【書評/読書感想】「一流のリーダーたちから学ぶ勝利の哲学 今すぐ実践したい指導の流儀」(長谷川健太)

我がガンバ大阪の監督である長谷川健太さんと各スポーツ界の名将と呼ばれる方々との対談本。清水エスパルス監督時代に優勝できなかった事を背景に対談を通じて指導のヒントを得ようというコンセプト。本のベースは静岡のTV番組「スポーツパラダイス」。長谷川健太監督は基本的には聞き手のため、「長谷川監督、指導の極意」という感じの内容ではない。ただ、対談から長谷川監督の考え方は垣間見る事はできるし、他スポーツ業界からヒントを得るという姿勢はオリジナリティある指導を求める上では大切な事。対談形式なので読みやすく、2時間あれば一冊読み終える事ができるので応援遠征の移動時間にでもどうぞ。

一流のリーダーたちから学ぶ勝利の哲学 今すぐ実践したい指導の流儀

■長谷川監督が重要視するポイント

この対談がきっかけになっているかどうか分からないものの、いくつか既にガンバで実践している指導法も登場。例えば、ラグビー清宮克幸さんの「有言実行」。目標を明確に伝える事で選手に本気度を感じてもらうというもの。今年のガンバもシーズン前に「シーズン通算勝点90」と、「リーグ全42試合を6つに区切って、1クールの7試合で勝点15」という明確な目標設定をチーム内外に伝えていた。

ちなみに、本書の中で長谷川監督から何度も語られるワードがあって、それを各名将にぶつける事で確認をしているかのようにも読めた。そのワードとは「献身性」。「自己犠牲」とか「勤勉さ」などと言葉は変わるのだけど、基本的には同じような意味合いで使われてる。日本人のチームを強くする上でキーワードとして考えているみたい。

あとは「気持ち(の強さ)」。元清水の岡崎の名前がちらほら出てくる。技術はないけど気持ちの強さは持っていた岡崎の急成長は長谷川監督にとって印象的な出来事だったよう。こうやって考えると武井あたりはもっと長谷川監督に使われてもいいような気がするけど、また違った重要視するポイントがあるのかも。

他にもマンネリを生みださない選手起用もポリシーとして持っているようで、選手の入れ替えは積極的に行っていきたいとの事。世代交代とかチーム力を底上げする意味では長谷川監督は適任なのかもしれない。同時に監督として1クラブに留まるのは3~4年がベターと考えているような事を示唆する部分もあり、長谷川ガンバはJ1での2、3シーズン目あたりが勝負年と考えてチームの成長を見守るのも1つの楽しみ方。

一方で練習法としてのマンネリは必要という考え方。本書に収められている中で一番面白かった斎藤孝さん(明治大学教授)との対談で出てくる話題で、「完全に型が身につくとクリエイティブになれる」という斎藤さんの言葉に長谷川監督自身が勇気をもらっている様子。同じく斎藤さんの「追い込む」指導法にも感銘を受けているようで、斎藤さん曰く「若い子は従順だから、指導者が高い水準を設定し、課題をどんどん与えていけば着実に成長していく」。確かに藤春、宇佐美あたりは信じられない成長を見せそうだけど、西野&ウッチーあたりは実好コーチのフォローが必要な気もする。

とまあ、細かい事は色々と書かれているのだけど、結局行き着く所は「コミュニケーション法」。人間力と言うか、モチベーターというか、チームマネジメントは人対人の仕事なのである意味の結論。チームに指示を送る時も印象的なワード(例えば、オフト監督の「トライアングル」、西野監督の「タフ」・・・は違うか。)を考えているようで、監督には豊富な語彙力も求められる。サッカーバカにはできない仕事で、優秀な選手が優秀な監督になれない理由はこのあたりにあるのかもしれない。

この本は清水の監督退任後の対談だけど、清水サポが読んだらまた違う感想になるんだろう。この本を読んだり、ガンバのサッカーを見ている清水サポに長谷川監督についての意見を色々聞かせてもらいたい。そんな長谷川監督への興味を深めてくるガンバサポ必読の一冊。

※関連記事:
【書評/読書感想】「Jクラブ強化論」(田中直希)
【書評/読書感想】「サッカーライターになりたい」(佐藤俊)

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【J2第38節】徳島ヴォルティス-ガンバ大阪@鳴門大塚

【徳島ヴォルティス 1-5 ガンバ大阪】

「なると金時」を食べながらを書いてます。行ってきました、徳島。

一泊二日の旅+本日は有給休暇。試合に勝っても遠征の疲労が残るアラサーの私は月曜有給を連発するダメサラリーマンなのです。今回の遠征はそれなりに長くなっているJリーグ遠征の歴史の中で初めて和室(かんぽの宿)に泊まったり、徳島遠征のはずなのに試合前日は香川県・金刀比羅宮にガンバの勝利と、金運アップと、縁結びと、健康と、会社の人間関係と・・・etc.をお祈りに行ったりと、J2遠征恒例の観光色が強い遠征になった。

また来年からは特に観光的な興味は既に失っているJ1遠征の日々が続くので、こういうシーズンも悪くない。日本再発見の一年なのであります。そんなシーズンもいよいよ終盤。結構短かったなぁ。(※試合以外の遠征記は「ロス7写真館」で!)

鳴門海峡

■より多くの人から応援してもらうために

試合内容に関しては「宇佐美すげぇ」の一言で片づけても60%くらい試合を総括できる。Jリーグのハイライト番組を観ていても上位に来るチームはゴール前での個のクオリティが高いチームが中心なので、来シーズンに向けては宇佐美に加えてもう1人クオリティの高い外国人FWが入れば何だかんだでガンバも上位にいける可能性はあるんじゃないかと淡い期待を抱いてる。また、そんな宇佐美を攻守においてバックアップできそうな佐藤も復帰。古巣である徳島戦で復帰できる佐藤は「持ってる男」として来シーズンの逆襲に期待したい。

ところで、J2アウェイ恒例になりつつある試合後、相手サポからの「ガンバサポ半端ねぇ」的な賞賛。試合後のツイッター等でこの手の感想を見ると当事者として「遠征に行って良かった」となんとも勝利と同等くらいの充実した気持ちになるのだけど、もっと応援を大きくできると思った出来事に徳島遠征では出会えました。

早朝のポカリスエットスタジアム

1つ目はゴール裏を中心に配布されているチャントの歌詞カード。徳島戦のチケットは即完売だった事もありゴール裏はコアサポまみれかと思っていたら結構な数の人が歌詞カードを受け取っているのに驚き。歌詞カードは毎試合、一定数の人がもらいに来ているようなのでガンバサポ増加はまだまだ続きそう。そして、この試合では緩衝地帯をはさんでガンバゴール裏の隣にいたホーム自由席のお客さんにも警備員を通じて歌詞カードが配布された様子。警備員的には完全にマニュアル外の行動だったと思うけど、こういう粋な対応はJリーグサポーターの数を確実に増やす。警備員グッジョブ!

2つ目はゴール裏での大旗。試合中、コールリーダーの1人がゴール裏中段で大旗振ってたサポに旗を振る場所を変更させたのだけど、あれはナイス判断だった。昨日は風が強かったから大旗がすごくなびいちゃって、旗で試合が観れないのはまだしも、単純に旗があたって痛いという状態だったから場所を変えた方がいいのではというのは皆思ってたはず(旗を持っているサポが周りのサポに一言言えない事も雰囲気を微妙なものにしてた)。ハーフタイムにはそのコールりーターが「気が付くの遅くてごめんね」って付近のサポーターのところに来て謝罪してて、こういう行動の積み重ねがゴール裏での一体感を生みだすなーって。歌詞カードもって歌っている様な層は旗が痛くて試合に集中できない経験なんて衝撃だっただろうし。

ポカリスエットスタジアムアウェイゴール裏

ゴール裏って「応援に伴う犠牲はやむなし」の空気感が共有されているから、明らかに改善すべき事でも誰も口にできず、表面化しない事が多々ある気がする。だからこそ、ゴール裏で決断できる立場にある人の常識的な判断はゴール裏発展の上で生命線。「連合サポ」と「一般サポ」(この分け方が正しいかは分からないけど)の間に溝ができるような出来事は毎年数回発生するけども、想いは同じなので今回のような出来事が沢山積み重なって更なる一体感が生まれ、J1の他サポからも「ガンバサポ、半端ねぇ」と言われる時が来たらいいなと思っております。

※関連記事:【J2第30節】ガイナーレ鳥取-ガンバ大阪@とりスタ


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悲劇的敗戦がもたらすもの

「負けたら何も残らない」
「勝たなければ意味がない」


敗戦後、選手やサポーターからよく聞かれる言葉。ある意味で正しいのかもしれないけど、敗戦がもたらすものもあるはず。「失敗は成功のもと」という言葉がある通り、進化は経験の積み重ねでしかない。特に「悲劇」と表現されるような敗戦は「歓喜」への糧となる。負けてもサッカーは続く。悲劇的敗戦で流した涙は次へと向かう第一歩のエンジンとなる。

・・・・なんてな。

Number風の文章で締めようかと思ったら意味不明な表現になってしまった。最後にもう一度チャレンジしよう。今回は「悲劇的敗戦がもたらすもの」について考えるエントリ。

■ドーハの悲劇が日本サッカー界にもたらしたもの

こんな事を考えたきっかけになったの「ドーハの悲劇」をテーマにした雑誌「Number」を読んだがゆえ。当時の日本代表選手達にドーハの悲劇とは何だったのかを語ってもらっているインタビューで構成されているのだけど、ゴンちゃんが面白い表現でドーハの悲劇を表していた。

『劇薬』

現状のJリーグ人気に比例しない日本代表人気は「ドーハの悲劇」がきっかけであるのは間違いなさそう。実力差が明らかなW杯アジア予選で未だに中毒的に日本中が盛り上がれるのはあの経験があったから。

悲劇的敗戦が凄いのはそれが世代を越えて語り継がれるという点。W杯最終予選のゴール裏で応援しているサポーターの多くはとても若く、20年前の「ドーハの悲劇」をリアルタイムでは経験できていないはずなのに共有できているし、その共有はサッカー観戦の醍醐味である「(スタジアムの)一体感」を生みだすのに大きな役目を果たしていると思う(※共通理解が生みだす一体感については別エントリ「JリーグサポーターがWEBで情報発信をする意義」で)。

■弱い時代も応援したからこそ経験できたカタルシス

悲劇的敗戦がもたらす効果をもう1点。

日本代表にとって「ドーハの悲劇」があったからこそ、ジョホールバルでの勝利が「歓喜」になったように、悲劇的敗戦は勝利の味を格別なものにしてくれる作用がある。そういう意味でガンバ、レッズ、グランパスというJリーグ開幕から悲劇ばっかり経験してきたサポーターは最初から強かったアントラーズや東京Vや、勝ち過ぎているジュビロやマリノスよりも初優勝の喜びは大きかったと思うのだけど・・・どうかね?(比較のしようがないが)

ちなみに、我がガンバ大阪の2005年リーグ初優勝までの道のりは寸止め悲劇の歴史でもある。まず思い出すのは2002年1st12節のジュビロ戦@ヤマハ。勝てば優勝に一気に近づく上位直接対決で後半30分過ぎて4-2だったのに、あれよあれよとロスタイムに同点ゴールをくらって延長戦。相手は退場者を出して1人少ないのに延長で勝ち越されてThe end.「ガンバは弱いままなのか・・・」という失望感レベルではガンバにとって最初の悲劇はこの試合ではないかと思ってる。当時高校生の私はTVの前で「ガンバサポやめてやる!!」くらい苛立った事を覚えている。確かこの試合を境に都築がスタメンを外されて、ぶちギレて西野に干された結果、ガンバを去ったというおまけ付き。

リーグ優勝した2005年もナビスコカップでは、決勝でヤットがPKを外すという当時では信じがたい悲劇で敗戦。リーグ戦も優勝が決まる直前の3試合は3連敗で首位はセレッソという悲劇目前状態。「まだ勝てない時代は続くのか・・・」という絶望感と半分同義の圧倒的不安と戦いながらの優勝だったゆえに優勝決定の瞬間は「カタルシス」と呼ぶにふさわしい感情爆発(解放)だった。(余談ながら、優勝した2007年ナビスコ決勝はスタメン紹介時に煽りVTRとして2005年ナビスコ決勝の映像が流されて、多くのガンバサポが試合前なのに泣くという事件も発生している)

優勝トロフィー

■負けている時こそスタジアムに行くべき

そろそろ話をまとめる。言いたかったのは、色んなものに当てはまる真理だと思うけど、辛い時期、我慢の時期を経験するのと、しないのでは歓喜の瞬間に感じる喜びの大きさが違うって事。勿論、辛い時期を経験している方が喜びは大きい。

結論:勝てない時期の応援は、未来の歓喜への投資となる

なかなかJ1に昇格できない、毎回大一番で負ける、常に降格争い・・・一部のクラブを除いて大多数が苦渋のシーズンの繰り返し。ただ、良くも悪くもJリーグは多くのクラブに優勝(昇格)のチャンスがあるリーグである事を考えれば、苦しい時期の応援という投資がいつか還元される可能性は高い。だから、応援しよう。だから、スタジアムへ行こう。

敗戦の連続で枯れた心が歓喜の涙で潤う、その日まで・・・。

【J2第37節】ガンバ大阪-カターレ富山@万博

【ガンバ大阪 3-1 カターレ富山】

「GAMBA FAMILY」の藤春インタビューで本人が「試合後は疲労で倒れこみたい」といった趣旨の発言をしていたのだけど、それはつまり「全力を出し切れる」と同義で、実は無限のスタミナを持っている事よりも重要な才能なんじゃないだろうか。高いポテンシャルを感じつつも、それがパフォーマンスにつながらない選手は数知れず。

そんな藤春しかり、倉田、宇佐美・・・次世代のガンバを支えるべき選手達が皆、全力を出し切れる強いハートを持っているキャラクターなのは頼もしいなと試合後のインタビューを読んでいても感じる。そして、そんな選手を指揮するのが長谷川健太監督というのも相性悪くない。今のガンバは強くはないけど、2~3年前より未来を感じる。数年後を見据えて試合を観る・・・そうすれば穏やかな心も併せ持てるかもしれない。そんな新境地に至りつつあるJ2の秋なのであります。

■メンバー変更の功罪

負けたけど内容には改善が見られた天皇杯・大宮戦の流れをふまえてのスタメン。唯一の失点はセンターバック西野とボランチ今野の連携ミス(元凶はヤットの雑なバックパスだけど)という事でネガティブに作用した部分もあるものの、天皇杯もない、京都に迫られているとはいえ、昇格もほぼ決まっている中で最優先は来シーズンへの投資。そういう意味でも意味あるスタメンだった。

高さで跳ね返せる西野はJ2レベルでも高さでやられ続けた事を考えれば使って育てるべき存在だし、逆にロチャはヤットがFWで使われていたり、将生が途中出場している事を考えると来シーズンはいないかもしれないなぁと思ったり(契約はどうなっているんだっけ?)。

「2013ガンバ完成形」はサポーターの中で好んで話されるテーマの1つだと思うけど、守備では岩下の復帰、攻撃では大森-倉田-宇佐美の連携に厚みを持たせてくれる(と期待される)佐藤の復帰が来年を見越しても一度見てみたい組み合わせ。昇格Xデーとして可能性が高そうな京都戦あたりで披露されると、ある程度の期待感と共にシーズンを締めくくれるんだけどな。

P.S.来週の徳島遠征は久しぶりにビジネスホテルではなく「かんぽの宿」をJリーグ遠征としては初利用させて頂きます。

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【ロス7写真館♯11】栃木遠征(栃木SC)

夏頃には栃木戦で昇格が決まる可能性もあるかもなーなんて思っていたんだけど、気が付いたら3位京都との勝ち点差が8ですか。当初予定になかった40節京都戦のチケット買いましたよ。例の如く争奪戦。会社行く時間ずらしましたよ。まあ、そんな文句も言いつつも、11月上旬の京都・・・悪くないな。みたいな。関西出身のくせに秋の京都とかあんまり行ってなかったから。LCC使いまくり、関西空港行きまくりの秋到来。

そんなこんなで特に何にも観光はしなかった栃木遠征の「ロス7写真館」を。ツイッターを見てても、餃子以外の写真はあんまり見かけなかったし、関東サポはもちろん、関西サポも日帰りコースだったんですかね。栃木県さん、ガンバサポがあんまり地域貢献できずにすいませんでした。

※栃木戦、試合に関するエントリはこちら。過去のロス7写真館のエントリはこちら

健太餃子(宇都宮)
うちの監督とは無関係だと思います

グリーンスタジアム シャトルバス
宇都宮駅からスタジアムへは無料シャトルバス

グリーンスタジアム風景
グリーンスタジアム周りの風景

グリーンスタジアム開門待ち列
開門待ちの長蛇の列

グリーンスタジアムゆるキャラ
ゆるキャラがお出迎え

栃木県グリーンスタジアム
栃木グリーンスタジアム

グリーンスタジアムゴール裏
ゴール裏からもまずまずの観やすさ

グリーンスタジアムデザイン
時代を感じるデザイン

グリーンスタジアム屋根
メイン側には屋根も

グリーンスタジアム一枚岩チキン2
名物スタグル「一枚岩チキン」

グリーンスタジアム一枚岩チキン
名物ゆえに皆、写真撮ります

グリーンスタジアムグッズショップ
例の如くガンバグッズショップは大盛況

ガンババス@栃木グリーンスタジアム
選手到着

宇都宮みんみん
試合後は当然餃子で締め


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【天皇杯3回戦】大宮アルディージャ-ガンバ大阪@熊谷

【大宮アルディージャ 0-0 ガンバ大阪】

緊張感高まると涙腺が弱くなるのかPK合戦中は毎回半泣きになり、声を出せなくなる自分が少し恥ずかしい。残念ながらPK負け。「PKは運だから仕方ない」という意見はごもっともだけど、ヤットのような高成功率キッカーが存在する事や、今日の試合もDFの選手が外している事を考えると運が全てではないのも事実。PK練習しよう。トーナメント大会の敗戦は感傷的になる。終わってしまった虚しさが続く。ACLに行きたかった。そして、今年の12月暇決定。

熊谷スポーツ文化公園陸上競技場1
絶好のサッカー観戦日和


■今日のガンバは好チームも・・・

前節の反省+久々のJ1相手って事で集中した好ゲームになった。立ち上がり含め120分間無失点は、ガンバにしては球際もしっかりいけてた事と、西野+丹羽、武井+内田の組み合わせのバランスが良かった結果。特に久しぶりにスタメンの武井は「復活」という言葉が適当かはともかく、時間に比例してプレーに遠慮がなくなり、攻守に存在感を増した。そんな武井らの「積極性」を感じるプレーが停滞気味だったガンバを活気づけたと思うし、ヤット+武井の組み合わせ復活は今後リーグ戦で試す価値がある。

攻撃面でも倉田、大森、宇佐美が積極的に仕掛けるプレーを続け、良いリズムを生み出した。倉田-藤春のコンビも復活。120分を通じてガンバの時間帯が長かったゲーム。ただ、今日のガンバは「好」チームも、「強」チームではなかったのも事実。抽象的な表現になったけど、具体的には攻撃に変化をつけれる選手は不在だったし、フィニッシュを任せられる選手もいなかった。つまり、点が取れるチームではなかった。

倉田、大森、宇佐美と同じようなリズムの選手ばかりだったところにフタを入れたのは攻撃に変化をつけたい表れだったはず。フィニッシャーという部分ではロチャがベンチに控えていた中で起用しなかったのはスピード感のある展開で、流れ自体は悪くなかったのでスピードのないロチャを入れる事で逆にリズムを失うリスクを考慮したってとこか。ただ、残念なのはロチャの代わり(?)に入った川西はハードワークは出来るものの、フィニッシャーとしての脅威はまるでない事。・・・今日の展開ならパウリーニョの起用は期待感あったのでは。パウは何でベンチに入っていないんだっけ?また怪我?

熊谷スポーツ文化公園陸上競技場ピッチ1
トラックはあるものの、傾斜があるので観にくくはないスタジアム


とまあ、悪い内容の試合では無かった事は確か。ただ、失礼ながら現状の大宮の状態を考えると、勝てなかったという事実にフォーカスを当てた方が良い試合なのかもしれないとも思う。・・・うむ、取りあえず昇格しよう。ACL(天皇杯優勝)を口にするのは早かった。

P.S.試合後の熊谷駅行きのシャトルバスは過去最高の待ち時間。長蛇のバス乗車待ち列に対して待機バス0台という状況に列整理のアルバイト君は途中から声を発するのを放棄していました。

熊谷スポーツ文化公園陸上競技場バス待ち列
一番最後の人は試合後、何時間後に熊谷に戻れたのだろう・・・


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【ロス7写真館♯10】松本遠征(松本山雅)

J2で過ごす1年間もいよいよ終盤戦。今年はサポーターでなければ行かなかったであろう地域に行けて、色んな地域のサッカー熱を体感させてもらっています。熱量という意味では地方(田舎)クラブはJ1にはないものを持っていて、よく使われる「おらが町のクラブ」の雰囲気を体験できたのは財産になる。で、その熱量が伝播して更なる熱狂を生みだしているのが先日お邪魔した松本山雅。J2にもこんなクラブがあるんだと衝撃だった。

今回のロス7写真館は松本遠征。アルウィン、松本城、街並み・・・どこを切り取っても絵になる。またいつかJ1で遠征できる事を期待しつつ・・・・。

※松本戦、試合に関するエントリはこちら。過去のロス7写真館のエントリはこちら


松本駅(長野)
今回の遠征は往路は夜行バス。早朝に到着!

アルウィン 松本駅シャトルバス看板
初アルウィンの人にもやさしいシャトルバス乗り場案内

松本駅アルウィンシャトルバス停2
どこかな~どこかな~

アルウィン外観1
松本駅から30分。シャトルバス到着。アルウィン発見!

アルウィンサブグランド 
アルウィン隣のグラウンドではベンチ外メンバーとユースが練習試合

アルウィン正面入場ゲート
アルウィン正面ゲートには開門数時間前から長蛇の列

アルウィンゴール裏 
ガンバゴール裏からの景色

アルウィンゴール裏傾斜
ゴール裏は傾斜もあってナイススタジアム

アルウィンの空
試合当日の天候はくもり

アルウィン ぶどう旗
長野といえば。ワインも美味しい

アルウィン お土産
スタジアム入口で頂いたお土産

アルウィンスタグル
スタジアムグルメのスペースは大混雑

アルウィン スタジアムグルメ1
名物・山賊焼を購入

アルウィン入口絨毯
入口には松本山雅の絨毯

松本山雅 スポンサー
地元の色んな企業に支えられてます

アルウィン パラグアイメッセージ3
アルウィンは2002年W杯パラグアイ代表来日がきっかけで建てられたとか

アルウィン パラグアイメッセージ1
上條君、メッセージ性強過ぎるよ

アルウィン パラグアイメッセージ2
こらっ!

松本山雅サポメッセージゲーフラ
殺気立った雰囲気とは無縁のアルウィン

アルウィン シャトルバス待ち列
シャトルバスに長蛇の列

松本カエル2
試合後は松本散策。カエルが有名らしい

松本カエル
色んなタイプのカエルがいます

松本城天守閣
さあ、いよいよ

松本城3
どーん!

試合後に行った松本城
見る角度によって全く違う顔をみせる松本城

松本駅そば
最後は駅そば


関連記事:「アルプス一万尺」の歌い方 ~アウェイサポーターとして松本遠征を経験して~

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【J2第36節】栃木SC-ガンバ大阪@栃木グ

【栃木SC 4-2 ガンバ大阪】

餃子がそこまで美味くなかったとなると今回の栃木遠征での収穫を見出す事は非常に難しい。ガンバサポとして「宇都宮みんみん」ではなく「健太餃子」を食べれば違った結論に至る事ができたのだろうか。しかも、宇都宮は社会人なりたての若かり頃にサイクルロードレースの「ジャパンカップ」「モータースポーツ」の仕事で頻繁に来ていた土地という事もあり、道すがら当時の辛い想い出が甦ってきて少し憂鬱になった。そして、会議が多い月曜日、口臭も心配である。

健太餃子(宇都宮)

■モチベーションのつくり方

立ち上がりの失点芸はもはや無形文化遺産としてユネスコに登録されてもおかしくないレベル。完全に保護対象です。J2クラブの皆さん、最初の15分間は70%の力加減でお願いします。アウェイで前後半共に立ち上がりに失点されちゃJ2でも勝てる訳が無・・・この「J2でも」というメンタリティが抜けきれていない気がする。今日のプレーに必死さは感じない。昇格がほぼ見えた状況になってからの怒涛の失速は何を物語るのか。倉田、岩下、佐藤・・・怪我人が復帰して「秋には完成形ガンバが観れる!」なんてはしゃいでいた時期が私にもありました。

立ち上がりを除いたとしても内容的に2-4は妥当。「球際」、「(攻守の)切り替え」といったサッカーの基本であり、最重要でもあるポイントでことごとく完敗。共に意識次第で解決できる要素も多いポイントだけど、ここで後手に回るシーンが多かったのは栃木と比べてこの試合にかける想いの強さが弱かったからではないのか。報道されていた選手間ミーティングでの遠藤キャプテン「猛ゲキ」の効果なし。

一方で、栃木は選手達へのメンタルへのアプローチに成功したのであろう。試合後の栃木・松本育夫監督のコメントが興味深い。

(前略)たとえ試合結果がどうなろうとも、前もって集まるお客さんの数は分かっていたので、その方々に感動を与えられると。それが男の仕事だと。期待されたものに対して、それに応えるのが男の仕事。メンタル面を選手たちに、この1週間では強調してきた。 (※J'sGOALより引用)

松本育生監督はモチベータータイプの監督なのか?勝負師というよりも教育者的なイメージが強く、心に響く言葉を発する事は出来そう。昨日の栃木は予想外に暑かったのだけど、最後まで栃木SCがファイトできた裏にはこういう秘密があったのかもしれない。そりゃ、三都主も足つってまでスライディングで守備しますわ。

とまあ、優勝争い、残留争いと色んな終盤戦を経験してきましたが、まさか今年も終盤戦恒例の「精神論」を書く事になるとは思わなかった。

栃木県グリーンスタジアム

P.S.スタグル「一枚岩チキン」のスタジアム内完食率を教えてください。食べきれんだろ、あれ。


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【読書感想】Jリーグクラブの広報活動について

自分が勤めている会社では毎年1回、「自分のキャリアプラン」に関してのアンケートが実施される。「○○部に行きたい」、「土日が休める部署に行きたい」、「○○に出向したい」・・・etc. 色々書けるのだけど、入社以来1回も欠かさずに書いている希望部署があるのです。

「広報」

大学生の頃は「メディア文化」を学び、同じく大学生の頃からこのブログを開始させ、SNSが本格化し、TVの会社に就職し、前ガンバ広報・ペナ子女史の仕事に一喜一憂して早10年以上。色々な形での「コミュニケーション」がずっと傍にある生活。根底にあるのは「良きモノを広めたい」という想い。ずっと興味を持ち続けているテーマ。

直近ではJリーグの「2ステージ制、ポストシーズン制」導入等の改革案が批判されているけど、批判の一因となっているのがサポーターに正しく周知されていなかった点。そんな話題のテーマの裏キーワードでもある「広報」。広報部を志すJリーグサポーターとして、広報を勉強するには良きタイミングと想い、一冊の本を読んでみた。

広報がダメだから社長が謝罪会見をする.jpg

いわゆる「PR」がメインテーマとして扱われているのだけど、ガンバ大阪を想像しながら読んだので、ガンバ、Jリーグを具体例に気になったポイントを数点ピックアップ。

■記事になりやすいネタの提供

つまり、我々サポーターが欲している情報と同義だと思うけど、PRの主目的はスタジアムへの来場者数を増やす事である事が多いはずなのでマニアックでもいけない。思い出すのは大阪ダービーの舌戦。西野の「来いよ、見せてやるよ」の名言は来場者数を増やしたはず。サポーターを煽ってくれる記事=良いネタって事かな。

■底辺拡大を狙う

この本には「バレーボールのミーハー化」について書かれていて、バレーボール選手の女性誌への取材対応やアニメ化でファン層を拡大した事例が掲載されてます。この手法は賛否両論あると思うけど、Jリーグが2ステージ制にしなきゃいけないほど切羽詰まっているのであれば手段は選んでられない。キンチョウスタジアムは柿谷露出の効果もあってか今、若い女性で沢山埋まっているらしいけど、対抗してガンバもヤットとガチャピンコラボをもっと連発して子供の来場者を増やそうじゃないか。スタジアムの雰囲気がすごく心配だけど・・・・。

■メディア人脈を広げよ

ネタの面白さを判断するのは記者。仲の良い人から教えて持ったネタと、全く面識がない人から教えてもらったネタとどっちが面白いと判断されるか・・・って話。ガンバは今年から広報が変わってるけど、前任者がメディアとどういう関係性を築いていたは知らない。ただ、ガンバはツネがいて、ヤットがいて、今ちゃんがいて、宇佐美がいて・・・とメディア露出に関しては、他クラブと比較しても好景気が続いている気がする。だからこそ、この先不景気がこない事を祈りつつも、「備えあれば憂いなし」なので好景気の今だからこそメディアの人には親切にしておいて損はない。エルゴラ番記者にマクドナルド差し入れしよう。

■透明性

隠し事はファンを失うって話。悪い事の隠蔽は後から分かった時に批判されるだけでなく、その後の信頼回復もとても大変。Jリーグ2ステージ制問題もこれに当てはまる。オープンにしないから、変な憶測やネガティブイメージが先行した。ガンバで思い出すのは昨年の最終節ジュビロ戦後のサポーター居残り問題に関して、現地ではサポーター全体に対してサポミを開くと言いながら、翌週に一部コアサポと密談して、密談内容はオープンにされぬまま対応が決定したと報道された事。これには本当にガッカリきた。一部サポーターと話すのは全然構わないけど、事前にそれを伝え、中身をオープンにすべきだった。裏で変な約束をしているのではと不信感を持った。こういうのもスタジアム募金が苦戦している理由に少なからずつながっている気がするなぁ。

■不祥事対応

重大な不祥事ってJリーグ全体でも記憶にない。Jリーグクラブの場合、サポーターが起こした何かしらの問題に対する対応がこれに当たるんだろう。ガンバの場合、直近だと・・・ロアッソの首取物語?クラブとして、どういう対応がベストだったかはさておき、まず求められるのは対応スピード。最近はSNSの普及で情報拡散早いしね。ロアッソの件に関しては対応が後手に回ったイメージは持っていないけど、こういうのはサポーターとの普段のコミュニケーションが大切になってきそう。そのあたりってどうなんだろうね。クラブとサポーター(連合)はお互いにどこまで干渉し合っているんだろうか。

■情報リーク

Jリーグの2ステージ問題も誰かしらがリークしたからこそ表沙汰になった。サポーターに知らされないまま決定していた可能性もある訳で、意義のあるリークだったと思う。クラブレベルではクラブから戦略的にリークされる情報ってあまり想像つかない。選手の契約交渉で代理人が「○○からオファーがきている」的なリークでクラブとの交渉を有利に進めるのは常套手段だと思うけど、逆のパターンもあるのかな。お互いにハイリスクな気がしない事もないけど。


とまあ、本に紹介されているテーマをガンバ(Jリーグ)に当てはめて考えて(紹介して)みた。ただ、ガンバに当てはめながら読んだ事が、本来の目的である自分の会社でのキャリアプランに役立ったかどうかは分からない。う~ん・・・次の部署移動はJリーグへの出向でお願いします。

※過去の書評記事はコチラ

※関連記事:タコツボJリーグの心地良さ ~強行される2ステージ制への移行を前に~
※関連記事:JリーグサポーターがWEBで情報発信をする意義


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