【読書感想】「BBBビーサン 15万円ぽっちワールドフットボール観戦旅」

こんばんわ。2週間ぶりの更新。この2週間で色々Jリーグもニュースがあったけど、個人的な一番ビックニュースはツネの神戸移籍かなぁ~。出場機会を求めての移籍だからガンバに戻ってこないのは仕方ないとはいえ、数年前までクラブのシンボルであり続けた選手が他のクラブのユニフォームを着ているのは全然想像できん。けど、この移籍にネガティブなものは全く感じない。神戸で頑張って欲しい。ツネ自身も話してたけど、サポーターにとってもツネはガンバにとって特別な選手だし将来的にはガンバに何らかの形で戻ってきてくれると信じてるけどね。色んなクラブを知ることは将来のガンバにとってもいいことだ!・・・と長期的な視点でこの移籍を捉えてみました。とりあえず今年の神戸戦はレアンドロがツネをちんちんにするんでヨロシク!

で、今回は読書感想。推薦図書ではないのであしからず。Jリーグがない週末は寒いのもあって家に引き篭もって本を読む時間が長くなっております。

「BBBビーサン ~15万円ぽっちワールドフットボール観戦旅~」 竹田総一郎

B(ビール)B(ボール)B(貧乏)がテーマの観戦(旅行)記。15万円という編集部から与えられた限られた予算で目的地に行き現地のサッカーを観戦&実戦(プレー)する事で感じた事、思い出した事をダラダラと書いてある本。サッカーの本というよりは旅行日記に近いかも。吉崎エイジーニョの二番煎じ感は正直ある。ぶっちゃけ吉崎エイジーニョの「俺もサッカー海外組になるんだ」の方が断然面白い。ただ、この手の本好きなんだな。サッカー旅行とか楽しくない訳がない。色々外国での苦労はあるんだろうけど、その苦労をもろともしないサッカーへの愛情がどっちの本からも溢れてる。向こう見ずな感じが、サッカー馬鹿な感じに強い共感を覚えずにはいられない。このブログも戦術うんぬんというよりはこういった旅行記テイストな内容に変化していきたいとは思ってたタイミングでであったのもよかった。

この作者は本文から読み取るにそれなりのプレイヤーだったみたいでこの本でもプレイヤーとしての視点がメイン選手としての自分がまだ色濃く残っていて、それがこの本の特徴でもある。ただ、サポーター(見る側)としてのキャリアが少ないゆえサッカーの見方が非常に偏ってるし、他の人のサッカーに対する考え方(見方)を受け入れるキャパが小さい頑固な印象。勿論、応援している特定のクラブもある訳じゃなく、サポーターに対する理解はない。というかサポーターという存在が嫌いみたい。サポーターとしての立場もプレイヤーとしての自分と同じくらい大きくなった自分にとっては違和感を感じる文章もたくさん。本文中にJリーグについて書いた章があるんだけど、この章だけで他の面白い章が台無しになった気もした。

Jのサポーターについて

「オフサイドもベッケンバウアーも知らないサッカーかぶれたヤツらが、詐欺でもないのにオレオレと真似事のサンバを踊っているスタンドに抱いた嫌悪感くらいだ。Jリーガーにはなりたかったけど、あいつらに応援されるのは嫌だ、とすら思っていた。(中略)あれはスポーツじゃなかった。Jリーグというお題目のただの興行だった。(中略)2000円も3000円も出してオレオレするくらいなら、WOWOWやスカパー!に入ってエビス飲みながら自宅でヨーロッパサッカー観てたほうが楽しい。(中略)競技者としてサッカーやってきてた人は少なからず思っている気がするのだけれど、「こいつらホントにサッカーわかるのか!?」と彼らを疑ってかかってしまう。」(中略)でも、知らないのはまだいい。もっと根底にあるのは「ホントにサッカー好きなのか!?」という疑問だ。

日本語の乱れはともかく、偏見というかなんというか・・・。ブログだったら炎上するであろう内容。体僕自身この章の途中で本を捨てようかと悩んだ。どうしてそんな風に思うのか理解できないけど、こんな風に考えているJリーガーがいたらサポーターとしては辛いね。何をもって「サッカーをわかる」なんて書いているんだろう。何をもって「ホントにサッカー好きなのか!?なんて書いちゃうんだろう。戦術がわからなかったら声を出して応援したらダメ?興行としてJリーグを見たらダメ?そんなの自由でしょ。僕自身ゴール裏に位置どってホームもアウェイも遠征するようなガチガチのサポーターとしてのキャリアはまだ数年だけど、作者ほどのキャリアはないにしろ選手として見ていたJリーグよりサポーターとして見ている今のJリーグの方が何倍も楽しいけどね。サッカーではなく地元を応援しているみたいな感覚でJリーグを見るのも全然ありだと思うんだけど。というか、Jリーグの理念ってそういうものも含めているんじゃないんかな。

作者がサポーターというものに不信感を抱くようになったのはゴール裏で応援を強制された経験がきっかけらしいけど、それは他でもよく聞く話。あえて2つに分ける表現をするのであれば「サポーター」と「ファン」の温度差は大きく、最初は戸惑う事もあるでしょう。ただ、その戸惑いがきっかけで熱く応援する事を嫌いになるのは本当にもったいない。作者はある意味被害者なのかもとは思った。

作者は鹿島サポの弾丸ツアー(05年VSガンバ大阪)に参加する事でサポーターに対する認識を少し改める。最終的には弾丸ツアーの参加者を見てクラブ愛、サッカー愛を感じて、ビールを飲むため、ストレス発散・・・さまざまな理由でスタジアムに集まるサポーターを良しとして、Jリーグはもっと面白くなるという文章で締められているんだけど、どういう理論でその結論に達したのか不明。開幕時のサポーターとの比較をしているけど、過去のサポーターもクラブへの愛が全くなかった訳ではないだろうし、クラブ愛・サッカー愛とビール・ストレス発散がどうつながるかが分からない。ちゃんと明記されている過去のサポーターとの比較として、サポーターのハーフタイムの会話のレベルがあがった事を書いているんだけど、こんな事を書いているあたりまだまだ偏った見方しかできないんだなと思った。ハーフタイムの会話のレベルなんてどうでもいい。Numberとかサカダイのコピペみたいな会話をして欧州とJを比べながらサッカーを冷めた感じで観る奴より、りサッカーを全然知らないけど一生懸命声だして応援している奴の方が好感を持てるけどね、俺は。

この章の最後にあえてという前置きありでJリーグは海外と比べて愛が足りない。拡声器を使って応援するのはみっともないとかあるけど、お前には言われたくね~。海外にいって色んなサッカーのありかたを知っているはずなのになんで母国のリーグをそんな風に見ちゃうんだろうね。より良いものになって欲しいという願いもあるんだろうけど・・・海外サッカーはJリーグと比べてそんなに魅力的なのかな。1回欧州行きたいね。

論理的であるなしはともかくも自分の意見がしっかり出ているのはこの本の特徴。Jリーグの章以外は同じサッカープレイヤーとして同意するところも多く楽しめる。海外での出会いやプレーを通じて、サッカーを通じて自分の人生を省みたり、これからの人生を考えている記述は他人事ではないような気もして考えさせれた。海外に出ることで自分が日本人である事に気がつくのはよくある話で、外に出る、普段出会わない人と会うとか殻を破る行動をする事で色々再発見・成長というか自分の考えが整理されていくんだなと改めてこの本を読んで考えさせられました。サッカーあんまり関係ない結論になっちゃってるけど。笑。

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天皇杯決勝 VS 柏レイソル

天皇杯決勝

ガンバ大阪VS柏レイソル
            1-

得点者

116分:FW 11 播戸竜二


あけましておめでとうございます。今年は幸先のいいスタートがきれました。播ゴールは涙なしには見れなかったでしょう。全国民が泣いたはずです。一部情報によるとこのゴールの映画化が決定したとかしないとか・・・。少なくとも俺は播ゴールの後、声が出にくくなった。久しぶりに感動したゴールだったなぁ。ベンチの盛り上がり方も半端なかったしね。終わりよければ全て良しじゃないけど、播も気持ちよくシーズンオフに入れるでしょう。播をはじめ、選手の皆さん!今シーズンお疲れ様でした!

と、いう事で天皇杯決勝に行ってきました。大阪に帰っていたため始発の新幹線で出発、9時くらいに千駄ヶ谷門に着いた時には人いっぱい!開門が9時半(キックオフは14時)なだけに9時はちょい到着が遅いかなとは思ってたけど始発の俺より早い皆さんは関東在住?それとも夜行バス組?年々、席・チケット争奪戦が激しくなっているのは嬉しい様な大変な様な。キックオフ2時間前には座る席なかったもんね。謎の緩衝地帯が設けられた事もあってか席がない人たくさんいたし、ビッククラブのサポーターの宿命だねぇ。笑。

天皇杯決勝の前には全日本女子の決勝・日テレーINACもあって「生」沢さん・荒川を初めて生で見ました。荒川に関しては播ちゃんよりポストプレー上手かった。笑。結果は4-1で日テレが勝ったんですが実力差があり過ぎて全然面白くなかった。沢さんも得点しても全然喜ばないし。日テレは女子サッカー界の中で昔のヴェルディとか巨人みたいな感じなんかね?ちなみに試合終了後は日テレサポの隣に位置していたガンバサポにも選手達が挨拶に来てくれました。ノリがいい関西人の僕たちはチャントなどで選手達を祝福すると日テレの選手からも「ガンバガンバ大阪ガンバ」のチャント返しのプレゼント!選手がはけた後には日テレサポーターとコール合戦もあったりしてお正月らしい和やかムードで試合前の時間を過ごします。てか、日テレベレーザのサポーターの方はヴェルディのサポーターも掛け持ちしているんだろうか?それともペレーザ専門?ガンバ大阪に女子クラブが出来たら応援に行くかな~・・・う~ん、行かない気がするなぁ。

で、試合。

もっと耐えて耐えての試合になるのかなと思っていたけど、案外五分五分の展開。前半は相手の前からくるプレスに多少苦しんだ事もあって決定機も数本作られたもののそこは天皇杯覚醒中の藤ヶ谷ですよ。反射神経パワーアップ中でらしくない(笑)ファインセーブでチームを救ってくれます。天皇杯のMVPは藤ヶ谷じゃないかと個人的には思ってる。攻撃は明神やチン君の積極的なシュートとかもあったけど0-0で終了。チン君は移籍が噂される柏が相手なだけにいつも以上に頑張った?

後半はそうとう苦しむんだろうなと思っていたら柏のプレスがストップして意外にもガンバがポゼッションする展開に。よくわからんけどフランサ入ったからプレスが機能しなくなった?いつもよりよく走ってる気もしたけど。ただ、相手ががっつり引いてきた事もあってポゼッションするだけで決定機はつくれず。このあたりは来年外国人選手達が解決してくれるはず。逆に必然的にカウンターをしかけられる事も増えて07年元旦決勝のレッズ戦を思い出す。柏はフランサが後半から入った事で攻撃は確実にボールが収まり、的確なパスがでる起点が出来た。あのフランサのというかボールタッチは何度見てもJリーグの中では異次元。ただ、Jリーグクラブはどこも同じ課題があるのかと思うくらいフィニッシュの部分で脅威となる選手はおらず、0-0のまま延長戦へ。

延長に入っても膠着状態は続く。選手交代はこの時点で0。播を入れて欲しい気持ち半面、結果を出し続けている山崎を代えるのも勇気がいる。難しい決断だったと思うけど、延長後半ついに今日のヒーローとなる播戸投入!全然結果残せていないのに異常に高まる播への期待感。盛り上がるゴール裏。播投入後は選手達が播にゴールを取らせようとしているのを感じたし、播自身もゴールへの意欲がオーラがガンガンに伝わってきた。ボールのもらい方とかはザキさんの方がスムーズなんだけど、播はこの試合ゴールだけを意識してるように見えた。サイドに流れることなく、常にゴール前に位置。その結果がゴールに繋がったんだろうね。一回目のシュートのこぼれがもう1度播の前に転がってくるあたり播が何かもっているとかしか思えない。ゴールへの気持ちがそうさせたんだろね。ゴールの瞬間の本人の喜び方、ベンチの喜び方、ゴール裏の喜び方は単なる決勝の決勝点以上のものがあったよ。今シーズンの不振は全部このゴールへのフリですか?笑。

結果、そのまま1-0で試合終了。天皇杯優勝。来年のACL出場権獲得。最高の形で今シーズンを終えることができました。今シーズンはパンパシ、ACL、天皇杯の3冠。素晴らしいシーズン。来シーズンはJリーグとACLの2冠が目標かな。そして、クラブワールドカップでバルサとやれたら来シーズンでの勇退が噂されている西野も思い残す事はないでしょう。

今シーズンお疲れ様でした。今シーズンも素晴しい1年ありがとうございました。

元旦決勝

P.S.キックオフ前、犬飼氏がスタジアムアナウンスで紹介された時に起こったブーイングは笑った。「サッカー批評」最新号で秋春制について犬飼氏がお客さん(サポーター)的には夏場の観戦より冬場の観戦の方がいいんじゃねぇ?的な発言が載ってたけど、個人的には夏観戦の方が断然いい!冬観戦は風邪ひくから!夏観戦は風邪ひかねぇから!夏観戦の方が喉に優しいし。
あと、「サッカー批評」&犬飼つながりで今回の「ゴール裏 センチメンタル合唱団」というコラムに書かれてあるベストメンバー規定についての文章は秀逸!是非一読あれ!

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