【2nd 第10節】湘南ベルマーレ-ガンバ大阪@Shonan BMW

【湘南ベルマーレ 1-2 ガンバ大阪】

試合に出続ける事の重要性を感じる一戦だった。

序列がパトと入れ替わった感のある長沢は2得点という結果もさることながら、それ以外のシーンにおける貢献度が明らかに増していた。以前から効果的だった守備の献身性に加えて、攻撃面でも潤滑油的な役割を果たしていた。長沢がチームに合わせるようなれたのか、逆かは分からないながら、以前は多少の異質感もあった長沢のプレーがチームの意図にしっかり組み込まれている。

一方で途中出場のパトはリード展開におけるカウンター要員というシンプルなタスクもこなせない試合が続く。得意だった裏抜けも周りに合わせようとする気持ちが空回りするのか、迷いのある動き出しで出し手と呼吸が合わないシーンが短い出場時間の中でも数回。

DFでは昨年は「4番目の男」だったジョンヤのパフォーマンスについて。最も求められる対人の守備で最後まで体を寄せる事が出来ている事がまず素晴らしいし、課題であったビルドアップも力が抜けてスムーズになっている点に試合勘も重要性を感じる。岩下ほどチャレンジングではないながらも、前半戦では選択しなかったであろう中距離の浮き球でのパスや、ダイレクトではたくシーンもあり周りが見えてきている感がある。

そして、西野である。久しぶりに守備固め要員として試合終盤に出場。空中戦の跳ね返しを求められての起用だと思うがミッションをこなせたかは微妙なところ。まあ、DFの途中出場ほど難しいものはなく、メッセージ的にもチームを「受け身」のメンタリティにさせる采配が西野的にもチーム的にも効果的だったのかは大いに疑問ながら、レギュラー奪取へのアピールにはつながらなかった印象。

結局、試合に出続ける事が最も成長につながる中でベンチの選手が序列を逆転させる難しさを痛感している。ただ、それゆえそれを実現させつつある長沢には最大限の賛辞を贈りたいし、そういうチーム内の競争こそがチーム力を向上させる。パトリックや西野の力が必要になる時は終盤戦こそ可能性は高くなるし、そこでのパフォーマンスがチームの1年を左右したりするもの。3冠シーズンにおける佐藤やリンスというベンチの時間が長かった選手達の活躍をガンバサポーターは忘れていない。

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【俺のホーム飯】「新大阪駅内グルメ(やまもと/だるま)」(ガンバ大阪/市立吹田サッカースタジアム)

駅内グルメは馬鹿にできない。特に新大阪のような大きな駅の中に出店するためにはそれなりの実績が必要だ。つまり、駅内グルメには保証がある。

新大阪駅の新幹線改札内には「大阪のれんめぐり」というフードコート風なスペースがあって、大阪を代表する有名店5店舗が営業している。時間がなかったり、有名店まで足を運ぶのが面倒という方はここを上手く使ってみてください。


「くくる」は吹田スタジアムで食べてね

その中でも個人的にオススメなのが以下の2店舗。

■店名:やまもと
■URL:http://www.osaka-norenmeguri.com/shop/yamamoto/index.html



お好み焼きではなく、「ねぎ焼き」


シンプルなメニュー。お好み焼きよりあっさり味


目の前で焼いてくれます


ねぎ焼きに卵トッピング

■店名:だるま
■URL:http://www.osaka-norenmeguri.com/shop/daruma/index.html



南大阪の名物まで新大阪で食べられる


セットでも単品でも注文可能


串が揚がるまでは「どて焼き」で軽く腹ごしらえ


キャベツは無料。ソースはもちろん……


二度漬け禁止!


二度漬け禁止はあらゆる場所で告知徹底


新大阪セットは2回に分けて提供


個人的にはキスがオススメ

ごちそうさまでした。

関連記事:【俺のホーム飯】「和楽路屋」(ガンバ大阪/万博記念競技場)



【俺のホーム飯】「千とせ 本店」(ガンバ大阪/市立吹田サッカースタジアム)

気がついたら有名店になっていたローカル店。大阪の観光名所である「なんばグランド花月」の裏に立地するゆえに吉本芸人による口コミで認知度が高まった。「肉吸い」とは肉うどんのうどんの代わりに半熟玉子を入れた食べ物。元々は二日酔いの芸人がうどんは重いからうどん抜きを頼んだ事が発祥だとか……。大阪の「粉もん」に飽きたアウェイサポーターの方にオススメの大阪グルメ。

■店名:千とせ 本店
■URL:http://www.chitose-nikusui.com/chitose/



肉吸いは小玉とセットで食べるのが美味しい


場所は難波。NGKの裏


大体混んでいるので並ぶ覚悟を


一応、うどんメニューもあるけど…


大半のお客さんが肉吸いを注文


大量の肉を吸う!間違いない!


しょうゆうこと

ごちそうさまでした。

関連記事:【俺のホーム飯】「大阪トンテキ」(ガンバ大阪/市立吹田サッカースタジアム)



【2nd 第9節】ガンバ大阪-ヴィッセル神戸@吹田

【ガンバ大阪 0-1 ヴィッセル神戸】

土曜夜のエンタメとしてはつまらなすぎる。カテゴリー2で4000円。まあまあな外食ができるレベル。そして、夏はイベント盛り沢山。前回の吹田スタジアムでの試合開催日は淀川花火大会と重なった事も影響してか2万人割れ。長谷川ガンバは基本つまらないサッカーなので負けた時の脱力感が強すぎる。これはなかなか慣れない・・・。

最新の欧州サッカー批評のテーマが「80-90年代のフットボールはなぜ美しかったのか?」なのだけど、これを読んだ後に今節のような試合を観てしまうとガンバに関しても2005-2011年の西野ガンバを思い出してしまう。脆くも美しい、エンタメ性溢れるサッカー。まあ、そのサッカーの先にはJ2も待っていた訳であの時代を全肯定する訳ではないけども、間違いなく言えるのは結果の出ない長谷川ガンバのサッカーは最悪であるという事。

理屈ではなく感情的に全く揺さぶられない。試合中にスマホいじっちゃう。正直、自分の中でガンバのサッカーを観る熱力が少し下がりつつある事を感じる。だからこそ、セカンドチームも応援して違う楽しみ方を模索してみたりしているけど・・・。10年を越えてガンバをちゃんと追いかけてきたサポーターには多少共感してもらえる部分があるんじゃないかと思うけど、どうかな。

チームにはサイクルがやっぱりある。昨年が長谷川ガンバのピークだった事を痛感する。それはパトの不振、宇佐美の移籍、岩下の度重なる怪我というネガティブな側面だけではなく、堂安や井手口の台頭や、倉田のボランチでの活躍などポジティブな面からも感じる。チームの賞味期限を伸ばすには西野ガンバにおける「外国人助っ人中東移籍」のような≪刺激≫が必要だが・・・。

来週負けようものならリーグ戦へのモチベーションも少し難しくなる。そうなれば、ACLへむけて天皇杯が最大の目標になるのだろうけど・・・今のチームで出ても勝てないだろうなぁ。スクラップアンドビルド。そういうタイミングだと思う。

関連記事:【書評/読書感想】「PK 最も簡単なはずのゴールははぜ決まらないのか?」(著:ベン・リトルトン/訳:実川元子)



超地域密着とグローバル展開 ~アミティエスポーツクラブを見学して~

アミティエ・スポーツクラブ」をご存知だろうか。関西を中心としたスポーツスクールである。関西を離れて10年近くなるので最近の評判は知らないのだが、関西ではそこそこ知名度があるクラブである。個人的には学生時代の就職活動で入社試験を受けた事があるという縁もある。他社の面接と日程が重なって途中で辞退したが、理念が素晴らしく好感度の高い会社という印象が残っている。

そして、これまた何の縁か現在のアミティエの社長が学生時代にスポーツビジネスについて色々教えて頂いた方であるという繋がりもあり、先日アミティエのサッカートップチームの試合を見学させてもらいに西京極陸上競技場にお邪魔してきた。


パワーアップした西京極の電光掲示板


スタグル「フジヤマプリン」


京都らしく「宇治抹茶」味を選択

アミティエトップチームは現在、関西リーグに所属している。選手はスクールのコーチでもあり、サポーターはスクール生である子供と保護者という実にアットホームなチームである。お弁当を食べながら観戦するゆるい空気感のスタンドで「◯◯コーチ頑張れー!」と子供の声援が飛ぶ光景はJリーグとは違った素晴らしい週末の在り方だった。


現在、関西サッカーリーグ2位でJFL昇格の可能性も


手作りでいい感じのスタメン紹介ボード


入場は無料

ただ、そのスクール活動を軸とした密着感は他者が新しく入りにくい空気感でもあり、蛸壺化となるリスクも抱えているとの事。Jリーグも一時期ゴール裏が排他的であるという批判があったが、コミュニティが強くなり過ぎるというのはどのコンテンツも共通の課題のよう。


試合後に行われる選手との写真撮影会

そんなローカル感溢れるクラブだが、ベトナムに支部がある国際的な一面も持っている。アジア戦略はJリーグだけの話ではないようだ。地域リーグクラブのアジア戦略におけるゴールは何なのかは今度じっくり聞いてみたい。


試合前に行われた熊本地震被害者への寄付金贈呈式。贈呈者が社長(左側)

個人的には上を目指さないローカルで蛸壺なクラブはあってもいいと考える。そういう小規模地域密着のクラブが増える方がJクラブが増えるよりも日本のスポーツ文化的にはメリットが大きいのではないか。Jリーグ昇格だけがゴールではない価値観は今後広がっていくはずだ。

そして、この先、アミティエはどこに向かうのだろうか。やはりアジア展開が気になる。ベトナムの次は検討しているのだろうか。スクールを軸としたスポーツを通じた超地域密着スタイルのアジア輸出?流行りのアジアへのノウハウ提供はトップレベルだけの話ではないのかもしれない。アジアでアミティエのような地域密着クラブが増える…そんな国際貢献の形があったら素晴らしい。



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