ACL広州遠征準備まとめ

明日から2泊3日で広州恒大を倒す旅に出ます。今年のACL海外遠征はソウル遠征に続いて2回目。今回は中国・広州。ACLで中国遠征するのは通算2回目。前回は6年前に山東魯能を倒す旅で済南遠征に行った以来。

ふと思い返すと、ここ数年行った海外は全てサッカーの旅。ブラジルインドネシア韓国、そして今回の中国。

“人生とは旅であり、旅とは人生である”

とは某サッカー選手の有名な引退コメントの一部だが、自分の人生にサッカーがあって良かったと最近しみじみと思う。サッカーが好きだから、ガンバを応援していたからこそ行けた旅が自分の人生を豊かにしてくれている。今回の旅も試合結果はどうあれ、自分の人生の重要な1ページになるはず。

という事で、海外遠征恒例の遠征準備まとめエントリ。

広州恒大ユニホーム無料配布所
日立台でユニフォームを配っていた広州恒大サポーター

■飛行機

羽田や成田から目的地である広州への直行便は飛んでいるものの、ガンバが準決勝進出を決めたタイミングでは往復で10万円を越える航空券代だったため直行便を断念。今回はバニラエアを使って、香港経由で広州入りを目指すルートを選択。

9月29日:成田⇒香港
9月30日:香港⇒広州(電車)
9月31日:広州⇒香港(電車)⇒成田

のスケジュール。案外直行より、香港を経由した方が楽しい旅になりそうな予感はしている。

■香港⇔広州の電車

香港⇔広州間は電車を利用。実は往路と復路で乗る電車が違う。往路は香港の紅ハム駅からの直行電車。新幹線的な乗り物で約2時間の旅。日本国内からもインターネット予約ができるという事で、今回一緒に遠征するサポーター仲間が私の分の乗車券も取ってくれた。

※参考:http://zeninaru.com/hongkong-airportexpress/

そして、帰りも同じ直行電車に乗れれば楽だったのだけど、10月1日は中国の祝日らしく残念ながら電車がお昼過ぎの便まで満席。お昼過ぎの便に乗ってしまうと成田行きの飛行機に乗り遅れてしまうために別ルート。広州⇔香港はかなりの数のアクセス方法があるようなのだが、復路も直通ではないながらも電車を選択。広州から深センまで新幹線で移動し、深センから羅湖へ徒歩移動で香港入りのルート。

ちなみに広州⇔深センの新幹線も日本で中国の旅行代理店(http://www.arachina.com/)が手配してくれるので現地で楽ができる。インターネット最高。

※参考:http://www.c-study.net/2015/03/how-to-access-hkairport-from-shenzhen-luohu/

■主な出費

航空券(往復):約5万円(※10/1帰国便を外せば数万安くなるのものの、10/2は仕事があるので泣く泣く・・・)
新幹線代①(香港⇒広州):約4000円(※プレミアムクラス)
新幹線代②(広州⇒深セン):約2500円(※代理店への手数料込)
ホテル@香港:約1万円(※尖沙咀エリア。多国籍朝食付き。ブッキングドットコム利用)
ホテル@広州:約7000円(※オフィシャルツアーと同じホテル。ブッキングドットコム利用)
広州⇔スタジアムバス&チケット:7500円(※広州遠征するガンバサポーターは全員強制)

合計:約8万円。

これに上記以外の交通費、食費、お土産代が+αがあるとして大体10万円の旅なり。結構お金かかってる。国内アウェイ遠征数回分。

■その他

中国はインターネットの規制がある国なので、ツイッター等のSNSができない。ただ、私はSNS中毒者なので数日とはいえ貴重な海外アウェイ遠征の情報発信ができないのはストレス。対策として「VPNサービス」を契約。VPNを簡単に説明すると、日本や世界各国に設置したVPNサーバーに接続することで、各国のIPアドレスでインターネットアクセスを可能にするサービス・・・つまり、中国でのツイッター等が利用できるサービスなり。

※参考:http://www.interlink.or.jp/service/sekaivpn/

あとは香港と広州でアウェイグルメ情報を調べたら完璧!実際に行ったお店のレポートは「俺のアウェイ飯」と「ツイッター」で報告します。

では、行ってきます!広州恒大に勝ってきます!!

広州恒大サポーターゴール裏
第2戦@万博でもこれくらいの広州恒大サポーターが動員されるのだろうか・・・

関連記事①:ACLソウル遠征準備まとめ
関連記事②:ブラジルワールドカップに行ってきます ~遠征準備まとめ~





【2ndステージ第12節】ガンバ大阪-柏レイソル@万博

【ガンバ大阪 3-1 柏レイソル】

久々に岩下の相手への詰め寄り芸を見た。Jリーグでは相手へ直接文句を言うシーンは少なく、審判への陰口的な形が多いのだけど、岩下は相手へも審判へも詰め寄るという分かりやすさ。男らしいし、分かりやすくていいじゃないか。陰湿さがない。詰め寄り「芸」とサポーターが表現するように、一般的に悪とされる詰め寄りを「芸」の域まで高められるJリーガーは岩下以外にいない。Jリーグはエンターテイメントなのだ。

しかし、あれはどこまで感情で動いていて、どこからが計算で動いているのだろうか。今節の詰め寄り芸も結果的に第三者であるクリスティアーノへのイエローカードという形で決着をつける芸当を見せた。「相手を挑発する」「味方を鼓舞する」「単純にムカついている」・・・きっと大半の人が三番目の視点で岩下の芸を見ているに違いない。ただ、違う視点であの芸を見た時には違う感情が生まれてくる。そうやって多角的にサッカーを捉える事で新たなサッカーな魅力が発見できる。

色んな推測をしながらサッカーを観ると楽しい。

■広州恒大戦へ視界良好

完勝だった。守備も攻撃も手応えがある勝利はシーズンに何度もあるものではない。倉田の復調に続いて、阿部からも待望のゴール。しかも、2ゴール。昨シーズン三冠の原動力である二列目の選手の復調はチーム力に直結する。そして、宇佐美は2列目での守備が形になりはじめている中でのゴール。いよいよ昨シーズン後半戦のような力強くて負ける気がしないサッカーが戻ってきた。

いよいよ2日後には広州恒大戦。丹羽ちゃんの出場停止こそあれど、良いチーム状態で敵地へ乗り込めるのは精神的にも大きい。個人的にも広州恒大はアジアで一番戦ってみたい相手だったので非常に楽しみ。私も火曜日から香港経由で中国広州へ遠征します。ACL中国遠征は2009年の済南遠征以来6年ぶり。済南遠征の時は山東魯能のサポーターから石を投げられたり、駅でおばちゃんにいきなり罵倒されたり、リアルアウェイの洗礼の記憶が鮮明に残っている。ただ、それこそが自分の求めている海外アウェイの経験。そこからACLにはまったと言っても過言ではない経験。平日でも大観衆が入る広州のスタジアムでどんな経験ができるか楽しみしかない。

関連記事:ACL第5戦 VS 山東魯能~中国遠征記 サッカー編~



【俺のアウェイ飯】「榑木野」(松本山雅/アルウィン)

「フードファイト」が流行った時代の出来事である。

「2時間で何キロ食べられるか」という対決の中、限界まで食べたであろうフードファイターが苦しい表情の中、手にした食材が「蕎麦」だった。それを見たフードファイト解説者はこう言い放ったのである。

「蕎麦は消化を助けるんですね」

その言葉を聞いて以来、僕は蕎麦を積極的に食べて続けている。きっと長野県民は痩せている人が多いはずだ。

■榑木野
http://www.kurekino.co.jp/

榑木野 入口
松本駅改札から徒歩1分の好立地

榑木野 外観
蕎麦を作る過程が外から見学できます

榑木野 楽天
ヴィッセルサポは必ずこのお店で蕎麦を食べるように

榑木野 メニュー1
金額設定はノーマル。庶民向けのお店で好感

榑木野 メニュー2
今回はもりそばを注文しました

榑木野 もりそば
私、蕎麦は味の違いが分かりません

榑木野 最新色紙
有名店なのでサイン色紙がずらり

榑木野 サイン色紙 吉瀬
なぜか吉瀬美智子のサインだけ名前が

関連記事:【2ndステージ第11節】松本山雅-ガンバ大阪@アルウィン




【俺のアウェイ飯】「信州 からあげセンター」(松本山雅/アルウィン)

お店のURLを見ると「karacen」とあるので地元民からは「からセン」の名称に親しまれているのであろうお店。大阪でいうところの「せんちゅう」みたいなものか。長野といえば「そば」とか「野沢菜」とか大人な食べ物の印象が強いが、若者を中心にそんな大人向けな食文化への反動でジャンキーな「からあげ」文化が生まれたのかもしれない。知らんけど。

■信州 からあげセンター
http://karacen.com/

からあげセンター 看板
入口の看板。松本駅ナカのお店

からあげセンター エンブレム
からセンのエンブレム。ルコックとのコラボ企画期待

からあげセンター メニュー
メニュー。非常にコスパが良いお店

からあげセンター なるほどレストラン
テレビ番組でも紹介されるほど地元では有名店なんだとか

からあげセンター 飲み放題
飲み放題も良心的な金額設定

からあげ定食
一番高いからあげ定食。カレーとラーメンだけでお腹いっぱい

からあげセンター からあげ
メインディッシュのからあげ

※関連記事:【2ndステージ第11節】松本山雅-ガンバ大阪@アルウィン



【2ndステージ第11節】松本山雅-ガンバ大阪@アルウィン

【松本山雅 1-1 ガンバ大阪】

2年ぶり2回目の松本遠征。行き慣れたアウェイ地が多い中で「2回目」というのは新鮮で開拓のしがいがあるアウェイ遠征。そういう「アウェイツーリズム」の意識は松本市(長野県)やクラブも高く持っているようで、スタジアムの入口で配布されるチラシの大半が松本市・長野県の観光情報系。複数のチラシで情報が重なっている部分もあり、情報過多な気がしない事もないが、アウェイサポーターに「また来よう」と思わせる意味で素晴らしい意識だと思う。

本当は私も今回の遠征では試合前日に「上高地」に行くつもりだった。ここ数カ月仕事まみれで荒んだ心を大自然で洗おうと1ヵ月以上前から新宿朝7時発のあずさを予約していた。にもかかわらず、前日の仕事が終了したのは朝7時半(20時間労働なり)で電車に乗り遅れるという地獄。・・・来年は上高地行けますように。

アルウィン配布物
アルウィンでもらった観光情報

■赤嶺先発の意図

水曜日のACL全北現代戦の興奮さめらないまま迎えたリーグ戦。連戦という事もありスタメンを多少変更。ジョンヤ、井手口、赤嶺が先発。途中出場でもチャンスが少なかった赤嶺の先発にはどういう意味があったのか。

一本決定機はあったものの、時間に比例して赤嶺の使い方に迷いが生まれているようにも見えた。先発で使っているからには狙いがあったのだと思うが、ポストプレー以外で赤嶺の動きだしへの反応は乏しく、時々見せ場になりそうなサイド攻撃のシーンではクロスの精度を欠くという辛い展開。赤嶺が悪いという事ではなく、機能するイメージを今シーズン一度も持てない。山雅がオビナにばんばんパスを当てて起点をつくっていたのとは対照的にガンバは赤嶺に対する信頼が低いのか、そもそも使う意識が低い。先発起用で機能する兆しが見えなかった事から漂うラストチャンスだった感・・・長沢にチャンスが回ってきそう。

松本駅 キューちゃん
松本駅のアイドル「キューちゃん」

関連記事:「アルプス一万尺」の歌い方 ~アウェイサポーターとして松本遠征を経験して~



【俺のアウェイ飯】「らあめん 満来」(FC東京/味の素スタジアム)

ラーメン屋ながら「肉」を食べに行くという稀なお店。ちゃーしゅー麺が有名な新宿を代表するラーメン屋。ボリュームが凄過ぎて並でもお腹いっぱい。オプションで「大盛り(300円)」が販売されているのだが、一度も頼んだ事がない。普通のラーメン屋と比べて大盛りの料金が明らかに高いが、肉も大盛りになるのだろうか・・・。肝心のスープと麺のクオリティもまずまず。場所も京王線改札に近いので味の素スタジアムでの試合前後に是非。

■あらめん 満来
http://tabelog.com/tokyo/A1304/A130401/13000808/

らあめん 満来 外観
高級感溢れる外観

満来 メニュー
メニュー

満来 厨房
厨房。肉専門係の方もいます

満来 チャーシュー麺
お店の代名詞!ちゃーしゅー麺

満来 チャーシュー麺 肉厚
見よ!この肉厚!

※「俺のアウェイ飯」過去記事はコチラ



【ACL準々決勝 第2戦】ガンバ大阪-全北現代@万博

【ガンバ大阪 3-2 全北現代】

久しぶりに試合終了後に体の震えが止まらなかった。感情が整理できないけど、とりあえず予約していた広州行き(正確には香港経由の電車で広州入り)の航空券代の支払いを終えて今に至る。今週こそこそと香港⇔広州のアクセス方法や中国の旅行代理店と連絡を取っていた甲斐もあるってもんだ。

しかし、すごい一戦だった。この試合を「伝説」と呼ばずして何を伝説と呼べばいいのか。試合終了直後に「THIS IS FOOTBALL」的な発言をちらほら見かけたけど違う。「THIS IS GAMBA」なり。基本的には守備的に戦って1-0で勝つ事を良しとしているチームがこういう戦い方をしてくれた事が嬉しい。懐かしい戦い方というか・・・これがガンバの勝ち方。万博劇場復活。

■強い方が勝つのではなく、勝った方が強い

全北現代は強かった。1~2戦通じて主導権を握っていたのは全北現代。ただ、実はさほど崩されるシーンはなかったし、球際でも全く負けていなかった。両監督共に試合前は精神論中心のコメントが多かったけど、まさに気持ちの強さで掴み取った勝利。

アウェイゴールルールが重くのしかかる先制点を奪われても、心折れずに直後に同点弾。試合終了間際の同点弾にも心折れずに直後の決勝弾。守備固めの選手交代直後をしていたなんて関係ない。事実、決勝ゴールはDFの米倉。米倉がなぜあのポジショニングだったか全く分からない。完全に点を奪いたい気持ちが生んだゴール。第2戦をホームで戦えた事もアドバンテージになったと思う。

しかし、このチームは三冠獲った昨シーズンのナビスコカップ決勝やリーグの鹿島戦、、浦和戦しかり、いわゆる勝負の一戦でのパフォーマンスが半端ない。そういう積み重ねは自信にもなるだろうし、広州との試合でも臆する事なく戦えると思う。個人的にも久しぶりの中国アウェイ遠征。そして、ずっと戦ってみたかった広州広大が相手。本当に楽しみ。この試合の教訓を活かして、敵地で少しでも選手の心の後押しができるように全力で応援してきます。

関連記事:【ACL遠征記】FCソウル-ガンバ大阪@ソウル



【2ndステージ第10節】鹿島アントラーズ-ガンバ大阪@カシマ

【鹿島アントラーズ 1-2 ガンバ大阪】

毎年恒例ながら鹿島遠征の疲労感はすごい。福岡や札幌遠征とかより疲れる。東京在住のアントラーズサポーターはかなり多いけど、ホームゲームで東京⇔鹿島の移動を繰り返す体力と精神力は素晴らしい。サポーターがタフだからクラブも強いんだろう。

そんな鹿島に今シーズンはホーム&アウェイで2連勝。昨シーズン終盤での大逆転勝利といい、鹿島相手にポジティブなイメージを持てた事は対戦する可能性のあるナビスコカップ決勝へむけても大きい。

ところで、選手達はアウェイグルメを食べる機会はあるのだろうか。試合後のバス内で「くくる」を食べている映像は見た事があるが、アウェイではアウェイグルメを食べてもいいのではないだろうか。鹿島の場合は「もつ煮」と「ハム焼き」。後者は脂が多い食べ物ゆえに宇佐美あたりは口にしない気もするが、敵を「食う」的なノリはチームの雰囲気作りでも効果ありそう。

■宇佐美の復活

「らしいゴール」だったのが余計に嬉しい。明らかにファールで止めにこられている中でアドバンテージを経てのゴールという点が価値をさらに高める。主審の扇谷もたまにはいい仕事するもんだ。ただ、扇谷は一度ハリルホジッチに体脂肪測ってもらった方がいいと思う。

そんな宇佐美は守備でもファインプレーが自分が記憶しているだけでも2つあった。特にカウンターを阻止したスライディングはいつかのカウンターで失点した時の反省が活かされていて素晴らしい。秋になり涼しくなってきた事もあるだろうけど、ナイス守備とスーパー個人技ゴールが共存する宇佐美とか最高やん。

これは蘭夫人が妊娠した事による父親の自覚も影響しているのだろうか。報道によると蘭夫人の激励的ゴール予言もあったとか。蘭夫人最高やん。そんな最高な2人から生まれてくる子供に対して、ガンバは契約オファーの準備はよ。とりあえず、20年契約でどうだ。

関連記事:【Jリーグ第10節】ガンバ大阪-鹿島アントラーズ@万博



【俺のアウェイ飯】「66(ダブルシックス)」(柏レイソル/日立柏サッカー場)

柏駅東口から日立台へ向かう道を少し外れた住宅街にいい雰囲気の店構えで営業しているハンバーガー屋さん。マクドナルドやロッテリアなどもファーストフード系のハンバーガーはあまり食べなくなった一方で、ここ数年はハンドプッシュ系の「本格派」ハンバーガーを食べる機会は増えた。ビッグサイズのこだわりのお肉や野菜をハンバーガーにして食べる贅沢感とお手軽感が共存している感じが好き。

■66(ダブルシックス)
http://tabelog.com/chiba/A1203/A120301/12004138/

柏 66
雰囲気がある外観

柏駅 66 店内
店内も雰囲気がいい感じ

柏駅 66
ケチャップやマスタードも使い放題

66 ハンバーガー
佐世保スタイルバーガー。肉と半熟卵、ベーコン、玉ねぎの相性が最高

66 メニュー
その他メニューも豊富

※「俺のアウェイ飯」過去記事はコチラ



【ナビスコカップ準々決勝 第2戦】名古屋グランパス-ガンバ大阪@瑞穂

【名古屋グランパス 2-2 ガンバ大阪】

PK合戦にドラマがあり過ぎて120分間の記憶が消えてしまった。1本も止めていないのにヒーローになってしまう藤ヶ谷の引きの強さ。誰が11人目のキッカーとして藤ヶ谷が決めて勝利する事を予想したか。試合終了直後、藤ヶ谷に集まるガンバイレブン。その光景からは紛れもなく今日のヒーローが誰なのかを現わしていた。

全く止められる気配のない名古屋のPKがネットを揺らすたびに強くなる絶望感と無力感・・・・からの大逆転劇。岩下のPK失敗後の満面の笑みに慄き、ジョンヤのちょけた喜び方に戸惑い、パトリックの予想通り過ぎる甘いコースへのシュートには平常心を保ちながら、井手口の堂々としたキックに驚愕し、藤ヶ谷のキックに歓喜した。

今日のPK合戦には藤ヶ谷のGK人生が凝縮されている。光と影。藤ヶ谷ほどその両方を味わったGKがJリーグの中に他にいるのか。今後も藤ヶ谷には困難が待ちうけているだろう。ただ、最後に笑うのは藤ヶ谷なのだ。ガンバサポーターはそれをこの試合で思い出した。藤ヶ谷ありがとう。やっぱり俺達の藤ヶ谷は最高だ。藤ヶ谷こそ週末のエンターテイメントに相応しい。

P.S.3連休中の開催にあたるナビスコ準決勝のセカンドレグはホームなのか。ガンバいよいよ運が回ってきた。





ガンバ大阪 8月まとめ

8月は東アジアカップがあったので開催試合は少なめ。その東アジアの影響で主力不在で挑んだリバープレートには手も足も出ず、FC東京戦は内容的には大幅改善も守備意識の薄さから2失点で敗戦。この2連敗を機に原点回帰の超高い守備意識をチームに植えつけ3試合連続完封という結果で8月終了。

■スルガ銀行チャンピオンシップ 対リバープレート@万博





■2ndステージ第6節 対FC東京@味スタ





■2ndステージ第8節 対清水エスパルス@万博





■ACL準々決勝第1戦 対全北現代@全州ワールドカップスタジアム





■2ndステージ第9節 対湘南ベルマーレ@万博





※「ロスタイムは7分です。」ツイッター版はこちら



【ナビスコカップ準々決勝】ガンバ大阪-名古屋グランパス@万博

【ガンバ大阪 1-1 名古屋グランパス】

ナビスコカップはこの先のリーグ戦やACLにつなげるという意味で内容重視なので今日の試合には満足してる。主導権を握りながら勝ちきれなかったのは残念ながら、結果以上に得たものは大きかった。ある意味、今シーズン一番手応えを感じた試合。

手応えの具体は、チームに安定感をもたらしたフタや明神といったベテラン勢の貫録あるプレーであり、井手口や平尾といった若手がのびのびプレーである。スタメン総入れ替えのチームながら色んな面でバランスの取れている戦いをしていたのが印象的だった。一粒で二度美味しい的なナイスゲーム。

■セカンドチーム構想の進捗は

しかし、初スタメンの平尾があそこまでアグレッシブにプレーできたのは意外だった。井手口しかり、最近の若手のメンタリティはすごい。ビビったり、萎縮したりというのがないんだろうか。監督のマネジメントが素晴らしいのかもしれないし、試合後のコメントを読む限り先輩達のフォローが精神的安定をもたらしているのかもしれない。あと、岩下がスタメンじゃなかったという点も見逃せない。

若手のプレーは分かりやすく試合を重ねて成長するのが見ていて楽しい。今のガンバであれば井手口。今日のメンバーであれば中心選手の風格すら感じて、後半戦から来シーズンにむけては主力の1人になっていくんだろうなと確信した。今は良くも悪くも勢いでプレーしているがゆえに状況判断を誤るシーンも見られるけど、そこは経験を積む事で改善していくしかない部分。

そして、その経験値は練習試合ではなく公式戦でなければ貯まらないので、例のセカンドチームJ3参入構想の進捗はどうなっているのか気になった。井手口の成長や本職ではないポジションにコンバートされた平尾のスタメンデビュー戦でのパフォーマンスを観る限り彼らには無限のポテンシャルがある。そのポテンシャルをクラブは無駄にしちゃダメだ。

丹羽ちゃんのようなレンタル修行三昧のような育て方ではなく、自前で育てられる環境の整備を早く!!

関連記事:サッカー関関戦を観に行ってきた話



ブラインドサッカーが社会の意識を変える

サッカーという「媒体」が持つ発信力・影響力は凄まじい。例えば、2014年ワールドカップがブラジルで開催されなければ、同国の治安の悪さや、貧富の差、教育・医療問題を考える機会はもっと少なかったはず。オシムが日本代表監督に就任しなかったら、ボスニアで戦争があった事を知らなかったかもしれない。サッカーという媒体を通じてこれらの社会問題を知る事により、リアリティを持てたし、真剣に考える事ができた。

ブラジル ストリートサッカーの風景

■ブラインドサッカーが社会の意識を変える

ブラインドサッカーの国際大会がまた日本で開催される。昨年は日テレをはじめとする各種メディアの露出効果もあって会場は満席。有料の障がい者スポーツイベントとしては異例の事だったらしいが、それ以上に素晴らしいと思ったのは実際に同スポーツを観た観客の感想である。

「目が見えていないのにボールを蹴れて凄い」

当たり前の感想ながら、普段は「同情」の対象として見られがちな障害者が「尊敬」の対象として見られていた事に大きな意味がある。2020年に東京パラリンピック開催が決まった事で「ダイバーシティ社会」や「心のバリアフリー」といった言葉をよく耳にするが、同情の心を基盤としてこれらを実現するのは難しい。本当の意味で「ダイバーシティ社会」、「心のバリアフリー」を実現するために必要なのは認める事。だからこそ、「尊敬」の対象として多くの人に見られたブラインドサッカーが果たした役割は大きい。

また、日本における障害者の数を知れば、もはや障害者はマイノリティーとは言い切れない数がいる事を知る。ボリューム的に社会として配慮を考えるのは当然で、逆に知れば知るほどなぜ現状はこんな事になっているのか疑問でもある。知る機会や出会う機会がなかったが故の悪循環だったのかなと推測するが、今年開催されるブラインドサッカーには単にスポーツの認知度向上だけに留まらないアプローチを期待したい。

社会の意識を変えるにはきっかけが必要だ。あるセミナーでは今では当たり前に重要視されるようになった「エコ」という価値観も地球温暖化問題を背景に『京都議定書』がきっかけになった事例が紹介されていたが、「議定書」や「条例」「法律」に頼らない形で社会の意識を変えるポテンシャルがサッカーにはあって欲しい。

関連記事①:【書評/読書感想】「サッカーボールひとつで社会を変える」(岡田千あき)
関連記事②:車椅子バスケを観に行って思った事
関連記事③:ブラインドサッカー普及のために必要なこと