【Jリーグ第33節】ガンバ大阪-ヴィッセル神戸@万博

【ガンバ大阪 3-1 ヴィッセル神戸】

同時刻に開催されていた「鳥栖-浦和」における鳥栖同点ゴールの一報が届いた直後、万博では試合終了の笛が鳴らされた。その笛を聞いた瞬間、2005年の最終節、ガンバと優勝を争っていたセレッソ相手に当時FC東京所属だった今ちゃんが同点ゴールを決めて優勝した時の興奮を思い出した。優勝するシーズンはこういう運の強さも持っている。

あれから9年。

クラブも色々あって大きく変わったし、個人としても少なくない変化があったけど、リーグ優勝を目前とした興奮は9年前からあまり変わらない。勿論、当時と比べると年に応じた経験ゆえに落ち着いてはいられるけど、そういうサポーターの落ち着きは来週の勝利を勝ちとる力になると思う。

2014ホーム最終節挨拶
今シーズンは約10年ぶりにSB席シーズンパスに変更。10年前より野次減ってた。

■優勝のために必要な事

「三冠」にダブル王手となった状況において、ネット上ではガンバ三冠に立ちふさがる相手が徳島と山形という格下である事がネタとして面白おかしく語られている。事実として実力差はあると思うし、選手や監督からも事実上それを認めているがゆえに油断禁物である旨のコメントも聞かれる。「自分との戦い」とまでは言わないまでも、精神的な準備が重要な二試合になる事は間違いない。

ただ、直近ではメンバーを大幅に落としてきた清水相手の天皇杯準決勝や仙台戦を経験しているのは大きな教訓として活かされるはず。少しの慢心が自分達を苦しめる記憶が鮮明なうちに試合に挑めるのは大きい。そして、こういう試合こそ百戦錬磨のヤットが試合を決めてくれるはず。

ナビスコカップ決勝の記事でも書いたけど、タイトルをかけた緊張感ある試合をベテラン選手と共に経験する事はガンバが強豪クラブとしてあり続ける上で大切な事。だから、数年後に今シーズン残り二試合を振り返った時にはゴールではなく、新生ガンバのスタートだったと捉えられていれば素晴らしい。

そんな想いと共に徳島に参戦します。

和楽路屋
アウェイサポ向け。千里中央でたこ焼き食べるなら「和楽路屋」がオススメ

※関連記事:【ナビスコカップ決勝】サンフレッチェ広島-ガンバ大阪@埼スタ

【天皇杯準決勝】ガンバ大阪-清水エスパルス@味スタ

【ガンバ大阪 5-2 清水エスパルス】

味スタからの帰り道、清水サポから天皇杯決勝チケットを購入して帰宅。武士の情けで定価で購入してあげた。そんな天皇杯準決勝で今シーズンの平日開催は全て終了。スニーカーで出社する事に抵抗を覚えなくなりつつあるダメサラリーマンの私でも平日開催はハードなので少しほっとした。ちなみに、ゲーフラ持参出社が来シーズンの目標。今はさすがにゲーフラ用の棒はスタジアム付近のコンビニで買っている。平日開催の数だけ我が家に棒が増える。

先日の柏戦と同様に今日の試合も「平日」「雨」「関東」という大阪のクラブのサポーターには厳しい三重苦だったのにも関わらずガンバサポーター有給休暇祭りで大集合。皆の頑張りが報われて良かった。現地組の皆様、お疲れ様でした。

天皇杯 空席
準決勝なのに空席の目立つスタジアム。誰のための大会?

■決勝進出!

結果的には圧勝も内容的には難しい試合になった。難しくさせた要因は「モチベーション」で、今日の試合の相手は清水ではなく自分達自身。1人相撲な試合だったと思う。天王山となったレッズ戦からまだ数日しか経っていない中でコンディションも整わなかっただろうし、スタジアムはガラガラだし、雨降ってるし、対戦相手メンバー落としているし・・・準決勝とはいえ、逆に何をモチベーションにすればいいの分かりにくい一戦。しかも、簡単に2点入った事でその傾向が更に強くなったという印象。

90分を通じてリーグ戦時とくらべれば「ぬるい」雰囲気に終始し、それは特に守備面で顕著に表れた。天皇杯の試合はこんなものだとは思うけど、こういう試合が次節にどう影響するのか。過去実績を調べている訳ではないものの、週末の神戸戦の立ち上がりの試合運びには注意してもらいたいところ。気持ちのスイッチを入れ直すのは案外難しい事を再確認した一戦。

味の素スタジアムライトアップ
ライトアップされた味スタ。ブラジルで見たサルバドールのスタジアムを思い出した。

関連記事:【Jリーグ第25節】清水エスパルス-ガンバ大阪@アイスタ

【Jリーグ第32節】浦和レッズ-ガンバ大阪@埼スタ

【浦和レッズ 0-2 ガンバ大阪】

「東西の人気クラブによる首位攻防戦」という誰の目にも明らかなビッグゲームという事もあり、試合数日前からあらゆる所での事前煽りが展開された。普段はJリーグ軽視のTVスポーツニュース番組が両クラブの練習の様子を報じたかと思えば、スポーツ新聞は試合プレビュー記事をなんと一面に掲載。

マスメディア以外では、試合前日にレッズサポの先輩にプレビューランチに誘われ、ツイッターのタイムラインには「大浦和日報」なる謎の新聞や埼玉県のどこかの駅であろう改札に貼られた「共に浦和であれ」という意味は分からないけど熱さは伝わってくる横断幕の画像がぞくぞく流れてきた。

大半が浦和目線の煽りではあったけど、ガンバサポの私のテンションも高まった。おかげさまで寝坊する事なく始発の電車に乗車し、一生懸命90分間応援を続ける事もでき、無事さきほど帰宅。

早朝の浦和美園
朝6時前の浦和美園駅の様子。2週間前よりも気温が低い・・・

■ベストゲーム、再び

先日の鹿島戦を観終えた後はこれ以上のゲームは今シーズン中には出会えないと思ったけども、今日の試合は鹿島戦と同等、もしくはそれ以上の劇的だった。NHKによる生中継に相応しい内容。これが首位攻防戦。「ナショナルダービー」と名付けるに値する。

長谷川監督はスタメンや交代策もふくめてスタンダードな選択をしたけど、それがナイスゲームになった最大の要因。相手に合わせるよりも、自らの力を純粋に発揮する事を選択した事でガチンコでぶつかり合う締まった試合になり、最後には幸運も転がってきた。得点した佐藤、倉田共に献身の割には幸運が回ってこなかった選手だけに、そこもポイント高い。

また、劣勢な時間が長い中でも「前線選手の攻守の切り替えの早さ」や「中を固める守備」、「GKのファインセーブ」で耐え凌いだ上で勝つという今シーズンのガンバのスタイルをよく表した集大成的な一戦と捉える事もできると思う。長谷川監督は手応えを感じているに違いない。もしガンバが優勝したら守備の選手がMVPであるべき・・・東口かな。

これで首位浦和との勝ち点差が2。調子に乗った先には落とし穴がある事は先々週の仙台戦で経験済なのに、サポーターは愚かな生き物。正直、もう優勝したと思ってる。12月6日、徳島での祝勝会は何食べようかねぇ。

関連記事:【Jリーグ第27節】鹿島アントラーズ-ガンバ大阪@カシマ



「熱狂」の理由 ~Jリーグサポーターの自己分析~

プレミアリーグの強豪「チェルシー」のフーリガンを題材にした映画「フットボールファクトリー」を観た。約1時間半の映画だが「フーリガンが喧嘩して、酒飲んで、ドラッグやって、SEXした」の一文で全て要約できる内容。サッカーボールは1秒も登場しない代わりに、「Fu○k」という言葉は1万回くらい出てくる・・・そういう映画。

この映画を観終わった時に一応「この映画が伝えたかったものは何かな」と考えたが、答えは出てこなかった。一方で、主人公が最後に自分のフーリガン活動に対して意味があるのかを自問するシーンがあり、「YES」と答えているのが印象的。YESの中味は具体的に描かれていないものの、多分「仲間との絆」みたいな事ではないのかと推測してる。

インドネシア フーリガン
今年の2月、インドネシアサッカー観戦遠征で出会った彼らはフーリガンの雰囲気があった

■サポーターである理由

正直、フーリガンの活動は全く理解できないものの、サッカーに興味がない人達からしてみればJリーグサポーターも同じようなものかもしれない。特にゴール裏での応援の雰囲気はJリーグ開幕から20年以上経った今でも賛否両論ある。

そのゴール裏で応援するサポーターの1人として、フーリガンを理解する前に自分を理解しようと思い、就職活動時期以来の自己分析をした。第三者目線ではなく、≪なぜ自分はサポーター活動をするのか?≫という自問。答えは3つ出た。

①生きるエネルギーをもらっている

サポーターはその名の通り「応援する事」が活動のメインなのだが、逆に応援する事で力をもらっている。私は特に何かしらの宗教にも属していないので正確な感覚は分からないものの、見聞きする情報では「協会に行く事」に近いかもしれない。「疲れているからスタジアムには行かない」ではなく、「疲れているからスタジアムに行く」。讃美歌の代わりにチャントを歌う事で明日以降を生きるエネルギーを得る。大きな声を出せば出すほど元気をもらえる気がする。

ちなみに、アウェイ遠征翌日に頻繁に有給休暇を使っていたという自己矛盾に関しては自分の応援が足りなかったからと理解している。

②そこでしか表現できない自分がいる

人は色んな自分を演じている。「会社員としての自分」、「親(子供)としての自分」・・・etc.

まず、「サポーターとしての自分」は複数種類演じている「自分」の中でも能動的に演じている「自分」であるという事。そして、サポーターの世界では半匿名で活動する事になるので、比較的感情をオープンにしやすいというメリットもある。ネット上しかり。感情をオープンにしやすいという点で「サポーターとしての自分」こそ本当の自分であると思っている人は多いはず(Jリーグサポーター界はタコ壷化著しいので半匿名という表現が正確か微妙だが・・・)。

③一体感が心地良い

これはこのブログでも何度か書いてきたが、サッカー観戦の最大の魅力は「一体感」。同じ感情を多くの人と共有できる気持ち良さを味わいにスタジアムに行っている。その一体感は「仲間意識」と言い換える事も可能だと思っていて、②で書いた事と矛盾するように思えるかもしれないが、匿名や他人で構成される世界の中でも存在するもの。

この「一体感(仲間意識)」は冒頭で紹介した「フットボールファクトリー」の主人公がフーリガン活動を続ける意味に近いものだと思うが、分かりやすい「敵」との対戦時ほど生まれやすいものでもある。例えば「ダービー」などがそれにあたる。「フーリガン」はそうした感情が生みだした究極の形なのかもしれない。

以上3点が、私なりの「サポーター活動をする理由」。皆さんがサポーターを続ける理由も是非教えて下さい。

関連記事:【インドネシアサッカー観戦記】カオスがもたらす熱狂のスタジアム
関連記事:【全文掲載】社内報に自分のサッカー観戦ライフを書いた話



【書評/読書感想】「スポーツを読む」(重松清)

スポーツを「何する」が一番好きですか?ちょっと分かりにく表現だと思うので、私のランキングをまずは紹介。

1位はスポーツを「応援する」。Jリーグのサポーターなので。
2位はスポーツを「プレーする」。一応、フットボーラーなので。

そして、3位はスポーツを「読む」。学生時代から今に至るまで結構な量のスポーツ関連雑誌や本、ブログ等を読んできた。読む事で「応援する」や「プレーする」の楽しさが増した。

最近ではスポーツを「書く」にまで手を伸ばしちゃって、活字でスポーツを楽しむのは完全に私のライフワークになっている。

スポーツを読む

■スポーツライター分析本

今回紹介する本は3位の「スポーツを読む」をテーマにした一冊。中身は日本を代表するスポーツライターさんのテクニック解説や人間分析。「批評」というよりも「紹介」という方が適当な内容で、今まで何気なく読んでいたスポーツライティングの奥深さを再発見させてくれる良本。

当然ながら著名なスポーツライターさんは書き方に特徴(個性)がある。山際淳司氏の「江夏の21球」からスポーツ選手の内面を表現するようになった記事が増えた(Numberに代表される人間ドラマ中心のスポーツライティングの歴史が始まった)ように、著名なライターさんがスポーツライティングの世界にどう影響を与えたのかが丁寧に解説されている。

サッカーファンの私的には「金子達仁」氏の章が一番面白かった。最近では記事が不評を買う事も多い同氏だが、思春期にもっとも読んだサッカー記事(本)は間違いなく金子氏のものだし、自分のサッカー観に影響を与えた1人である事は間違いがない。

本書では金子氏を「中田や川口に本音のインタビューができる貴重なライター」と「人脈」で捉えるのは本質ではないと指摘する。私がまさにそう捉えていた人間だったので、はっとさせられた。本書曰く、金子達仁さんの登場は「時代に待ち望まれた書き手」だったようで、具体的に何が本質で革新的だったのかは・・・・本書を買って確認して欲しい。個人的には納得感があった。

「村上龍」、「二宮清純」、「小松成美」、「佐山一郎」、「増島みどり」などサッカーファンにはお馴染みのライターさんに対しても同様の分析が紹介されている。スポーツを「読む」のが好きな人は是非。オススメ。



Jリーグ残留争いをアウェイツーリズムから考える

Jリーグの順位表を眺めている。特に下位の方。いわゆる残留争い。偽善ではなく本心でどのクラブにも残留して欲しい。なぜなら・・・

甲府が降格したら、来年は桃が食べれない。
仙台が降格したら、来年は牛タンが食べれない。
清水が降格したら、来年は海鮮丼が食べれない。
セレッソが降格したら、豚丼食べる機会が減る。

最後の1クラブは正直どうでもいいが、それ以外の3クラブはアウェイ遠征を楽しみにしているサポーターが多い。他サポ的にも残留争いは他人事ではないのである。ちなみに、大宮はどうせ残留するだろうから心配対象から除外。

そんな残留争いをきっかけにアウェイ遠征の魅力を改めて紹介するのが今回のエントリの目的。

■甲府(直近の遠征記はこちら

小作ほうとう
甲府を代表するグルメ「ほうとう」。意外にボリュームすごい

2011甲府2
B級グルメグランプリで知名度をあげた人気急上昇グルメ「鳥もつ」。白米がすすむ

2011甲府5
果物も安くて美味い

■清水(直近の遠征記はこちら

2010 富士山
この景色を観るだけでも年に一回遠征する価値がある

ととすけ刺身
意外に食べる機会の少ない貴重な「海鮮アウェイ」でもある

長谷川健太監督少年時代(ちびまる子ちゃんランドにて)
長谷川健太監督も地元に帰れなくなるのは悲しいはず

仙台(直近の遠征記はこちら

牛タンタタキ
「牛タンのたたき」。生の牛タンの味はアウェイグルメベスト5に入る

カモメ
来年も松島のカモメにかっぱえびせんあげたい

ユアスタ1
スタジアム(ユアスタ)がJリーグNo.1の雰囲気という意見も

ちなみに既に降格が決まってしまった徳島もアウェイ遠征が楽しい地域。次回、四国アウェイ遠征に行ける日はいつになるだろうか・・・。

■徳島(直近の遠征記はこちら

鳴門海峡
タイミングが合えば渦潮が見れる

鳴門金時お土産
試合の疲れをお土産のお菓子で癒す

徳島空港 すだちオブジェ
空港のネーミングセンスも素敵

降格するクラブがあれば、昇格するクラブもある。J1クラブサポーター的に馴染みの薄いのが「松本」。スタジアムの雰囲気が最高なのは有名ながら、それ以外の魅力も盛りだくさん。

■松本(直近の遠征記はこちら

試合後に行った松本城
駅から松本城までの道のりには観光客向けの店がずらり

アルウィン お土産
スタジアム来場者プレゼントのクオリティ高過ぎ

アルウィン1
声援がこだまするのもこのスタジアムの特徴

■まとめ

アウェイ遠征を通じて日本各地の文化に触れる事ができるのはJリーグサポーターをやっていて良かったと思う事の1つ。Jリーグがなければ一生訪れなかっただろう場所は多々ある。Jリーグはピッチの中で起きた出来事だけでは語れない。オフザピッチを知る事でJリーグがもっと楽しくなる。この「アウェイツーリズム」はもっと宣伝されるべきだし、こういう違う視点からのアプローチの積み重ねこそJリーグの「たこ壷化」解消の糸口になるはず。

P.S.アウェイ遠征を「写真」でまとめた【サッカー写真館】はコチラ



【ナビスコカップ決勝】サンフレッチェ広島-ガンバ大阪@埼スタ

試合前夜。なかなか寝付けない。スマホが鳴る。初めて「決勝戦」に参戦するというサポーター仲間からのメールだった。

「決勝戦、緊張するなー」

そんなメールに2005年ナビスコカップ決勝に参戦した頃の高揚感を思い出した。「俺もそんな時あったかもー」なんて先輩風を吹かせた返事を送りつつも、私も同じような感情の高まりで寝れない時間が続く。最後のタイトル奪取から5年。色んなタイトル奪取を経験してきたはずなのに・・・ブランクを感じた。

浦和美園~埼スタ
浦和美園駅から埼スタへの道がナビスコ仕様に

早朝の埼玉スタジアム
朝6時の埼玉スタジアム

■新世代ガンバ、引き継ぎ順調

この試合で一番印象的だったのは試合後の「ここからまた新しい時代の始まり」という長谷川健太監督のインタビューコメント。ヤットや明神、フタといった黄金時代を知っているメンバーが残っているタイミングで若手選手にタイトルの経験をさせる事ができた意義の大きさは計り知れない。監督選びに失敗してJ2降格という寄り道はしたものの、このタイトル奪取で再び強豪クラブへのルートに戻れたと思う。

ナビスコカップ イベント
試合前、スタジアム前で行われていたサッカーゲーム

ナビスコのお菓子
そのサッカーゲームに成功して頂いたお菓子。ナビスコさん、ありがとう

「STAP細胞 」の小保方女史ではないが、タイトル奪取には「コツ」がある気がする。それは「勝者のメンタリティー」みたいな言葉に言い換える事ができ、引き継ぎ書で引き継げる種類のものではない。感じるものであり、経験する事で得られるもの。そして、タイトルは獲り続けるもの。間が開けば開くほどタイトル奪取は難しくなる。なぜならコツの感覚が薄くなるから。ガンバはコツの継承にギリギリ間に合った。

また、この考え方はサポーターにも当てはまるのかもしれない。試合前の決起集会時、「タイトル奪取の瞬間に立ち会った事がない人はいる?」という問いかけに結構な人数の方が手を挙げていたが、このタイトルでサポーターにも「コツ」の継承者が増えた。この経験は再来週の大一番や天皇杯で活かされるはず。

P.S.仕方ない事とはいえ、広島-大阪の試合で埼スタという会場設定は集約的にやはり厳しかった。劇的な試合展開の割にはスタジアムの雰囲気に例年並の緊張感や興奮がなかった気がする。

ナビスコカップ優勝の想い出



Jリーグサポーターブロガーが情報発信をする上で意識している事

ちょうど1年前、「JリーグサポーターがWEBで情報発信をする意義」という記事を書きました。

1、サポーター仲間ができる
2、共通認識を形成できる
3、サッカーに詳しくなれる(インプットが深まる)

上記3つの理由によってJリーグサポーターは情報発信を積極的にしようという内容だったのですが、今回は少し視点を変えて自分が情報発信をする上で意識している事を2点紹介します。

①「サポーター目線」を忘れない

サッカー専門媒体が書かない内容にこそサポーターブログの良さがあります。それはオンザピッチだけではないサッカーの楽しみ方を紹介する事で、例えば「試合観戦後に食べたもつ鍋が最高だった」のようなアウェイツーリズムを紹介する記事が代表的な例。その記事を読んでもらって「サポーターって楽しそう」、「私もスタジアムに行こうかな」と思ってもらえたら幸せ。

「ロスタイムは7分です」というブログ名もオンザピッチ以外の出来事も充実させた記事を書くブログにしたいという想いから。そのコンセプトが他のJリーグサポーターブログとの差別化になるはずだったのですが・・・最近はあまり実現できていないので反省。本当は先日の甲府遠征の記事のような冒頭5段落を「桃の直売所の話」で埋めてしまうような記事を書きたい。ニーズは・・・あると信じています!

ヤットご両親の差し入れ
ブラジルW杯の試合会場でもらった遠藤選手のご両親からの差し入れ。こうしたピッチ外での出来事を紹介できるのがブログの魅力

②多様性のあるインプット&アウトプット

<インプット>

最重要視しているインプット方法の1つは当ブログの「書評カテゴリ」でも紹介している通り、読書でのインプット。当然ながら本は丁寧に作者が伝えたい事が書かれているのでWEB記事や雑誌と比べると読んだ後の記憶の定着率が違います。また、「スポーツビジネス」や「スポーツ文化論」がテーマの本を多く紹介しているのは自分がその分野の専門性を得たいと思っているから。そういう視点でもサッカーを観れるようになりたい。

そして、今年に入ってから意識しているインプット方法は「他サポとの交流」。知識を広げるには自分の守備範囲以外の人と付き合うのが一番。私が応援しているガンバ大阪には「攻撃至上主義」といったクラブのポリシー(哲学?)が存在するのですが(長谷川監督になって多少変わってきてはいますが)、当然他クラブには他クラブのポリシーが存在するがゆえに、他サポとの交流は違った視点でのサッカー観を知る事ができます。

<アウトプット>

私の場合、SNS等でつながっている人の大半がガンバサポーター。そのガンバサポーターがチェックしていないであろうジャンルの記事・・・直近の例を出すと「サッカー後進国の遠征記」や「面白かったJリーグサポーターのブログ」等を意識的にアウトプット(紹介)しています。特に「Jリーグサポーターのブログ」に関しては面白いものが多いにも関わらず埋もれがちなので、それを少しでも広めたい。

ただ、そうしたブログを広める上で自分の情報発信力が弱い事は課題。そこは書き続ける事、情報を発信し続ける事で地道に力をつけるしかないと考えています。最近、ブログの独自ドメインを取得したのもそうした背景からで、少しでも発信力向上につなげたいゆえ。

インドネシアサッカーゴール裏
Jリーグのシーズンオフにはインドネシアサッカー観戦の旅へ

■情報発信のゴールはどこにある?

最後に、情報発信をする目的・・・ゴールは何処なのかについてはよく自問しています。現時点での答えは「リアルにつなげる事」。

「他サポとの交流」を意識していると書きましたが、そうしたサポーターの交流から何か形にしたい。例えば、各サポーターブログの「No.1人気記事」だけをまとめて書籍化(サポーター共同出版)するとか。素晴らしいコラム集になる気がするのですが・・・出版社にお勤めの方、どうですか?

あとは、仕事にもつなげたい。スポーツ(サッカー)の魅力を広める仕事がしたいと社会人になってから結構な月日が経った。Jリーグやスポーツに関する日々の情報発信は近い将来スポーツの仕事を担当する事になった時のための下準備だと考えています。以前、仕事でサッカーダイジェストに「サッカー番組研究所」というコラムを広告として書かせてもらっていた時期があるのですが、そうしたチャンスがいつ訪れてもいいようにウォーミングアップは怠りたくないのです(会社の偉い人、このブログ読まないかな・・・)。


Jリーグに関して情報発信されているサポーターの皆さんは何を意識されていますか?


※関連記事①:【インドネシアサッカー観戦記】カオスがもたらす熱狂のスタジアム
※関連記事②:ブラジルW杯遠征まとめ
※関連記事③:【全文掲載】社内報に自分のサッカー観戦ライフを書いた話



【Jリーグ第31節】ガンバ大阪-ベガルタ仙台@万博

【ガンバ大阪 1-1 ベガルタ仙台】

前回のエントリで「宇佐美の復活には相応しい舞台がある。それはナビスコ決勝であり、レッズ戦だ」的な事を書いたのだけど、自分は仙台戦を軽視していたのかもしれないと猛省しております。ナビスコ決勝はともかく、レッズ戦に関してはこの仙台戦を勝たない事には「相応しい舞台」にならない可能性もあるという大前提を見失っていたような内容だったかと・・・。

宇佐美は今節も無得点。2回もシュートをクロスバーに当てるという「もってなさ」で、その後はエゴが強くなり、気持ちも少し切れたプレーで途中交代。その後、試合終了間際に同点弾という地獄。「サッカーあるある」の典型的な試合展開で優勝が遠のく辛い結果になってしまいました・・・。

■ラッキーボーイの誕生

そんな試合の中で希望の光を見出すのであれば宇佐美とは対照的に2試合連続ゴールの大森の活躍。終盤戦に勝ちきるチームには「ラッキーボーイ」が登場するというのはどのスポーツでもよくある話。そして、大森が宇佐美の同級生というのも何かしら天の演出を感じずにはいられない。大森の活躍に刺激を受けて、宇佐美が復活する。大森のアシストで宇佐美がゴール。

うむ。やっぱり見える。ナビスコのお菓子をたくさん持ってヒーローインタビューに答える宇佐美の姿を。「WE ARE REDS」の声援が響く浦和ゴール裏にえげつないシュートを決める宇佐美の姿も。

関連記事:【Jリーグ第3節】ベガルタ仙台-ガンバ大阪@ユアスタ




違法視聴がJリーグを潰す -無料でJリーグを観ている貴方へ-

「今日のJリーグを無料で観れるサイトを教えて下さい」

ツイッター上で頻繁に見かける一文である。無料で観れるサイト=違法サイトであるという認識はないのだろうか?そして、その違法視聴が貴方の愛するJリーグを苦しめているという自覚は?

■違法視聴がJリーグを潰す理由

違法視聴がなぜJリーグを苦しめるのか?それは「Jリーグにお金が入らなくなるから」である。

Jリーグにとっての大きな収入源の1つが「放送権料」。そして、その放送権料を払っている会社はJリーグをTV番組として有料で販売している。もしくは、無料で放送して多くの人に視聴してもらう事を前提にTVCMを流す権利を法人に販売している。つまり、違法視聴がJリーグを苦しめる流れはこうだ。

「違法(無料)視聴をする人が増える」→「Jリーグを放送している会社にお金が入らなくなる(有料視聴者が増えない。TVCMを流す権利が売れない)」→「Jリーグの放送権料を払えなくなる」→「Jリーグの収入が減る」

Jリーグの収入が減ればどうなるのか。当然、各クラブへの配分金は減り、選手の給料は今以上に少なくなるだろう。そうなれば才能ある選手の海外流出は止められないかもしれない。大物外国人選手も獲得できないだろう。放送権料が減った分をチケット代値上げでカバーするという考えになるかもしれない。J2~J3クラブの収入を考えれば、クラブの存続に直接的に影響してくる可能性すらある。

違法視聴をしているサポーターほど「Jリーグの放送権安すぎ」などと呟いているのだからたちが悪い。違法視聴がJリーグのコンテンツ価値を下げている自覚を持つべきだ。サポーター間では「チケット転売問題」に対しての問題意識は相当高いようだが、正しくお金がJリーグ(クラブ)に回らないという点において違法視聴の方がより深刻な問題じゃないかと個人的には思っている。

インドネシア BIGTV
今年2月に行ったインドネシアの有料TVポスター。東南アジアではサッカーの有料視聴は非常に人気とのこと

※関連記事:【書評/読書感想】「Jリーグ再建計画」(秋元大輔)