【ナビスコカップ第6節】ベガルタ仙台-ガンバ大阪@ユアスタ

【ベガルタ仙台 1-0 ガンバ大阪】

好不調の波が大きすぎる。先日のリーグFC東京戦しかり、今節の仙台戦しかり、前節までの良い流れを全く感じさせない内容の試合をしてしまうのはなぜなのか。好調が慢心を生むのか、連戦でのコンディショニングが下手なのか。個人としても前節好プレーのリンスはいいところなしで前半途中交代でまた一歩後退。昨シーズンの立ち上がり失点芸といい、失敗を繰り返す傾向は本当にどうにかして欲しい。中断前の最後の試合がこんな凡戦になるとは。

■そもそも今日はどういうスタンスで戦おうとしていたのか

予選突破の可能性がない仙台にモチベーションで負けた感すらある試合。「メンタル」とか「モチベーション」って言葉は敗因を探る上では危険な言葉だけど、それでも今日は試合に挑むスタンスに疑問がある。試合中のピッチレポーター曰く、「ガンバは全員が引き分けではなく、勝ち点3を狙いにいっている」。ただ、その言葉とは裏腹に実際は残り25分以上ある状態で長谷川監督は丹羽を入れようとしている。明らかに引き分け狙いの采配で、直後に失点という皮肉。試合の流れをふまえての判断という事は理解できるのだけど、その守備的なメンタリティは選手達の気持ちとシンクロしているのか非常に不安になった。

まあ、予選突破という事を考えれば大量失点をしなければほぼOKという状況でもあったので、0-1という結果を無難と捉える事もできる。ただ、何も進歩・成長を発見できない試合を観るのは寂しい。今日の収穫は一体何だ?

P.S.チームの調子と岩下のキレ芸の迫力は当然反比例するので、今日はめちゃくちゃ恐かった。怒られている時に岩下と目を合わさない選手がちらほらいる気がするけど、岩下には試合後のフォローもセットでお願いしたいところ。

【ナビスコカップ第5節】ガンバ大阪-FC東京@万博

【ガンバ大阪 3-1 FC東京】

先週も立ち上がりさえ集中すればこれくらいのスコアになったんや!・・・・という事で無事リベンジ成功。しかし、宇佐美はシュート上手過ぎだなぁ。今後、長谷川監督が監督としてのキャリアがあまり輝かしいものにならなかったとしても、宇佐美をFWに抜擢した事だけで永遠にガンバサポの中では名将であり続ける。倉田のボランチも久々に観れたし、サッカーの試合なのに岩下VSエドゥーの総合格闘技対決も観れたし、ナビスコカップは毎回お得感があって楽しい。

■リンス、後半戦に爆発の予感漂わせる

今節のM.I.P.はリンス。今シーズンベストパフォーマンスでは。周りを上手く使える用になった事が今までのプレーと違った点だと思うけど、何か掴んだのだろうか。そういうプレーが続けば、今節もあった個人でのドリブル突破も活きてくるし、好循環を生み出せる。ここ10年くらいの左に偏ってきたガンバの攻撃の歴史が今年は、米倉、大森、そして、リンスと右からの崩しが(も)魅力的な選手が揃って変わるかもしれない。

新刊された「フットボールチャンネル」で本田圭祐をミランのチームメイトやOBが語るという特集があった。本田が今年クラブチームでは活躍できなかったのは誰の目にも明らかだと思うけど、彼らは皆「時間が必要。長い目で見るべき」や「練習姿勢を観れば来シーズンは活躍できる」といった主旨の言葉を残していたのが印象的だった。同じ事はリンスにも当てはまる。日本では初めてのプレーであり、我々も長いスパンでリンスを応援する必要があるなと考えていたところでの好パフォーマンスだったので意外な喜びだった。

歴代活躍したガンバ助っ人外国人は皆、Jリーグクラブからの移籍である事を思い出そう。エムボマみたいな例外はともかく、レジェンドであるアラウージョもガンバ所属前年の清水では大した活躍はしていない。今節も好パフォーマンスだったジェソクの去年のプレーを考えてみても時間が必要である事は明らか。リンスが実力者であるのは垣間見れるプレーから間違いなさそうなので、この中断期間の最大のテーマは「リンスの融合」なのかもしれない。

P.S.ちなみに本田がミランで活躍する上で必要なのは「時間」に加えて、「文化(言葉)を知る事」という意見もあった。リンスは大阪の文化と関西弁はどれだけ覚えたのだろうか。この中断期間にリンスは万博公園のフリマでも行けばいいと思うよ。関西弁と同時に大阪の値引き文化を学べる。

【ナビスコカップ第4節】ガンバ大阪-鹿島アントラーズ@万博

【ガンバ大阪 2-1 鹿島アントラーズ】

内容的にはJリーグ第6節で鹿島とやった時と大差ない・・・というか、それ以上にやられてた感すらあるけど勝利。今年はナビスコカップの勝負運があるのかもしれん。ただ、その運を引き寄せているのは強い気持ちなのかなという気もしてる。ナビスコは若手が出てる試合が多いゆえか、内容はともかく、お兄さん達がリーグ戦より責任感をもって戦えてる印象がある。倉田なんて今節だけでどんなけダッシュ繰り返したんだろう。倉田に関してはキャプテンマークを巻くと運動量が20%増しになる特殊能力を持っているのではないだろうか。

勝敗は紙一重の差だからね。最後の最後までファイトした結果、相手のシュートが数センチずれたり、ワンテンポ遅れたり・・・気持ちで勝ちとった勝ち点3だと思います。今日はナイスゲームでした。

■井手口、更なる成長のきっかけに

そんな中で井手口個人としては非常に厳しい試合に。ファーストプレーから全く試合に入れず。ミスパスをした後の切り替えも遅かったし、心身ともに準備ができていなかった印象。岩下が恐かったのだろうか。前半途中交代という残念な結果になったけど、それがチームとしては敗戦につながらなかったのは不幸中の幸い。そういう意味では井手口は「もってる」と前向きに捉えよう。むしろ、彼の途中交代で「奴に責任を負わせる訳にはいかない!」的な心意気で奮起した選手もいた・・・・・かもしれない。いて欲しい。彼にとって数年後に「あの試合後、僕の中でサッカーに対する意識が変わった」的なコメントを残せるようなきっかけとなる試合になればいい。まだまだ若いし、誰も君を責めない。次の出場機会でのプレーに期待。

という事でそろそろ私は決勝トーナメントのスケジュールを手帳に書き込む事とします。

【Jリーグ第14節】FC東京-ガンバ大阪@味スタ

【FC東京 3-0 ガンバ大阪】

キックオフからの3分間で2失点って・・・私、ウイイレ以外ではこんな経験をした事がございません。あの2失点で心が折れまではしないものの、ひびは入ったよね。連勝の勢いが無に。”魔境”味の素スタジアム恐るべし。しかし、この昨年から続く「立ち上がり失点芸」は何が原因なのか。集中力の欠如?連勝による慢心?それとも気分はワールドカップ?私も試合前にスタジアムで売ってたシュラスコ食べながら「ワールドカップ楽しみやねぇ」なんて余裕をかましてる場合じゃなかった。

味スタ シュラスコ

■自滅

前半立ち上がりの2失点が全てのゲーム。あれを逆転できるチーム力が今のガンバにはない事を薄々感じながらの応援はなかなかタフだった。仮に立ち上がりの2失点の原因が集中力の欠如であるならば、その失点で失ったものもまた集中力。イージーなパスミスの数は今シーズンワースト。こういう試合でこそ引っ張っていって欲しい存在であるヤットや岩下という選手にもミスパスが出て・・・負のスパイラルでもがき苦しむ地獄の90分。途中交代の岩下がベンチで暴れていなかった事が不幸中の幸い。

3失点目後は良いボールが入らない事に苛立ったか、負け試合でのブラジル人プレーヤーよろしく宇佐美が個人での打開を挑み続け、ヤットはパスミスを続け、サポーターは特に偏った判定をしていた訳でもない主審にブーイングをし続けた。そこには「団結」も「チーム」も存在せず、早く試合終了の笛を鳴らして欲しいとすら思った。明らかに今季ワースト。

最低の気分でリーグ戦中断。今ちゃんのメンタルダメージがW杯に影響しない事を祈ってる。

【書評/読書感想】「日本サッカーの未来地図」(宮本恒靖)

本書はツネ様が「FIFAマスター」に入学してから卒業するまでの10ヶ月間の学びをまとめた一冊。スポーツに関する「歴史」、「経営」、「法律」というFIFAマスターのカリキュラムに沿う形で章立てされており、最後にツネ様の今後のキャリアプランやサッカーに対する想いがまとめられている。

自分の応援するクラブのOBを通じて「FIFAマスター」というサッカー界における最前線の学びを少しでも知る事ができたのは本当にありがたい。こういう存在がサポーターと世界の距離を近づけてくれるし、サポーターの視野を広げてくれる。スタジアムでの感動をきっかけに「もっとサッカーを日本の文化に根付かせたい」というFIFAマスターへの参加動機も選手とサポーターという立場の違いこそあれ強く共感できる。いつかFIFAマスターで学んだ知識をガンバ、Jリーグで活かしてくれる日が来る事を願っている。

日本サッカーの未来地図

■ツネ様の次のキャリアは?

本書での個人的な最大の発見はツネ様が「指導者」というキャリアも視野に入れていた事。FIFAマスターの例も含め、どちからかというとビジネス寄りなセカンドキャリアを歩んでいくものだと勝手に想像していたので意外だった。もし今後Jリーグの監督になる事があれば、歴代日本人Jリーグ監督の中で最も視野の広い監督になるのではないだろうか。

基本的にクラブは「フロント」と「現場」という形で分かれがちだけど、両方の視点を持てる監督が就任したらどんな効果があるのだろう。本書の中でもツネ様自身が色んなアイデアを出している「地域貢献」をもっと継続的に深く選手達が関わっていくかもしれないし、それが選手達のセカンドキャリア確保につながるかもしれない。選手補強にはクラブマーケティング色が加わってくるかもしれないし、ツネ様の存在自体が新たなスポンサーを獲得するきっかけになる気もする。選手出身としてクラブのコンプライアンスも遵守されるだろうし、他スポーツとのコラボレーションも生れるかもしれない。

もしくは、ガンバユース一期生としての経験もあるし、「ミヤモトフットサルパーク」を立ち上げた実績からも育成・普及の道を歩む可能性もありそう。第二の上野山信行誕生。本書でも子供達の環境を整える事が日本におけるスポーツ文化を成熟させる上で重要であるという考え方が書かれている。

どのようなキャリアを歩もうがツネ様の考える力やリーダーシップがあれば成功するはず。本書を読んで今後の活躍にますます期待したくなった。

【Jリーグ第13節】名古屋グランパス-ガンバ大阪@豊田

【名古屋グランパス 1-2 ガンバ大阪】

さほど「ガンバ大阪VS西野監督」がフィーチャーされた感がない一戦。数年前であれはこの対決に期待するのは「馬鹿試合」。4-3・・・否、5-4こそ両者の対決には相応しい。ただ、そんなプレビューは皆無。チーム状態、長谷川監督のスタイルを考えれば当然。時の流れの早さに多少の寂しさも感じつつ、クラブの中に残る「西野イズム」は少しずつ確実に少なくなっている・・・そういう事なのだろうと思いながら愛知県に向かいました。

トヨタスタジアムゴール裏

■長谷川ガンバ、再スタート

結果はスコア以上に完勝。ボールロストが少なく、個々でも仕掛けられる前線の組み合わせになった事で三人目の動きが増えた事が要因だと見てる。結果、サイドバックが上がるシーンも増え、今ちゃんも前線に上がって攻撃に厚みを出せ、ヤットのボール捌きもよりスムーズかつ効果的になり、ガンバらしいポゼッションサッカーになった。

このポゼッションは連戦&炎天下という状況で通常以上の効果を発揮。体力的に厳しくなった名古屋相手に交代カードが躍動。元気いっぱいに駆け回る大森は攻守に無双状態。佐藤も終盤の苦しい時間帯に起点になりつづける&安定の前線からの守備で貢献。決定機を外した事を差し引いても今シーズンベストパフォーマンス。

上記の「ガンバらしい」という表現は私以外のガンバサポの間でもこの試合の感想として使われていたけど、その「らしさ」がさしているものは2011年以前の西野時代のガンバサッカーである事は自明。やはりベースはそこにある。今節を観て、前言撤回。10年間の蓄積が簡単になくなるはずがなかった。今日のサッカーをベースにどういう+αを付け加えていくのかが長谷川ガンバのミッション。主には就任会見でも話していた守備部分。5-4ではなく、3-0のサッカー。今節におけるヤットのポジショニングに代表されるように各選手への守備への意識付けはだいぶ浸透されつつある。

選手が揃い(層は薄いけど)攻撃の形が甦りつつある今、攻守において長谷川ガンバの目指すサッカーの構築の再スタート。タイミングが良いのか悪いのかリーグ戦は中断期間前残り1節。3連勝締めで後半戦につなげよう。

P.S.岩下のフェイスガード日焼けが心配です。

上坂商店 豊田市
スタジアム付近のお団子屋さん「上坂商店」

上坂商店 五平餅
注文を受けてから焼いてくれます

関連記事:【書評/読書感想】「勝利のルーティーン -常勝軍団を作る、習慣化のチームマネジメント-」(西野朗)

【Jリーグ第12節】ガンバ大阪-徳島ヴォルティス@万博

【ガンバ大阪 3-0 徳島ヴォルティス】

徳島には申し訳ないけども、勝って当然の実力差ゆえに3-0でも「復活」とか「逆襲開始」とか言って浮かれてはいられない。この勝利をきっかけに次どんな試合をするのかが大切。久しぶりに高いポゼッション率の試合が出来た事で攻撃の良いイメージを思い出すリハビリになればいいなというのが試合総括。

■宇佐美の相棒探しの行方

今シーズン初スタメンの宇佐美はさすがの動き。フィニッシュもチャンスメイクも・・・ガンバに足りない動きを全て補ってやろうという意気込みを感じた。一人二役・・・いや、三役。ナイターで気温が低いという状況も良かった。個人的な宇佐美ハイライトは後半のクロスバー直撃のシュートシーン。リンスの大振りシュートに見慣れてしまったがゆえに、あの振りの早さ(コンパクトさ)の衝撃度は大きかった。チャンスではないシーンをチャンスにしてしまう。そして、結果もしっかり残す。現在のチームにおける紛れもない「スペシャルワン」ですよ、あなたは。

FWに軸が出来た事でスタメン固定化→連携強化の流れにもっていきたいところ。今日の出来を観る限りはリンスのFW起用は一旦終了。長谷川監督的にはヤットFWを守備的側面でも本当は希望しているのかなと推測するけど、陣容を考えるとボランチ起用に落ち着きそう。ウッチー(明神)か倉田(佐藤)かの選択でもあると思うけど、後者の方が今の状態なら期待感は高い。ヤットボランチの場合、徳島戦では致命傷にならなかった今ちゃんもヤットも両方バイタルを空けちゃう部分をどう修正するかが引き続きのポイント。武器と弱点は表裏一体。降格シーズンで松波さんが連呼した「バランス」を探る旅へ。

【Jリーグ第11節】横浜F・マリノス-ガンバ大阪@日産

【横浜F・マリノス 2-0 ガンバ大阪】

この「どうにもならない感」は2年前にも経験したような・・・。なんでJ2での準備期間があるのにこんなサッカーになってしまうのだろう。序盤戦にも関わらず前節終了時には長谷川監督からメンタル的な修正のコメントまで出てきて・・・こ、これは末期症状ではないよね?「宇佐美復帰」という立て直しにおける最後の切り札を半分切った状態でも改善の兆しを感じないのは確かではあるが・・・辛い。辛すぎるぞ。

スカパーDAY 平畠さん
今節は「スカパー!Day」らしく、平畠啓史さんが試合前にPRされてました

■リバウンドメンタリティ

「殴られないと目が覚めないガンバ」は今は昔。殴られたら即ノックアウト。長谷川監督のメンタルケアが功を奏したのか前半こそ気持ちを感じるプレーを多々感じるものの、リードされてからの停滞感は柏戦から改善なし。「またか・・・」という感情はここまで負けが続くと避けられない。いわゆる負け癖。そして、0-2でメンタル崩壊。体を張れない、一歩が出ない、動き出しが遅い・・・続く負の連鎖。ラッキーパンチでも一点返せば・・・前半の決定機を決めていれば・・・マリノスの状態も大概だったのでそう思わない事もないけども・・・。

しかし、今考えると「殴られないと目が覚めない」チームって凄いな。どんなメンタリティだよ。チーム力がスバ抜けてないとありえないメンタリティだと思うのだが、こういうのって所謂「精神的支柱」みたいな選手がいれば変わってくるものだろうか。よし、中断期間に幡戸にオファー出すか。

・・・・と、何を書いていいのか分からないチーム状態なので、特に根拠もなければ、何も生まない精神論を書いてみました。