べたくなるのがサポーターの心理。ならば大阪は「たこやき」一択。今回はアウェイサポはあまり知らないであろう「たこやき」屋を紹介。

Jリーグサポーター的にはガンバのスポンサーでもある「くくる」が有名。新大阪や難波にも店があり、大阪を代表する最高のたこやき屋に間違いない。ただ、大阪には美味いたこやき屋は山ほどある。私が育った駅であり、多くのアウェイサポーターも経由するであろう「千里中央」のナンバーワンたこ焼きがここ。営業年数は相当長いはず。故郷の味の1つ。

■和楽路屋
http://tabelog.com/osaka/A2706/A270601/27002167/

和楽路屋 看板
外観。北大阪急行千里中央駅改札からすぐ

和楽路屋 外観
テイクアウトも可

和楽路屋 メニュー
メニューは飲み物以外は「たこやき」のみという潔さ

和楽路屋 鉄板
手際のいい調理を見るのたこ焼きの魅力

和楽路屋 たこ焼き
プレーンの状態で提供されるので・・・

和楽路屋 セルシ―店
ソースやマヨネーズをお好みでつけて・・・

和楽路屋 たこやき完成
完成!美味い!

関連記事:【俺のホーム飯】「松坂牛麺」(ガンバ大阪/万博記念競技場)



【2ndステージ第17節】ガンバ大阪-モンテディオ山形@万博

【ガンバ大阪 4-0 モンテディオ山形】

大阪より帰京。万博にお別れを言ってきた。ラスト万博に相応しい結果。そして、2年連続でシーズン終了セレモニーを最高の雰囲気で実施できたのはサガン鳥栖様のおかげです。ありがとうございます。来シーズンの鳥栖遠征では博多ばっかりでお金を使わないで鳥栖でも飲み食いして地域貢献を心掛けます。

CS出場決定 ガンバボーイ
祝!チャンピオンシップ進出

今週末には早々にチャンピオンシップ準決勝。久々にヤバいチケット争奪戦の予感。勝てば決勝は広島。広島市内のホテル予約状況をチラ見すると軒並み満席。まあ、レッズサポのキャンセルが出るはずなので心配はしてない。ただ、交通手段はどうするか。今からの飛行機予約は高いし、新幹線は時間かかるし……いやはや強豪クラブのサポーターはお金がかかる。来シーズンのACLもほぼ決まりだし、2016シーズンはLCCがあんまり飛んでない場所をホームタウンとしているクラブが多いJ3遠征(セカンドチームの応援)も始まる。ボーナスは全額貯金決定。

広沢タダシ ガンバ大阪
2015年マンスリーアーティストMVPの広沢タダシさん

■再び結果を出した「オプション長沢」がCSのキーマン!?

前半は去年の最終節徳島戦がよぎる低調な内容。油断があったとも思わないし、緊張も追う立場ゆえにそれほど大きいものだった訳じゃないはずだけど……。そんな低調の試合の流れを一変させたのは長沢(&米倉)の投入。長沢投入で流れが変わるのはレッズ戦以来2度目。交代策がマンネリで流れを変える事が少なくなってきた現チームにおいてCSの重要なオプションになる事は決定的。

赤嶺よりも大きく動いて受けるポストプレーがチームに合っていて、分かりやすいターゲットの存在によりチームにおける3人目の動きが増えたように見えた。宇佐美、ヤット、フタと前を向けば出せる選手が多いゆえに効果的なオプションだと思う。パトリック不在の影響もあって山形・宮阪の蹴るCKが軒並みピンチになっていたのを観ると、守備面でも重要な役割があるという点も大きい。ガンバの選手達とBIGBANGのライブに行って懇親を深めた効果もあったようでなにより。

うらや からあげ
2015年美味G横丁No.1グルメ 「うらや」のからあげ

P.S.試合翌日、初めて新スタの見学会に行ってきた。ピッチが見えた時の感動は言葉にできない。新スタができて、エキスポシティができて、実家の近くには阪急オアシスも出来ていた。北摂最高だ。

ガンバ 新スタジアム

関連記事:【2ndステージ第14節】ガンバ大阪-浦和レッズ@万博



【書評/読書感想】「ザ・シークレット・フットボーラー」(澤山大輔)

本のタイトルの通り匿名のフットボーラーの暴露本。プレミアリーグのリアルな裏側が具体的なエピソードと共に生々しく紹介されている。翻訳本ながら書き手のシークレットフットボーラーは知的である事が窺い知れ、そのフィルターを通じてあらゆる出来事が紹介される事で表面的には分からない深い部分まで捉える事ができる面白さがあった。

■選手とファン

あらゆるテーマ毎に章立てされているのだが、一番興味深かったのは「ファン」の章。「ファンは何も分かっていない」とし、その具体例として試合中にボールキープの意味や価値を知らずにボールを前に運ぶ事を促す野次への苦言はまるでガンバサポーターの事を言われているかの様。個人的にも試合中に理解できないブーイングは多く、選手を苛立たせているだけである結果を間接的に知る事で悲しい気持ちになった。

また、野次についても言及されていたのだが、この部分は来シーズンから新スタでピッチとの距離が近づく我々サポーターは強く認識しておいた方がいいポイント。要は今まで以上にダイレクトに選手に伝わるし、その野次に慣れていない選手達が過剰反応してトラブルに発展する可能性がある。トラブル回避のための術として、ガンバの選手が全員ヤットみたいなリアクションしかしなくなった世界は想像しただけで悲しい。そういう世界を創ってはいけない。我々サポーターはスタジアム内での変な集団心理は抑制すべき。もはや新スタでは匿名性はないものとして意思表示した方がいい。新スタがマナーも向上させる方向性に機能してくれたらいい。

ザ・シークレットフットボーラ―

■プロサッカー選手として生きる辛さ

その他、「監督」「バカンス」「金」「メディア」など色んなテーマでサッカー界の裏事情が書かれているのだが、どれも日本では考えられないスケール。リアリティはあるが、ぶっ飛んだエピソードばかりでもはやフィクションという不思議な世界。傍から見れば華やかな世界も、精神を蝕まれる面もあるようで「ザ・エンドルーム」と題された最終章では衝撃の告白も・・・・。

選手として成功すればするほど感覚が世間とズレる事の悲しみや、自分を見失いそうになる恐怖。このシークレットフットボーラーの告白を読みJリーガーでもセカンドキャリアで苦労した方々の顔を思い出した。彼らは孤独だなと。輝ける時間は人生の中で長くなく、薬に逃げたくなるのはある種仕方ない事なのかもしれないと。改めて色んな意味ですごい職業だ。こんな職業が子供も夢でいいのだろうか。義務教育の道徳の時間にこの本を読ませた方がいいんじゃないだろうか。

※関連記事:【書評/読書感想】「敗れざる者たち」(沢木耕太郎)





【天皇杯4回戦】川崎フロンターレ-ガンバ大阪@万博

【川崎フロンターレ 0-2 ガンバ大阪】

今日の結果で年末までガンバを観戦できる事が確定したので、それに応じた年末のスケジュールを組ませて頂きます。とりあえず、年末に帰省している大阪からのUターンは天皇杯決勝の1/1に決定。味スタのキックオフに間に合うように朝早い飛行機の便は既に予約完了。もう慣れたもんだ。経験がなせる段取りの良さなり。

そして、1/2はガンバ内定が決定している野田裕喜選手、一美和成選手が所属する大津高校が出場する高校サッカー選手権を観に行く予定。ちなみに、1/2は2回戦なのでなんとか1回戦は勝ってくれ。1回戦が開催される大晦日は大阪に帰省している。

■シーズンに3回も同じ相手と試合するという事

川崎とは今シーズン3回目の対戦で初勝利。実にガンバらしさが出た内容で完勝。ナビスコ決勝ではシーズン2勝した鹿島に敗戦して「慢心」という言葉がキーワードになったけど、川崎的にはどうだったのだろうか?意外にあっさりとプレーしている印象だったが。個人的な経験では勝った印象が残っている相手との試合は精神的に優位な状態で挑めると思っている。ただ、シーズン3回戦って3連勝ってあまり記憶にない。

まあ、前回の川崎戦は疲労のピークのような状態だったので敗戦は半分やむなしという部分もあったし、天皇杯に対するモチベーションの差はあったと思う。ACLへの想いという意味では直近で悔しい敗戦をしているガンバの方が強かっただろうし、川崎は天皇杯に勝ち残るとCS進出の可能性がないので試合間隔が1ヵ月空く(=オフ開始が遅くなる)という部分もモチベーション的に影響したかもしれない。あと、万博(ホーム)開催は天皇杯4回戦においてはビッグアドバンテージだと思っている。事実今年もJ1同士の対戦カードは全てホームクラブが勝っている。

来週はいよいよラスト万博・・・・にならないように絶対最終節勝とう!CS決勝こそ万博のラストに相応しい。

関連記事:【天皇杯決勝】ガンバ大阪-モンテディオ山形@日産







【2ndステージ第16節】ガンバ大阪-サンフレッチェ広島@万博

【ガンバ大阪 0-2 サンフレッチェ広島】

今シーズンは終わってしまったのかね。

年間順位4位に後退する痛恨の敗戦だけならまだしも、大守護神東口の怪我、パトリックの退場。ナビスコ決勝の完敗からの切替という点でも重要な一戦だったにも関わらず見せ場少なく完封負け。過密日程からは解放されたとはいえ蓄積した疲労感なのか、ACL敗退で切れてしまったメンタリティの問題なのか・・・息切れ感が著しい。隠しきれん。

想像以上にナビスコ鹿島戦のダメージは大きいのかも知れない。大一番では力を発揮し続けてきたチームだったので余計に完敗の傷はすぐには癒えないって事か。抽象的な表現なるが、一言でいえば「自信」。外から応援する身としては2013年シーズンも、昨シーズンも終盤戦においてもチームは発展途上である事楽しみがあったけど、今のチームはよく言えば完成されているし、悪く言えば伸びしろが少なく感じられるという点において、完敗がもたらず精神的ダメージは大きいのかもしれないと妄想。

特に今シーズンはパトに依存する部分が大きい戦い方になっている中でパトが2試合連続で封じられ、そのパトが苛立ちから退場という結末を迎えたのがなんとも・・・。宇佐美に関しては、今までも無得点試合が続いた時はあったけども、その時とは違う停滞感があり、起用法も含めて来シーズンはリセットしたい感がある。

大きな敗戦から1週間。切り替えるどころか、連敗してしまった事で更に傷が深くなった印象。とはいえ、リーグ制覇の可能性がなくなってしまった訳じゃないし、ラスト万博で無様な試合はできない。大逆転を信じてあとひと踏ん張り。

関連記事:【ナビスコカップ決勝】鹿島アントラーズ-ガンバ大阪@埼スタ



【書評/読書感想】「車いすバスケで夢を駆けろ -元Jリーガー京谷和幸の挑戦-」(京谷和幸)

元Jリーガーが交通事故で下半身不全になり、その後「車椅子バスケ」の選手として再起するまでの過程が書かれた自伝。道徳の本ではない。これを読んで障がい者への理解や気遣いの心を持とうなんて事を書こうとも思わない。ただ、メンタリティーの強さや努力量の凄まじさに対して尊敬の念があるだけ。

■障がい者スポーツが社会を変える?

特にリハビリ内容が紹介されている章は並のスポーツ選手の努力じゃないので驚きと共に読んだ。Jリーガーの自伝でたくさんの努力の形を知ってきたが、比ではない。この努力が日の目を見るのが2020年東京パラリンピック。東京パラリンピックまでにこの本で紹介されている障害者スポーツ選手の裏側が日本中に知れ渡れば、意識が変わり、社会が変わる気がする。

ちなみに、京谷さんは元Jリーガーという事もあって将来的にはサッカー界へのカムバックも視野に入れてる様子。車椅子バスケという異業界での経験がどうサッカー界で活かされるのか、サッカーファンとしてはそちらも楽しみ。

関連記事①:ブラインドサッカーが社会の意識を変える
関連記事②:車椅子バスケを観に行って思った事



ガンバ大阪 10月まとめ

ナビスコカップ決勝での完敗。ACL準決勝敗退。悲しい敗戦が印象的な月。三冠達成と、勝負所で勝ち続けてきた事によって得た自信がいつしか慢心に代わっていたかもしれないと思わされた。この大きな2つの敗戦を糧にシーズン終盤戦の11月へ。

■2ndステージ第13節 対川崎フロンターレ@等々力





■ナビスコカップ準決勝第1戦 対アルビレックス新潟@デンカS





■ナビスコカップ準決勝第2戦 対アルビレックス新潟@万博





■2ndステージ第14節 対浦和レッズ@万博





■ACL準決勝第2戦 対広州恒大@万博



■2ndステージ第15節 対ベガルタ仙台@ユアスタ





■ナビスコ決勝 対鹿島アントラーズ@埼スタ



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【ナビスコカップ決勝】鹿島アントラーズ-ガンバ大阪@埼スタ

【鹿島アントラーズ 3-0 ガンバ大阪】

栄枯盛衰で諸行無常なり。教科書には平家物語に変えて、今シーズンのナビスコカップ決勝の映像を見せれば世の常というものが理解できるのではなかろうか。昨シーズンの3冠、ACLでの激戦経験。「自信」と思ったいたものがいつの間にか「慢心」に変わっていた・・・・のかもしれない。

胸に星が増える度に「この味を知ったらこそ、更にタイトルを欲する気持ちが出てきた」という定番の選手達の言葉には嘘はないはず。ただ、この試合では2012年以降タイトルがない鹿島アントラーズが持つタイトルへの意欲が完全に上回っていた。今シーズンは既にガンバに2敗しているという要素もモチベーションに拍車をかけたかもしれない。負けるべくして負けた。90分間何もできなかった。ここまでの完敗は久しぶり。

ナビスコのお菓子2
ナビスコ様、今年もスポンサードありがとうございました。下はサポ仲間の仕込み「めで鯛パイ」

■「勝者のメンタリティ」とは何か?

サッカーを知れば知るほど精神論の重要性を痛感するようになっている。重要な試合ほどポイントになる「球際の強さ」や「運動量」といった基本中の基本となる要素の源は何かを考えれば自然にそこにたどり着く。長谷川ガンバになってから、監督のモチベーターなマネジメント能力もあって戦えるチームになっていた。降格というベースとなる経験に、エースの海外挑戦失敗というスパイスも加わって勝利に飢えていたチームは強くなった。そして得た3冠。

状況や立場が変わった今、ガンバは何をモチベーションにタイトルへ挑むのだろうか。ナビスコ決勝を経験してポジティブに語られる事の多い「勝者のメンタリティ」が一体何なのか分からなくなっている。確かにナビスコカップ準決勝では初の決勝へ意欲MAXの新潟をいなした姿に「勝者のメンタリティ」を感じたと思った。勝ち方を知っているチームであると。「平常心」で戦えるチームだと。ただ、平常心だけでは勝ち得る事ができないものがある事を痛感させられた。

数年間タイトルから遠ざかればモチベーションは戻ってくるだろうし、主力としてタイトル獲得経験のない井手口や今回悔しい想いをした西野らの次世代が高いモチベーションと共にガンバを牽引してくれるはず。そして、その時は倉田や東口といった三冠主力メンバーの経験がかならず役に立つ。昨日の鹿島がそういう状態だったと推測している。ただ、そこまで待つのか。

この敗戦から学ぼう。勝つ事は簡単ではない。

ナビスコカップ決勝 埼玉スタジアム


関連記事:【ナビスコカップ決勝】サンフレッチェ広島-ガンバ大阪@埼スタ